9月7日-9日、早稲田大学の学生を中心とした15名が、神奈川県の丹沢で、仲間と協力しながら自然の中での2泊3日の生活を体験しました。
2011年9月7日から9日にかけて、地元の森林生産組合から特別の

許可を得て、神奈川県秦野市菩提地区にある葛葉川一帯の森でOIJ-WAVOC共催「丹沢プロジェクト」が行われました。参加者は、早稲田大学の学生14名と日本大学の学生1名の計15名。2グループに分かれて、3日間の間、高さ10mを越すヒノキが並ぶ森でキャンプをしながら活動しました。3日間ともに天候に恵まれ、過ごしやすい環境でした。
1日目は、秦野駅から10時過ぎのバスに乗り、菩提原のバス停からは自分たちで地図を見ながらキャンプ地へ向かいました。途中、地元の商店でグループごとに食材を買い出しました。

キャンプ地に着くとまず、生活の場作りに取り組みました。12〜15畳ほどの大きなブルーシート2枚とロープを使ってシェルターを作ったり、大きな樹や地形の起伏などを活かした自然のトイレを作ったりしました。
夕飯作りでは、周囲から集めた木やスギの葉っぱなども使って火おこしに挑戦しました。各自が持ち寄った食材で作る「ヤミ鍋」では、リンゴやせんべいなどの奇抜な具材も飛び出しましたが、皆おいしそうに食べていました。
食後はライトを点けずに暗闇の森の中へ入り、ナイトハイクを楽しみました。森の中で静かに過ごし、自然の光を感じたり周りの音に耳を傾けたりすることで、参加者は自分の感覚が研ぎ澄まされていくのを感じたようです。
ナイトハイク後のふりかえりでは、「人が本来持っている能力に改めて気付かされた」という声も聞かれました。