「夏」カテゴリーアーカイブ

ヤップ島での体験を語ります・・・12月1日(土)ヤップ島プログラム報告会

ホームステイ先は、大きな木の下の家
 人々が自然と調和しながら暮らしているヤップ島に、9人の高校生・大学生が、使い慣れたスマホを置いて出かけました。
 ヤップのシンプルな暮らしの中での12日間、「幸せとは何か」「豊かさとは何か」を考えてきました。
 その参加者手作りの報告会が、12月1日14時〜16時半の予定で開催されます。ぜひご参加いただければと思います。

【日時】12月1日(土)14:00~16:30
【場所】神田公園区民会館4階洋室A
    東京都千代田区神田司町2-2
     神田駅、淡路町駅、小川町駅から、いずれも徒歩5分

ヤシの実の殻などを使って調理する
【プログラム概要】
 ヤップ島の紹介、プログラムを通じて感じ、考えたことの発表
 報告会参加者とのトークセッション

【登録方法】以下のURLよりアクセスし、必要事項をご記入ください。なお、当日参加も可能ですが、報告書などの配布を予定しておりますので、事前のご登録をお願い致します。
ヤップ報告会参加申し込みフォーム

【その他】持ち物 : マイコップ(飲み物を準備する予定です。ゴミ削減のためご持参ください)
【参加費】無料

【懇親会】17:30ごろから約2時間、神田駅周辺で会費制の

懇親会を予定しております。参加を希望される方は上記フォームにて「希望する」ボタンを押してください。

さわやかな山里で夏のキッズキャンプ!8月8−10日

山からの冷たい水の中で大はしゃぎ
 エコプラス恒例の夏のキャンプを、新潟県南魚沼市清水集落を舞台に開催します。標高600m、涼しい風が吹き渡る山里を舞台に、野外での暮らしを組み立て、自然にふれあい、満天の星空に出会います。

【趣旨】シンプルな暮らしと自然の中での活動を通して、自然と近づく。仲間と協力する。自ら考えて工夫し行動する経験を積む。
【日時】8月8日(火)から10日(木)の2泊3日
【場所】新潟県南魚沼市清水地区
【集合】(現地)8日午前11時半予定、(東京駅)午前8時半
【解散】(現地)10日午後3時予定  (東京駅)午後5時すぎ
  東京駅と現地の間はボランティアスタッフが同行します。
【参加費】1万8千円(1日目の夕食から6食、プログラム費、保険などを含む。現地までの交通費は別途)
【対象】小学5年生から中学生まで
【指導】エコプラス代表理事高野孝子(凍結した北極海横断、アマゾン川下りなど世界各地の自然の中で活動。早稲田大学教授)
【内容】テントまたはタープ下での寝袋泊、野外調理。自然ゲーム、沢歩き、アートづくり、星空散歩

申し込み

以下の項目を記入して、送信して下さい。事務局から折り返し健康調査票などを送らせていただきます。

緑鮮やかな山々を望みながら、田植えを楽しみました

雪が残る山々を見渡す棚田で、田植えをする。

 休日農業講座「田んぼのイロハ」の田植え編が、2017年5月20−21日の週末、新潟県南魚沼市栃窪集落で、首都圏からの学生や親子連れなど21人が参加して開かれました。夏を思わせる日差しの中、はだしで田んぼに入り、苗を一つづつ植えていきました。集落にはウグイスなどの小鳥たちの声が響き、食卓には採れたての山菜が次々と登場。季節を堪能する週末でした。

 今年の田植えでは、新しい試みをしたいと、集落営農組織「とちくぼパノラマ農産」の笛木晶さんが大きな道具を紹介してくれました。過去10年間の田んぼのイロハでは、6角形の枠を転がして田んぼに印を付けてきたのですが、今年は大きなクマデのような道具が出てきました。横に長い棒に10本のツメが出ています。間隔は1尺1寸(33センチ)。いつもの30センチ間隔より広くなりました。「除草作業が楽になると思うので、やってみようと」と晶さん。

