「ガイアシンフォニー」カテゴリーアーカイブ

ブナの森で遊ぶ

葉っぱの先から小枝を伝って、最後は幹の表面に川が流れるようになる「樹幹流」が見られました。
葉っぱの先から小枝を伝って、最後は幹の表面に川が流れるようになる「樹幹流」が見られました。
映画の中で「山の長老」と紹介された小野塚高一さん(右)が通りかかり、照れ臭そうな笑いを浮かべていました。
映画の中で「山の長老」と紹介された小野塚高一さん(右)が通りかかり、照れ臭そうな笑いを浮かべていました。

小雨模様となった23日、清水集落の奥にある標高1,000m前後のブナの林の中で、地域の人が取り組む原木ナメコ栽培の様子をみさせてもらいました。

 

748餅まきや星空Bar

星空Bar。小さな明かりだけで、虫の声を聞きながら、雲の間から見える星をみんなで追いました。
星空Bar。小さな明かりだけで、虫の声を聞きながら、雲の間から見える星をみんなで追いました。

訪ねた栃窪集落では、棟上げ式の餅まきに出会い、夜は屋外での星空Barで村人と語り合いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAちょうど棟上げ式があり、餅がまかれていました。まだ柔らかいおモチ、赤いセロファンのひもを通した5円玉、お菓子などがまかれました。

季節の「時」に心をひたす・・・ガイアシンフォニー的南魚沼ツアーが実施されました

第七番のポスターに使われた絶景の棚田で、色づいた稲穂と透き通った空に見とれる。
第七番のポスターに使われた絶景の棚田で、色づいた稲穂と透き通った空に見とれる。

映画「地球交響曲第七番」の舞台の一つとなった、新潟県南魚沼の集落を訪ねる「ガイアシンフォニー的南魚沼ツアー」が2012年9月22日と23日に行われました。
エコプラス代表理事の高野孝子が主人公の一人となった「地球交響曲第七番」の熱烈なファンのみなさんら8人が、9月22-23日に、その舞台の一つとなった南魚沼市を訪ね、黄金色の稲穂が揺れる田んぼの中を走り抜けて、この季節が持つかけがえのない「時」を楽しみました。

雨模様のブナ林の中、しっとりとぬれた木の肌の感触を楽しむ。
雨模様のブナ林の中、しっとりとぬれた木の肌の感触を楽しむ。

参加したのは、首都圏や北陸地方の女性8人。いずれも地球交響曲は一番から七番まで全部を見てきた熱心なファン。今回のツアーの前日も「夜中まで仕事してから、予習のために七番のDVDを見てきた」という方までいるほど。

第七番で、高野が田植えをしている場面が撮影された自宅裏の田んぼを皮切りに、魚沼盆地の遠景が撮影された標高約700mの見晴らし台、雪中キャンプが行われた山あいの集落などを次々に訪ねました。

訪問先では、地域再生のために地元の食材を使った健康食に取り組んでいる女性チーム「とちくぼかあちゃんず」による伝統食ランチや、特産の原木ナメコを使った豪快なナメコそば、地元で取れるとびっきりの辛さを持ったカグラナンバンのかき揚げなど、その土地ならでは、その時期ならでは、の豊かな食も堪能しました。

かあちゃんずが、今年から試行している食のプロジェクト「パノラマカフェ」が行った「星空Bar」にも合流して、地域のみなさんと一緒に、地元の銘酒を飲みながら屋外で語り合う機会も持ちました。

ある映画でつながった人々が、少人数で家族のように、訪問先に寄り添って時間を過ごす、ぜいたくな旅でした。

ガイア上映会に約180人

冒頭であいさつする龍村監督。これまでエコプラスの活動を応援し、プログラムに加わってきたなつかしい人々が集まりました。
冒頭であいさつする龍村監督。これまでエコプラスの活動を応援し、プログラムに加わってきたなつかしい人々が集まりました。

 

エコプラスの代表理事高野孝子が3人の主役の一人となったドキュメンタリー映画「地球交響曲第七番」の上映会が、2010年10月26日に東京・西新宿の損保ジャパン本社大会議室で開かれ、約180人が集まりました。
上映会は、1990年代から様々な助言指導をいただいた損保ジャパン環境財団との共催事業として行われました。

エコプラスの会員のほか、これまで協力をしていただいたみなさんを招待したほか、一般向けに100席を用意。招待客ら約80人のほかに、一般客100人余が開場を訪れました。

長らくワールドスクールプロジェクトで「校長先生」を努めていただいた三重野康さん、「地球人アワード」企画などで多くの助言をいただいた松下倶子さん、過去のヤップ島プロジェクトの参加者やそのご両親など、久しぶりのなつかしい顔が、遠くは福岡県からも集まりました。

