球磨川流域で活動するみなさんと意見交換

エコプラスが進める「地域に根ざした環境教育」のモデル構築事業で、熊本県の球磨川・川辺川流域で活動されるみなさんと意見交換をしました。

 日本で初めての撤去工事が始まった荒瀬ダム
日本で初めての撤去工事が始まった荒瀬ダム

エコプラスが展開してきた「地域に根ざした環境教育」のモデル構築事業で、今年3回目の現地討論会を、熊本県八代市と人吉市で、9月14、15日に開きました。

参加したのは、安藤聡彦埼玉大学教授や木俣美樹男東京学芸大学教授、横山隆一日本自然保護協会常勤理事、佐久間憲生出羽三山の自然を守る会理事長、佐々木豊志くりこま高原自然学校代表、それに高野孝子エコプラス代表理事ら。

人吉市での現地討論会
人吉市での現地討論会

現地では、長年にわたって川辺川ダムの反対運動などに関わってきたつる詳子さんに案内をいただいて、八代湾の河口に広がる干潟から、中流域、そして最上流部の五木村までの川の様子などを視察しました。

中でも中流にある荒瀬ダムでは、日本で初めての本格的なダム撤去作業が始まったばかりでした。数日前には一部を爆破して破壊する作業が行われ、地元新聞に大きく掲載されていました。

意見交換では、地域に根ざす学びを視野に入れつつ、地元で行われているさまざまな環境関係の取り組みの紹介を受け、その上で、地域に根ざすことの意味などを語り合いました。