1尺1寸(33センチ)幅の定規。

 応援にかけつけた集落の笛木良一さんが、縦方向に定規で線を引き、エコプラスの大前がもう一本の定規で横方法に線を引くと、33センチ角のマス目が出来。その線の交わる場所に、苗を植えていきました。

 遠くには、巻機山(1967m)や八海山(1778m)が見えます。山頂近くの沢にはまだ多くの雪が残り、ふもとは鮮やかな緑色。棚田が連続するイロハ田んぼ周辺は、タカの仲間のサシバが悠々と舞い、小鳥たちが鳴いています。車などの音もまったくないので、参加者同士も田んぼのあっちとこっちで話を交わしながら、田植えを進めました。

 例年よりわずか1割広げただけですが、1坪(3.3平方m)当たり30株しか植えないこともあって、作業はどんどん進み。休憩をはさんで2時間ほどで、およそ1反4畝(1,400平方m)の田植えを終えました。

木陰での軽トラ食堂。吹き抜ける風がさわやかでした。

 昼食は、田んぼの脇にある木陰で、軽トラで運ばれてきたおにぎり。ネマガリタケや山ウドなどが入った汁、山ウドのきんぴら、ワラビのおひたし、キュウリとニンジンのかす漬けなど、地域ならではの料理も並んで、さわやかな風に吹かれてゆっくりした時間を過ごしました。

 田植えに先立って、20日には集落散策をしたり、稲づくりの座学をしたり、夜には地面に寝転がっての星空観察をしたりと、山里の暮らしを五感で体験しました。散策時には、上杉謙信が関東出兵の際に軍馬とともに行き来した「古道」も探索。林の中の古道の一部には雪が残っていて、その上を歩きながら空を覆う明るい新緑を見上げるというぜいたくな時間を持つこともできました。

スライドショーには JavaScript が必要です。

 参加者の多くは、自然との関係の素晴らしさや農山村の厳しい現状を肌で感じたという感想を多く残してくれました。
大学進学の前の1年を使って、英国から日本にボランティア活動で来ていた若者の一人は、「こうやって日本人は日本の文化を覚える。私は英国に戻ったら英国の農場でボランティアをしてみたい」とコメントしてくれました。

 イロハ田んぼは、無農薬栽培なので、これから稲が生長する8月までの間に、3回は手作業での除草作業が必要です。6月には田んぼのイロハの除草編が実施されます。

「幸せ」とは何か、を石貨の島に探す・・・ヤップ島プログラム2017参加者募集

メンズハウスと宇賀神さんたち
 8月下旬の約2週間、高校生から大学生前後の若者たちを対象に、ミクロネシア連邦ヤップ島で、自然と深くつながった暮らしにお邪魔させてもらいます。人と自然、人と人、人と社会のつながりやかかわり方について考え、本当の豊かさを見つめ直すプログラム。
 スマホを置いて、旅に出ましょう!
 スイッチひとつで明かりがつき、指先だけで人とつきあう日々。そこからは見えない世界が広がります。
 自分の手で燃料を集め、乾かし、火を付け、調理し、目の前の人と真正面から向き合う。ひととしての基本に立ち返り、改めて生きる意味を感じ、考えます。

*プログラム概要
【日程】8月下旬の2週間程度(8月15日から27日を想定)
【対象】15~22歳程度の健康な男女。身体の障害、国籍は不問。新しいことに取り組み、自分の可能性にチャレンジする意欲を持つ人。
【参加費】26万円程度(渡航運賃、滞在費など。事前準備、個人装備、空港までの旅費、保険料を除く)
【定員】:12名程度(定員に達し次第締め切りとさせていただきます)
【プログラムの流れ】
 ・説明会 随時、エコプラス東京事務所(大阪、名古屋でも開催予定)
 ・顔見せ会 5月末…メンバーの顔合わせと準備などを説明します。
 ・事前キャンプ 6月初旬…神奈川県丹沢でヤップでの生活をイメージしながら1泊2日のキャンプを行います。
 ・ヤップ島へ出発!
 ・報告書の作成(9月)と報告会(11月頃)

