10月23-24日、新潟県南魚沼市清水集落で「源木ナメコプロジェクト支援ツアー」を実施しました。2年半前から清水集落が取り組んでいる原木ナメコ栽培の初めての収穫をし、本格的な商品展開などについて話し合いました。
今回参加したのは15人。首都圏や南魚沼市内、さらに山形県から集まりました。
参加者は地元の人たちに教わりながらナメコの収穫をした他、軸とりやパック詰めの作業、そしてナメコ料理作りをしました。加えて、集落へ水を引くための水路にたまった砂利を取り除く作業も手伝いました。清水の人たちの自然の恵みを活かす暮らしを体験した上で、みんなでナメコを軸とした集落の将来計画を考える2日間となりました。
初日はすがすがしい秋の青空のもと、標高1,000mほどのブナ林の中で、ナメコの収穫作業を手伝いました。このナメコは2年半前にコマ打ちをし、自然のままに栽培してきたもので、今年初めての収穫を迎えました。直径5センチ以上ある大きなナメコがつややかに光り、原木にびっしりと生えている姿に参加者は感嘆の声をあげていました。地元の人に採り方のポイントなどを教えてもらい、いざ収穫。ナメコがぬめぬめしていたり、原木と土の隙間から生えていたりして、きれいに採るのはそう簡単ではありませんでした。参加者は「思った以上に手間のかかる作業だ」と話していました。計2時間ほどで2カ所から約30キロを採りました。
また、収穫後は軸とりやパック詰め作業なども行いました。
夜は採って来たナメコの一部をみんなで出し合ったアイデアで料理をし、食べました。地元の定番のナメコ汁、おろしナメコ(大根おろし和え)の他、ナメコとネギのバターソテーや卵とじなどがテーブルに並びました。バターや卵を使った料理に、はじめはけげんな顔をしていた地元の人たちも食べてみると「意外に合うな」と箸が進んでいました。
2日日の午後には、清水のナメコをどのような商品としていくか、ナメコを集落の活性化にどう活かしていくかなどを参加者と清水の人たちが一緒に話し合いました。
清水集落の人たちのナメコにかけた「夢」を聞き、それに応えて参加者たちはさまざまな具体的なアイデアを出していました。
2日目の午前中は集落のライフラインである水路にたまった砂利を取り除く作業の手伝いもしました。幅1m、長さ3−4m、深さ50㎝ほどのところに貯まった砂利をシャベルであげる作業は重労働でしたが、代わるがわるにやって1時間ほどで終わりました。
清水集落源木ナメコプロジェクト支援ツアーは、ナメコを起爆剤に「こどもたちがずっと住み続けられる清水」を作りたいという地域のみなさんの取り組みを後押しする事業です。訪れる人も地域の人も元気になることを目指し、今後も継続して実施する予定です。
【参加者の声】
・木にはりついているナメコをはがす瞬間の感動が忘れられない。あのぬるぬるした感触が特によい。
・ナメコにはまりそう。
・なんといっても水がとてもきれいで驚きました。
・清水の方々、水、ご飯、そして原木ナメコ、、、よどみのないとてもきれいな存在に関わらせていただいた2日間のように思います。
・つやつやしておいしいナメコに込めた集落の方々の思いを夜聞いて、もっと応援したくなりました。
・2日目の作業で水が通ったのは感動しました。
・東京に住んでいると手先がどんどん不器用になっていきます。清水のみなさんがテキパキしていてコンプレックスを感じました。
★清水の源木ナメコの予約も受け付けています。
ご希望の方は、名前、住所、電話番号、メールアドレス、希望の量(500g単位)をご連絡ください。
500g 1,000円(送料別420円) 収穫出来次第お送りいたします。
電話 025-782-5103 メールアドレス tappo@ecoplus.jp