イネがどんどんと実りを深めてきました。穂先が重くなり、しっかりとコメができ上がってきています。

オーナー田んぼのイネは、ますます順調に育っています。イネ刈りまであと3週間前後という見立てになってきています。
今年は、初夏の時期に好天で高温であったことから、イネの育成が早く、背丈も高くなっています。このため、日本で一番の品質のコシヒカリが取れるとされる里の田んぼでは、イネが高く育ちすぎて倒れる「倒伏」という現象が広がっています。
コシヒカリはもともと背が高く伸び、倒伏に弱い品種とされてきました。このため、背をあまり高くしないで育てることが肝心とされてきました。
しかし、昨今は田植えの時期を勤務の都合で決める日曜農家も少なくなく、早めに植えてしまいたいと言う心理も働いて、以前より田植えの時期が早くなっています。そこに好天が続いたので、今年は場所によっては胸まで埋まるような背丈になった田んぼも少なくありません。

そこに秋になってからの雨が重なって、一気に倒伏。20日の雨で、里の半分近い田んぼが全面倒伏という有り様です。
オーナー田んぼは、田植えを遅くしたのが功を奏し、背丈も平年並み。倒伏は一切ありません。
これからどこまでうまく実っていくか。楽しみです。