映画の後に対談する龍村仁監督(右)と高野孝子。
映画の後に対談する龍村仁監督(右)と高野孝子。

映画の上映の後は、龍村監督と高野孝子の対談。「どうやって登場人物を選ぶのか」「映画を通して何を伝えたいのか」などという高野からの問いに対して、龍村さんが、どんどん答えていく展開となりました。

龍村さんは対談の中で「映画は、僕のメッセージではなく、観た人がそれぞれに作り出していくものだと思います」などと話していました。

会場入り口では、エコプラスが活動している新潟県南魚沼市の栃窪・清水集落でそれぞれ作られた、無農薬天日乾燥米と原木ナメコが展示即売され、「地域に根ざした」活動の実際を、来訪者に見ていただきました。

「地球交響曲第七番」は、今後も各地で自主上映会が続きます。
高野孝子は、12月23日の東京・青山の東京ウィメンズプラザホールでの上映時に講演をする予定です。
http://www.cof.or.jp/event.html

「地球交響曲第七番」の南魚沼上映会開かれる

エコプラスの代表理事高野孝子が出演する「地球交響曲第七番」の特別招待上映会が、2010年7月31日に新潟県南魚沼市で開かれ、映画と龍村仁監督のトークを楽しみました。

 

会場となった南魚沼市市民会館には、80人の招待者が集まりました。
会場となった南魚沼市市民会館には、80人の招待者が集まりました。

地球交響曲第七番の新潟県内での上映会は、これが初めて。しかも特別に招待した関係者だけが対象で、そこに龍村監督が登場するとあって、開始時間の午後1時過ぎには会場はぼぼ満員。

南魚沼市民会館のスタッフによる入念な事前準備のおかげで、映像も音も本物の映画館に近い「最高の状態」(龍村監督)。

すべてのものに神が宿るとする日本神道の思想を象徴する全国12の神社のさまざまな儀式を基調に、高野のほかに、世界的な自転車レーサーであるグレッグ・レモン氏、統合医療の先駆者アンドリュー・ワイル博士の計3人のストーリーが、スクリーンに登場しました。

上映後、高野孝子と対談する龍村仁監督。70歳とは思えぬ元気さでした。
上映後、高野孝子と対談する龍村仁監督。70歳とは思えぬ元気さでした。

地元南魚沼市の清水集落での雪中キャンプの場面では、参加した地元小中学生らも一生懸命に画面を見つめていました。栃窪集落から見渡すダイナミックな景観、田んぼに六角の枠で田植えのための印をつける場面など、地元の人々が日ごろ目にする光景が、鮮やかな場面として登場しました。

見た人たちは、「日ごろ見ているけれど、地元の景色は本当に美しい」などと話していました。

10月26日には、東京でもエコプラスの上映会を開く予定です

高野孝子の新刊「地球の笑顔に魅せられてー冒険と教育の25年」直販も開始

エコプラスの高野孝子代表理事の最新の著書「地球の笑顔に魅せられてー冒険と教育の25年」が発行されました。世界各地への旅の様子とエジンバラ大学などでの研究生活、そして南魚沼での実践が紹介されています。

 

青空が広がる表紙。帯の下には、雪に覆われた南魚沼の風景が広がる。
青空が広がる表紙。帯の下には、雪に覆われた南魚沼の風景が広がる。

高野孝子の最新著作「地球(ガイア)の笑顔に魅せられて」(海象社、税別1,600円、324ページ)が発刊されました。オンライン書店では品切れが出ているため、エコプラスからの直販も始めました。

この本は、高野がドキュメンタリー映画「地球交響曲第七番」にも登場して露出が増えるのにあわせて、これまでの25年を超す活動を総ざらいする本を出すことを、理事会や海象社の山田一志さんらと考えてきました。しかし、高野自身がプログラムの組み立て・実施や研究活動に追われ、執筆時間がどこまで取れるかが、大きな課題になっていました。

英国ケンブリッジ大学での研究生活の紹介では、ガウン着用のディナーの様子も。まるでハリーポッターの世界。
英国ケンブリッジ大学での研究生活の紹介では、ガウン着用のディナーの様子も。まるでハリーポッターの世界。

同時に、過去に行った様々なプログラムの報告書や外部に書いた記事など、資料はぼう大で、再整理するのも大変な作業になりました。

四半世紀に及ぶ野外活動や調査研究を再整理したという点では、高野とエコプラスのこれまでの足取りを確認する内容になったと思います。

特に後半の第3部環境教育編は、改めて環境教育と野外教育の意義を、日本と世界のさまざまな実践をもとに再定義する中身となっていて、迫力があります。

単に「地球にやさしい」という情緒的な態度でなく、人間が社会と歴史に対して正しく立ち向かうためには、自らの命がいかにささえられているのかをきちんと知らなくてはならない、という高野の信念が、あちこちに登場します。