【申し込み、問い合わせ】
 特定非営利活動法人ECOPLUS info@ecoclub.org
 03-5294-1441  03-5294-1442(fax)
 問い合わせをいただければ、これまでの報告書などをお送りします。

ヤップ島プログラム2017仮申込書

子どもキャンプの写真アルバム

仲間と一緒だからできた、夏キャンプ

珍しい野生のショウブの群落
珍しい野生のショウブの群落

「星空の下で、夜中しゃべっていたのが楽しかった」
「山伏が、歴史の中で生き残ったのがすごい。もっと日本の歴史を学ぼうと思った」
2016年8月4日から7日の3泊4日、小4から中2の男女10人が、南魚沼市清水集落の河原を拠点に、生活や活動を共にしました。南魚沼市と十日町から三人の参加、名古屋のほか、茨城や埼玉など関東方面から集まりました。
スタッフは主に大学生たち。一緒に遊びつつ、時には厳しいコメントが入ります。清水集落の人たちも送迎や沢登りの指導、お話をしてくれたり、新鮮な野菜の差し入れ、神事の際に準備から子どもたちを混ぜていただくなど、お世話になりました。

このキャンプでは、それぞれが暮らしの上での役割を持ち、自分たちで考えて判断して実行することが原則。うまくいかないことがあれば、そこから学び、次につなげます。
初日は河原で生活の場作り。どこで暮らそうと、人間が必要なものは同じ、というメッセージの元、テントを立て、水場を確認し、かまどやトイレを作りました。これまで参加したことがある人たちが健闘しましたが、半ば湿った薪でご飯を炊くのは苦労しました。米が硬く、味付けがいまいちだったということでしたが、これは翌日、おいしい朝食を作ることにつながりました。

(終了しました)山里の自然と暮らしを満喫する子ども夏キャンプ

2,000m級の山々に囲まれた山里で、深い自然と、その地に育まれた文化を体験します。地元の山伏たちの火渡り神事にも参加します。小学5年生から高校生が対象です。子どもゆめ基金の助成で参加しやすくなっています。
仲間と協力して生活しながら、自分たちで暮らしを組み立て、行動します。

2015夏キャンプ イワナ滝で遊ぶ
2015夏キャンプ イワナ滝で遊ぶ

概要【日時】2016年8月4日(木)〜7日(日)
【場所】新潟県南魚沼市清水集落
【集合】8月4日(木)正午 現地(南魚沼市清水集落)集合、午後零時半開始
【解散】8月7日(日)午後2時現地解散
【対象】小学5年生〜高校生
【内容】テント設営、火おこし、野外料理、山登り、沢歩き、川遊び、星空観察、耕作放棄された棚田やブナ林での保全活動など。
【参加費】10,000円(初日夕食から4日目昼食まで9食、保険料込み)
【申込】NPO法人エコプラス
以下の登録票参加登録票と健康チェック表に記入の上、エコプラス(info@ecoplus.jp、ファクス03-5294-1442)までお送りください。

山里の自然と暮らし体験・夏

イワナ滝で遊ぶ01
イワナ滝で遊ぶ01

2015年8月1日から4日まで、新潟県南魚沼市清水地区で夏の子どもキャンプを実施しました。新潟市、南魚沼市などから集まった、小5から中2までの男子5名、女子2名が、流木を使っての野外炊事や野外でのトイレ作り、沢登りなどたくさんのことに挑戦しました!

エコクラブ主催の夏キャンプでは初めて、参加した子ども全員が新潟県内在住者でした。今回は、エコクラブのキャンプを初めて手伝う大学生たちもいて、子どもたちから教わったり手伝ってもらうシーンもありました。
大きな雷や夕立もありましたが、4日間ほぼ快晴でした。

日々の概要は以下のページに掲載していますが、終了時のアンケートには「自然がないと自分たちは生きていけないと身にしみた」、「いろいろな虫を発見することができた」、「いつも使っている物の中には、買わなくても自然の中にある物で代用できるものがある」など、たくさんの気づきが書かれていました。

