順調に育っていたあぜのダイズは、あちらこちらが動物に食べられていました。
7月4日にイロハ田んぼのあぜに植えたダイズの苗。花が咲き、サヤができ、9月の初めまで順調に育っていました。今の時期に収穫すれば、おいしいエダマメとして食べられる頃です。
そのおいしいエダマメをねらっていた動物がいました。9月20日には、多くのサヤが半分くらいかじられ、茶色くなっていました。村の人に聞いてみると、ウサギの食べ方だそうです。
順調に育っていたあぜのダイズは、あちらこちらが動物に食べられていました。
7月4日にイロハ田んぼのあぜに植えたダイズの苗。花が咲き、サヤができ、9月の初めまで順調に育っていました。今の時期に収穫すれば、おいしいエダマメとして食べられる頃です。
そのおいしいエダマメをねらっていた動物がいました。9月20日には、多くのサヤが半分くらいかじられ、茶色くなっていました。村の人に聞いてみると、ウサギの食べ方だそうです。
生き物の数が減っていましたが、冬の寒さの中でも活動している生き物の様子をうかがうことができました。
今年最後の「栃窪いきものプロジェクト」が、12月6日(日)に行われました。参加者は、地元や南魚沼市内からの人、首都圏からの来訪者など8人。杉林の中を散策しながら定点観測をしている田んぼ跡まで行き、生き物を探しました。
集落センターを出発してすぐ、道路わきの1本の朽ちた木を観察しました。そこには、キツツキがつついてあけたと思われる、直径5センチ前後の、たくさんの穴があり、講師の深沢さんは、恐らくアオゲラではないか、ということでした。
そして杉林の中を通り、散策しながら、定点観測をしている「桐木平」の田んぼ跡へ向かいました。
林の中では、植物の種や実、タヌキが一か所に集中的にフンをしている「ためフン」を見つけました。フンにはカキの種や白米が混ざっていました。「どこかの家でお米を盗んでいるのだろうか?」参加者が想像をふくらませながら林を出たところに、未熟米やモミガラをかためて捨ててある場所があり、タヌキの足あともたくさんあり、なぞが解けました。タヌキはこの捨ててある米を食べたのですね。他に、白い冬毛のウサギも見かけました。
それから田んぼのあぜをぬけて桐木平に到着し、田んぼ跡の表面を網ですくい、調べました。イトトンボやギンヤンマのヤゴ、オタマジャクシなどが数匹見つかりました。これまでは1回すくうごとに何匹も見つかったのですが、今回は何回かすくってようやく1、2匹見つけていました。
最後に、集落センター前に戻ってから、建物の向こうの木の先にハシブトガラスがとまってるのをみつけ、単眼鏡で観察しました。「カァ」と鳴く際に尾羽を下げる習性があると深沢さんに教わり、実際にその様子を確認することができました。
参加者からは、「林の地面の柔らかさに感動した」「生き物の残した形跡で間接的に生き物を知ることができて感動した」「景色の変化と共に、生き物も変わっていた」などの感想が聞かれました。