ブナの丸太をチェーンソーで玉切りに。急斜面での危険な作業なので緊張感があります。
2013年6月16日(日)に南魚沼市清水で、集落住民とボランティア4名、エコプラススタッフ4名が一緒になり、2年後の収穫を願いながらナメコのコマ打ちを行いました。
2013年6月16日(日)に新潟県南魚沼市清水地区でナメコのコマ打ちを行いました。作業は集落住民と東京や南魚沼市内からのボランティア4名とエコプラススタッフ4名で行われ、7000個のナメコのコマを打ち込むことができました。
戸数20,人口57人の少子高齢化に直面している清水集落では村の活性化のために5年前から集落外の人とも一緒にナメコの特産化を目指す取組みを始めています。今年のコメ打ちも東京や南魚沼市の市職員や高校生など4名のボランティアが参加してくれました。
作業は昨年の冬に切り倒しておいたブナの丸太を、チェーンソーで玉切りにし急斜面を転がして収穫しやすい場所に設置しました。地元では、この丸太を斜面に転がす作業を「コロマク」と言い、転がす先に人がいると非常に危険なので「下ろすぞー!」と声を張り上げて行う緊張感のある作業です。設置された丸太に電動ドリルで穴を開けたところに、金づちでコマを打ち込みました。
電動ドリルでの穴開けとコマ打ち作業は効率を考え、分担して行いました。
前日降った雨で足元はゆるんでおり、急斜面では滑らないように踏ん張りながら作業を行い、7000個のコマを打ち終えることができました。
今回打ったナメコは2年後の秋から本格的に出始め、「巻機山源木なめこ 夢清水」として販売される予定です。
今年の秋は、2年前までに打ったナメコが本格的に収穫できます。
以下の清水集落のブログでも作業の様子がわかりますのでご覧ください。
ナメコの駒打ち作業
取り組み始めて5年。コマを打って本格的に出始めるまで2年の年月を要する原木ナメコ。昨年以前の原木に新しい原木が加わりました。
南魚沼市清水集落が村の活性化のために標高1000mの山奥で作るナメコの特産化に取り組んで5年。今年も集落住民とボランティア参加者、エコプラススタッフでコマ打ちを行いました。
コマを打つ作業は一つ一つ金づちで行います。急斜面での作業は危険が伴います。
戸数20,人口57人の少子高齢化に直面している清水集落では村の活性化のために5年前から集落外の人とも一緒にナメコの特産化を目指す取組みを始めています。今年のコマ打ちは東京や南魚沼市職員や高校生など4名のボランティアが参加してくれました。
詳細は以下をご覧ください。
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=1095
エコプラスの役員紹介です。2013年6月の総会で選ばれた7人の理事と1人の監事が、活動全体を見守ります。
役員紹介
〈代表理事〉
高野孝子 早稲田大学教授、英国エジンバラ大学教育学博士(野外・環境教育)
高野孝子代表理事
エコプラスは協働作業の喜びと、みなさんからの励ましで支えられています。どこかでみなさんとご一緒できるといいなと願っています。プロジェクトのアイデアもお寄せください。
〈副代表理事〉
陶山 佳久 東北大学大学院農学研究科 准教授
エコプラスの「エコ」の意味であるEcology(生態学)を本職で研究しております。専門は森林分子生態学で、森の植物の生き様をDNAの分析技術を使って読み解くという研究に携わっており、フィールド(山・森林)とラボ(実験室)の両方を舞台に教育研究を行っています。実はエコプラスのオフィシャルカメラマンでもあります。本職の専門性をエコプラスの事業にも生かしつつ、バランスよく活動していきたいと考えております。
〈理事〉
大前純一 デジタルメディアコンサルタント
高野孝子とヤップ島プロジェクトを始めてから20年目。多くのみなさんの力でここまでやってこれました。環境教育から始まった活動は、持続可能な社会作りへと範囲を広げています。心がけてきたのは、ホンモノであること。時流に乗って華々しくイベントをぶち上げるのではなく、それぞれの地域でしっかりと地に足がついた暮らしを重ねてきた先人の教えを、現代社会に活かしていこうということでした。都市部と農村部の双方をつなぐ本物の学びを一緒に楽しみましょう。
〈理事〉
笠原 仁子
子ども向け、大人向け、小説、実用書、不況の嵐が吹きまくっている業界でひたすら書籍を作っています。高野さんの担当編集者として関わり始め、まったく未知の場所だった栃窪でのTAPPOに参加して、エコプラスの総合力・実行力を実感しました。エコプラスの魅力は現場にあります。会員は必ずどれかの活動にぜひ参加してください。
〈理事〉
グレゴリー・マイケル
コーネル大学公開共同プログラムオノンダガ地区担当都市・地域社会緑化指導員
ニューヨーク州シラキュースで、青少年と環境と職業体験のプロジェクトを行っています。東京の大学院で勉強していた時に、エコプラスと出会いました。エコプラスの「人・自然・異文化」というテーマにひかれました。エコクラブのボランティアと、ワールドスクールネットワークでスタッフをする中で、それぞれの地域に知恵があることを学びました。好奇心を持って知恵を見つけ、暮らしにいかせばいいのです。今年はみなさんとお会いしたいです!
〈理事〉
三吉 正芳
サイバー大学客員教授
「田んぼオーナー」として、栃窪での棚田保全活動で、良い体験を参加者のみなさんや地元の方々と共有できているのが財産となっています。また、経団連・自然保護協議会とのパイプ役(清水地区の生物多様性保全活動の構築)の一部を担っています。昨年はヤップ島研修プロジェクト20周年でした。今年は・・・、新たな企画などを、みなさんと一緒に考え、行動していきたいと思っています!
