仲間と一緒だからできた、夏キャンプ

大きな岩を乗り越えて歩いたあと、みんなで集合写真。
大きな岩を乗り越えて歩いたあと、みんなで集合写真。

二日目は割引沢を歩きました。沢に出るまでも、やぶの中や急斜を歩き、さっそくの試練。沢では大きな岩がたくさん転がっていて、水量は多く流れは速く、それぞれ手を出して協力しあわなくては進めませんでした。水がきれいで景色はとても美しく、途中の滝壺では、飛び込んだり泳いだりして楽しみました。
夕方は全員一緒にBBQ。子どもたちがすごい勢いで肉を平らげ、スタッフが慌てる場面も。食べられずに鉄板の上に残った野菜をどうするか、悩ましい時間がありました。
三日目の午前中は、集落の環境保全活動のお手伝いとして、鎌で草を刈りました。元棚田に水を入れ、生き物がたくさん戻ってきた一帯です。トンボやイモリ、タガメやマツモムシ、モリアオガエルなど、たくさんの生き物に触れました。そばの川で水かけっこをして遊んだあと、午後からは火渡り神事(巻機権現火渡り・大火生三昧)の手伝いです。大勢の村人と何人かの山伏に混じって、地面から尖ったものなどをのけたり、結界を張る手伝いをしました。夕方からの神事には最初から立会い、最後は、まだ赤くゆらめいている熾(おき)の上を、全員が一人一人、歩いて渡りました。「暑かった」「痛かった」という声も。いただいたお守りを大事にしてほしいと思います。