6月24日、第5回講座が開催されました。講師は足元から地球温暖化を考える市民ネット・えどがわ(足温ネット)理事の田中優氏。テーマは港区と地球のつながりと関わり「エネルギーと暮らし」
「ピークオイル問題」や「天然ガス・石油争奪による戦争の発生」「六ヶ所村核再処理工場問題」など、圧倒的な量のデータ分析から導き出した独自の論点はどれをとってもうなってしまうものばかりでした。
20世紀は戦争の世紀と言われています。現在の紛争地域は産油エリアやパイプラインの中継地など、全て石油に絡んだ重要な地域と符合しています。エネルギー問題は世界の中心課題なのです。
では、どうすればいいのか?
自分達にできることを田中講師は紹介してくれました。
まずは、「省エネ」をすること。たとえば冷蔵庫を買い換えることによって二酸化炭素を削減できるように、我慢しないことから始めることができると言います。
そして、目標を立て自然エネルギーへの移行を考えていこうと。技術的には既に実現可能な世界に入っているそう。
最後に、楽しくゲームをしながら省エネを体感できる田中講師らが開発した「省エネゲーム」を紹介。そのゲームのファシリテーションの難しさについて触れ、次回講座の「ファシリテーション」について受講生の興味が向いたところで終了となりました。