南魚沼に避難されているみなさんに物資を公開しました

エコプラスも活動に加わっている南魚沼市災害ボランティアネットワークでは、4月3日(日)に南魚沼市に避難されてきているみなさんへ支援物資の公開を、塩沢市民センターで行いました。

 

塩沢市民センターの講堂いっぱいに広げられた衣類の支援物資
塩沢市民センターの講堂いっぱいに広げられた衣類の支援物資

南魚沼市には、現在300人を超える方が、市内の宿泊施設や個人宅に避難されてきています。新学期を前にした子どもたちのためのランドセルや体操着、文房具の他、衣類や下着、オムツなど、各方面から協力していただき集まった物資を公開しました。

開場と同時に次々と避難されてきているみなさんが訪れ、生活雑貨や学用品、衣類などを大きな袋や段ボールに収めていました。
たくさん服の中から選んだ服を子どもに当てて「かわいいね、これももらっていこうか」とうれしそうにしている親子、「91歳のおばあちゃんがいるのでオムツは本当にありがたい」と話す女性など、会場はなごやかであたたかい雰囲気でした。

福島県南相馬市から避難されてきた女性は、「小学生の孫が3人いる。他地域の学校になじめるのかとても不安。5月には福島に戻ろうと家族と話をしてはいるが、子どもたちが被曝してしまうのではないかと考えると、どうしていいかわからない」と話していました。

この会の運営ボランティアには地元の中学生10人程も参加し、物資の仕分け作業を手伝ったり、会場に設けらえれた休憩スペースで避難されてきたお年寄りの話を聞いたりしていました。

福島・宮城へ出発する直前の高野、大前と日熊恵一さん。ワゴン車には隙間なく、ランドセルや文具、食料、衣料などが積み込まれました
福島・宮城へ出発する直前の高野、大前と日熊恵一さん。ワゴン車には隙間なく、ランドセルや文具、食料、衣料などが積み込まれました

また、この物資公開と並行し、ランドセルや衣類、食品などの支援物資をいっぱいに積んだワゴン車で、高野・大前と、栃窪集落の日熊恵一さんが、福島・宮城へ向かいました。
3人は、3日の夕方には福島県郡山市の避難所に到着。4日朝からはRQ市民災害救援センターの現地本部のある宮城県登米市を拠点とした活動を始めています。
(南魚沼市災害ボランティアネットワークホームページ。大前からの郡山市の避難所の様子のレポートがこちらからご覧いただけます)
http://www.minamiuonuma.ne.jp

(RQ市民災害救援センターホームページ)
http://rq-center.net