これほど暑い日中でも、目の前を流れる川の水は冷たく、渡渉した沢の水はもっと冷たく、その中で、地元から参加した少年たちは元気に潜り、魚を見つけたりしており、全員が刺激を受けました。子どもたちがどんどん開放され、笑顔が増えていくのが目に見えた4日間でした。(高野孝子)

30人余でヒノキ林の整備を実施

2015年7月25日の土曜日、都内の金融機関2社のボランティア33人のみなさんが、茨城県・阿見町での森林整備活動を実施しました。エコプラスは阿見町で07年以来、農業や林業の体験活動を支援しています。
7月25日、33人の参加者は東京駅近くに集合し、午前10時半にバスで阿見町君島地区に到着。身支度を整えて、11時過ぎから森林整備に着手しました。

対象となった森は、22年前にヒノキの苗を植えた場所。左右11列、奥行き30列近くに、高さ5m前後のヒノキが整然と並んでいます。

いずれは材木にと植えられたヒノキでしたが、親世代から引き継いだのは女性1人だけのお宅。ほとんど手入れが出来ずに、枝がびっしりと生え、そこにクズがからみついて一部はクズのツルが木全体を覆う状態となっていました。

ボランティアたちは、7人1組になって、地元のみなさんの指導のもとで、枝を払い、切った枝を引き出して森の外に積み上げる作業を続けました。

初めての枝打ち。インド出身の参加者もすぐに慣れて、みんなで300本以上の木をきれいにしました。
初めての枝打ち。インド出身の参加者もすぐに慣れて、みんなで300本以上の木をきれいにしました。

気温35度前後。猛烈な暑さと湿気で、みんな汗びっしょり。枝を切る時には木の上からヒノキの枯れ葉などが落ちてきて、ほこりまみれになります。

昼食をはさんで午後2時半ごろまで作業をし、ヒノキの林は高さ2m前後までがずっと先まで見通せる状態になりました。

現場を訪ねた地主の女性は、「私一人でどうしようもなくて手を付けられずにいました。本当に助かりました」と話していました。

作業終了間際。林の下は向こうまで見通せるようになりました。
作業終了間際。林の下は向こうまで見通せるようになりました。

参加者したみなさんからは「日ごろはずっと机に座っているだけなので、汗をかいての活動は面白い」「林の向こう側まで見通せるようになって、気持ちが良かった」などと話していました。

首都圏への農産物の供給源である阿見町でも、農林業の後継者は減っています。手入れがされていない森や竹林、耕作されないまま雑草に埋もれている農地などが数多くあります。

こうした土地を都市部の人たちが汗を流し心身をリフレッシュする場として活用することで、地域と人々の持続可能性へとつながるとエコプラスは期待しています。

清水の自然と山伏の祭りに触れる〜いきもの復活大作戦夏の巻

2014年8月2-3日、新潟県南魚沼市で「清水いきもの復活大作戦・夏の巻」が開催されました。今回も、伝統を受け継ぐ山伏たちとも出会い、山里の自然と暮らしにひたりました。

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山に向かって祈祷する山伏たち。いまも暮らしの中に山伏の活動が息づいています。

 

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山から流れる小さな流れに、ヤマアカガエルが潜んでいました。

エコプラスが経団連自然保護基金の支援を受けて展開している「清水いきもの復活大作戦」の2014年2回目の活動が、新潟県南魚沼市清水集落で、8月2-3日にかけて開催されました。首都圏や地元からの13名と専門家のみなさんが清水に集まりました。

1日目は山伏たちの火渡り行事に準備から参加。地域のみなさんや山伏のみなさんと一緒になって、火祭りのまきをくみ上げたり、会場を整えたり。本番の祭りではほら貝の音とともに繰り広げられる力強い祈りに圧倒されました。

夜は、光を使って昆虫を集めるライトトラップ。2日目は地域住民と一緒になっての保全地域の木道整備などに汗を流しました。

詳しくは、以下からどうぞ。
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=1141

秋の巻は9月27-28日の予定です。早めのお申し込みをお待ちしています。