〈理事〉
渡辺 道雄
国際開発センター営業企画部長、主任研究員
今般、新しく理事になりました。ODA(政府開発援助)の技術協力の一部を担う開発コンサルタントとして約20年間世界各地で活動してきました。
近年、アジアやアフリカでは目覚ましい経済成長が続いていますが、その一方で地球環境も悪化し続けているように見えます。私たちの生活の基盤である環境を保全しつつ、貧困削減や生活水準の向上を図っていくにはどうすればよいのか、そんなことをしっかりと現場に根付いた活動をしているエコプラスの皆さんと一緒に考え、行動していきたいと思っています。
〈監事〉
小川 芳昭 (干支:馬、星座:乙女座、血液型:B型、動物占い:ライオン、過去の輪廻:大石内蔵助)
人類の最高の知識・学問は自然と人の幸せを追求する哲学だと思います。エコプラスが求め提案するものがその「哲学」であることを願っています。
活発な意見が出て、あっという間に2時間が経ちました。
2013年6月11日午後6時半から、東京都千代田区でエコプラスの総会と会員の集いが開かれ、大学生から社会人までの幅広い20人近くが和やかに議論しました。
特定非営利活動法人ECOPLUSの年次総会が2013年6月11日午後6半から、東京都千代田区の神田公園区民で開かれ、前年度の活動の報告と新年度の活動方針に関しての審議、新役員の選任が行われました。
ビデオや写真で昨年度の活動をふり返り、意見を交わしました。
2012年度の活動報告では、20周年を迎えたヤップ島プログラムの大同窓会やヤップからの若者招へいプロジェクト、さらにカナダの大学との共同プロジェクトが紹介されました。
NPO法人設立10周年となる2013年度の事業計画では、ヤップ島やカナダの体験活動のほか、内外の専門家と進めている「地域に根ざした学び」の姿を描き出す作業などを進め、その成果を効果的に発信することなどが説明されました。
報告と計画、それに関わる決算と予算は、正会員47人中、委任状出席者25人を含む計33人の承認で可決。さらに新たな任期を迎える理事として7人が選ばれました。
総会の後の「会員のつどい」では、カナダでの川下りと山登りのビデオなども紹介されました。今年一年インターンをする学生の一人は「いろいろな活動内容がわかり、これからのやる気が高まった」と発言。中学生でヤップ島プログラムに参加した大学2年生も「会議では難しい部分もあったが、未来を担う一員として活動に貢献したい」と話しました。
「地域に根ざした環境学習」モデルの構築事業(PBE事業)の3年目の活動の1つとなる、日本各地での現地討論会の1回目を山形県小国町で行いました。
「地域に根ざした環境学習」モデルの構築事業(PBE事業)の3年目の活動の1つとなる、日本各地での現地討論会の1回目を山形県小国町で行いました。広大な田んぼを抜け、荒川をさかのぼるとそこに小国町があります。1日目は80年近くキリスト教の倫理観のもとで運営されている基督教独立学園を視察し、説明をうけました。続いて、小国町の山口副町長の案内のもと、先進的なアイデアのもと改築したが後に休校となり、現在は芸術家のアトリエとなっている旧小玉川小学校を見学しました。2日目は現地討論会。高野委員がこれまでの2年間について説明したり、山形県金山町でこども園を運営する井上さん、小国町の仁科さんから事例報告を受けた後、「持続可能な社会」「環境教育」「地域に根ざす」というテーマについて議論を交わしました。
The first local symposium was held at Oguni-machi, Nishiokitama-gun, Yamagata from Saturday, June 8th to Sunday, 9th 2013 as one of the third years activities throughout Japan.
The first local symposium was held at Oguni-machi, Nishiokitama-gun, Yamagata from Saturday, June 8th to Sunday, 9th 2013 as one of the third years activities throughout Japan.
On the first day, we went to Kirisutokyo Dokuritu Gakuen, that has Christian ethics for nearly 80 years, and heard the explanation with Mr. Yamaguchi, who is a vice-town mayor. Then we also went and saw ex-Kotamagawa elementary school, that had been closed despite of renovation under advanced idea and now is used as an atelier by an artist.
On the second day, we had the local symposium. Takano explained the activities done in previous two years, and were given case reports from Mr. Inoue, who runs Kodomoen at Kaneyama-machi, Yamagata and Mr. Nishina in Oguni-machi. After that we had discussion under the following themes, sustainable society, environmental education and community-based.
ビオトープ内の藻を除去し、これからますます活動する生き物が住みつきやすい環境に整備します。
2013年度第一回目の活動を6/1-2に実施しました。
4年目となる今年度第一回目のいきもの復活大作戦を6月1-2日に実施しました。
春から初夏にかけてさまざな生き物の産卵や卵も見られました。
1日は、清水住民から集落内の案内を受け、集落裏にあるブナ林を守る意味や、各家に設けられている池の説明などを受け、厳しくも豊かな自然と暮らしの知恵や歴史について学びました。
2日は大明神の木道の再整備とヨシなどの草刈り、ビオトープ内に多くなった藻の除去作業を行いました。同時に生き物観察では、数種のトンボ、ヒキガエルやモリアオガエルなどの産卵活動や卵塊を見ることができました。
詳しくは以下特設サイトでご覧ください。
【清水いきもの復活大作戦特設サイト】
http://ikimono.ecoplus.jp/top.php?lang=ja
For the sustainable and peaceful future