10月10日に刈り取り、はざかけにしていたイロハ田んぼのイネを、10月20日に脱穀しました。
10月10日の「田んぼのイロハ」で刈り取ったイネ。はざにかけて10日目の20日午後に脱穀しました。
パノラマ農産スタッフ5人がかりではざにかけていたイネを下ろし、コンバインの中にどんどんイネの束を入れました。モミが外され、「わら」になったイネが、コンバインの後ろからどんどん出てきました。
コンバインの中に貯められたモミは、専用の容れ物を積んだ軽トラでモミすり機がある作業所まで運ばれました。水分量を測ったところ、15.2パーセントでした。農家がJAに出荷する際の水分量の基準が15パーセント。ちょうどいい具合に乾きました。
自然の力で乾かした無農薬有機栽培のコシヒカリ、間もなく「コメ」になります。今年はこのおコメを販売する予定です。乞うご期待!
「田んぼのイロハ」稲刈りの報告はこちら
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=2&aid=917
イロハ田んぼのイネが、黄色く色づいています。
イロハ田んぼのイネが、黄色く色づいています。栃窪集落では9月18日から稲刈りが始まり、収穫の秋を迎えています。
9月に入ってからの強い雨や風のために、3分の1くらいのイネが倒れています。田んぼを管理しているパノラマ農産社長の笛木晶さんは、「たくさん収穫しようと肥料を増やすと、茎が伸びすぎて倒れてしまうし、イネそのものが弱っていても倒れてしまう」と話していました。
イネが倒れると、刈り取り作業に手間がかかり、収穫量や品質の低下をまねく恐れもあるそうです。さらに穂が水につかるとモミが発芽してしまい、収穫出来ない場合もあるとのこと。
刈り取りまで雨が多く降ることがないよう、祈るばかりです。
順調に育っていたあぜのダイズは、あちらこちらが動物に食べられていました。
7月4日にイロハ田んぼのあぜに植えたダイズの苗。花が咲き、サヤができ、9月の初めまで順調に育っていました。今の時期に収穫すれば、おいしいエダマメとして食べられる頃です。
そのおいしいエダマメをねらっていた動物がいました。9月20日には、多くのサヤが半分くらいかじられ、茶色くなっていました。村の人に聞いてみると、ウサギの食べ方だそうです。
7月4日に刈り取ったあぜの草で作っている堆肥の様子です。
7月4日の田んぼのイロハ「草刈り」では、カマで刈り取ったあぜ草を木の枠につめて、堆肥作りに挑戦しました。枠からはみ出すほどの量だった草が、今は枠の内側に収まっています。一部は土のようになり始めています。
6月13日の植え直しから1週間。1回目のチェーン除草が行われました。
6月13日に「田んぼのイロハ」でイネの植え直しを行ったイロハ田んぼ。イネの丈は25センチほどになりました。
21日には、初めての除草作業が行われました。植え直しの後にも少しだけ実演してもらった、「チェーン除草」です。チェーンを縄のれんのようにしてくくりつけた2メートルほどのプラスチックの棒を田んぼで引きずり、チェーンの輪で土の表面をなで上げ、芽が出初めの雑草をひっかけて抜きます。
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=2&aid=879
棒でイネを押し倒しながらの除草ですが、根がしっかりとはっているため、写真の通り、イネは元通りに起き上がります。田んぼには、根こそぎぬけた雑草がところどころに浮き上がっていました。
5月16日−17日、南魚沼市栃窪集落にて2009年度第1回目の休日農業講座「田んぼのイロハ」が行われました。参加者は首都圏や県内から集まった会社員や大学生、4歳から60代まで17名。小雨の中1.2反の田植えを行いました。
5月16日−17日、南魚沼市栃窪集落にて2009年度第1回目の「田んぼのイロハ」が行われました。参加者は県内や首都圏から会社員や大学生が17名、4歳から60代まで。小雨の中1.2反の田植えを行いました。
テーマは「稲作概論と田植え」。苗代見学や座学で田んぼや苗の構造、育苗などについて学び、実際に田んぼに入って苗を植えることでさらに理解を深めました。
1日目は今にも雨が降り出しそうなくもり空の下、かさを片手に苗代見学に行きました。、地元の人と一緒に、車が発達する以前に使われていた棚田の中の細い道を歩き、田んぼの構造や植物について説明してもらいました。苗代では、苗の生長を見ながら育苗について教わりました。
その後の座学では、田んぼの構造、田植えまでの段取り、田植えの際の様々な作業のことなど、昔の様子を詳しく教わりました。
2日目は朝から小雨が降っていましたが、参加者は雨具を着て田植えに臨みました。素足で入った田んぼの泥の感触や、ときどき腰をのばして眺める景色を味わいながら、田植え作業は約1時間半で終了しました。
「昔は1人で1日1反植えて初めて1人前と言われた」という地元の人の話をふりかえり、「1人前にはほど遠いなあ」と話していました。
作業の後の昼食は、地元の人が用意してくれた昔ながらのヌカ釜炊きのご飯、ワラビとニシンのみそ汁や漬け物など。参加者は何杯もおかわりしていました。
参加者からは、「村の人の知識が素晴らしかった」「本来あるべき自然と人間の姿を垣間見た気がした」「参加している人たちとのつながりを感じた」などの感想が寄せられました。
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