「自分たちが育った地域のことを知りもせず、都会に出るための教育を続けていて、人が誇りと夢を持って地域に定着するはずがない」。高野は「根っこ教育」の重要性を繰り返し強調しています。

直販のお申し込みは、郵送先、氏名、必要部数をinfo@ecoplus.jpへ。送料無料。同封の郵便振替用紙でお支払い下さい。

ネット書店からの購入には以下などからどうぞ。

オンライン書店ビーケーワン(24時間以内出荷)
http://www.bk1.jp/product/03302181

ジュンク堂(在庫あり)
http://www.junkudo.co.jp/detail.jsp?ID=0111737673

アマゾン(入庫待ち)

高野孝子のグリーンランド報告会に35人

エコプラスの高野孝子代表理事による「グリーンランド衛生報告会」が09年11月30日に、東京都千代田区の神田公園区民会館で開かれ、35人の参加者のみなさんが、温暖化が進むグリーンランドの様子に見とれました。

 

集まった参加者を前に話すエコプラスの高野孝子代表理事
集まった参加者を前に話すエコプラスの高野孝子代表理事

高野孝子代表理事は、今年7月から8月にかけての6週間、英国の野外教育組織のリーダーの一人として、グリーンランドへの遠征隊に加わりました。この日の報告会では、その期間に出会ったグリーンランドの自然とそこで過ごした英国の青少年たちの野外活動の模様を報告しました。

滞在先となったのは、グリーンランド南端のタセルミユウトフィヨルド。氷河で削られた長く深い湾から、標高1,500メートルから2,000メートル以上の山が、並びそびえる場所です。写真で紹介された光景は、花にあふれ緑に覆われた海岸べりの斜面と、岩だらけの山肌、そしてその奥に見え隠れする巨大なアイスキャップと呼ばれるグリーンランド全体を多く分厚い氷の平原。参加者らは圧倒的な光景に、深く見入っていました。

グリーンランドでの撮影の模様などを語る映画「地球交響曲」の龍村仁監督
グリーンランドでの撮影の模様などを語る映画「地球交響曲」の龍村仁監督

高野代表が加わったのは、青少年の海外遠征を実施する教育組織としては世界で最も古い英国学校探検協会(British Schools Exploring Society)のプロジェクト。1932年(昭和7年)設立という伝統に裏打ちされ、毎年、複数の海外遠征を行っています。今回は48人の参加者に24人のスタッフが同行。12人ずつに分かれた参加者を率いる冒険担当のリーダーとして高野代表は活動しました。

田植え作業をガイアシンフォニーが撮影

映画ガイアシンフォニー第7番の撮影が、09年6月3日に高野・大前自宅裏の田んぼで行われました。昔ながらの手作業での田植えはどう収録されたでしょうか

龍村仁監督の壮大な映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第7番の撮影が、6月3日と4日、新潟県南魚沼市で行われました。

第7番には、高野孝子が3人の主役の一人として登場します。昨年から、南魚沼の雪の中などでの撮影が続いてきました。今回が、南魚沼では最後の収録になります。

田んぼに「六角」と呼ばれる枠を転がして、田植えのための筋目をつける高野孝子
田んぼに「六角」と呼ばれる枠を転がして、田植えのための筋目をつける高野孝子
田植えの後、あぜでインタビューを収録される高野孝子
田植えの後、あぜでインタビューを収録される高野孝子

「ガイアシンフォニー」の撮影進行中です

雪の中での撮影。高野がスノーシューで雪の中を歩いている様子を、龍村監督以下が追います。
雪の中での撮影。高野がスノーシューで雪の中を歩いている様子を、龍村監督以下が追います。

映画ガイアシンフォニー第7番で、高野孝子の登場部分の撮影が進行中です。
映画「ガイアシンフォニー第7番」の撮影が続いています。

08年秋の稲刈り時に引き続いて、厳冬期の撮影が南魚沼市の高野の自宅周辺で行われました。3月にも南魚沼市での雪の中での撮影があり、その後アラスカなどでも撮影を行う予定で、高野の活動を幅広くカバーする取材が続きます。

自宅のストーブの前での撮影。龍村監督のインタビューに答える形で撮影が進みます。
自宅のストーブの前での撮影。龍村監督のインタビューに答える形で撮影が進みます。

2月4日の撮影では、雪の中を高野が歩く場面などを、カメラが追いました。今年は雪が少なく、雪深い光景とはならなかったのですが、朝方の霧が時に濃く流れてくる幻想的な雰囲気の中での撮影となりました。

ガイアシンフォニーは、自主上映活動によってこれまで6つの作品が完成しています。第7番の制作にはすでに960人を超す人びとからの寄付が集っています(2月23日現在)。
http://www.gaiasymphony.com/co_g7-sponser_list.html

ぜひご協力を。