集落内を歩いていると、あちらこちらから雪どけ水の音が聞こえてきます。
昨日・今日と、ここ栃窪も春の陽気です。気温は15度以上。洗濯物や布団などを干す人、早く雪をとかしたいと雪かきをする人と、みなさんが忙しく動いています。
道路を歩いていると、道沿いの2メートルくらいの雪のかべから、ポタポタとしずくが滴る音が聞こえます。そのしずくが地面に流れ、小さな側溝にチョロチョロと注ぐ音も聞こえます。側溝の水の量は増していて、その流れる音も大きくなっています。
春の訪れる気配のことを「春の足音」とよく言いますが、雪国では「雪どけの水の音」そのものが「春の足音」なのかもしれません。