エコプラス代表理事 髙野孝子
2021年、みなさまどのようにお迎えでしょうか。
私が暮らす新潟県南魚沼市では、年末から降雪が続き、連日「雪掘り」エクササイズです。
いつもエコプラスへの応援や温かいご支援をありがとうございます。
昨年はどなたにとっても大変な1年だったと存じます。エコプラスも体験的なプログラムの見直しに迫られ、ほとんどの事業が影響を受けました。そんな時、皆さまからいただいたご寄付や励ましの言葉で支えられ、どんな中でも期待される役割があるなら頑張ろうと思わされました。
ヤップ島には行けませんでしたが、経団連自然保護基金の支援による環境改善と小さな経済を回すためのプロジェクトについては、現地とzoomにて(!)の会議を何度か実施しました。
田んぼプログラムは、日帰り参加として、数十人の方々が関わっていただき、今年も絶品のお米となりました。栃窪集落の応援に繋がりました。新米、まだ注文可能です。
福井県池田町では2泊のキャンプを初めて実施し、2020年3月の雪ざんまいキャンプは知った若者たちを中心にして、ダイナミックな学びの場となりました。
文科省委託の子ども日帰りキャンプは大好評で、これまで考えることのなかった「日帰り」の価値を見つけることとなりました。
我が家の小さな田んぼで大前が試みた「youtube田んぼ事件」は好評です。私の冒険話は、一人語りが難しすぎて中断中。
会報やウェブでは、川口理事のイニシアチブで、ヤップ島プログラムに参加した人たちのその後のストーリーを取り上げる「ヤップで蒔かれたタネたち」シリーズが始まっています。
思えばたくさんの初めてがありました。
新しい時も、エコプラスがどのように新しい価値の創造や、見過ごされてきた大切なものにスポットライトを当てていけるか、チャレンジを続けたいと思います。
今年はエコプラスの始まりである、任意団体エコクラブがスタートしてから30年目となります!
ヤップ島プログラムの経験者でもある理事たちが、何やら仕掛ける予定ですので、お楽しみに。
25周年を記念して実施したヤップ島振り返り調査の一部を、研究論文として国際ジャーナルに投稿し、最近ようやく掲載となりました。英文ですが、ご興味のある方はお知らせください。
みなさまが健康で、安らかでありますように。どうぞ今年もよろしくおつきあいください。
2021年1月