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ギフチョウの幼虫

ギフチョウの卵から幼虫が生まれていました。

 

 ギフチョウの幼虫。かじられた葉のくきの辺りに、あの真珠のような卵の抜けがらも見えます。
ギフチョウの幼虫。かじられた葉のくきの辺りに、あの真珠のような卵の抜けがらも見えます。

5月1日の日誌でお伝えしたギフチョウの卵の様子を見に行ってみたところ、幼虫が生まれていました。生まれた日は不明です。

5ミリにも満たないくらいの黒い幼虫で、葉の裏側に集まっていました。同じ葉に卵のからも見えるので、この葉で生まれたのかもしれません。

このギフチョウの卵があるのは、とあるお宅の庭なのですが、このお宅の方の話では、幼虫はカンアオイの葉をお腹いっぱい食べると、満腹のあまり地面に落ちてしまうそうです。幼虫も食休みをしているのでしょう。
この幼虫たちは、時期はよくわからないそうですが、そのうちとても硬いサナギになるそうです。

真珠のようです

ギフチョウの卵を発見しました。

 どこにあるかわかりますか?
どこにあるかわかりますか?

 

24日にギフチョウを撮影したお宅の庭で、カンアオイの葉の裏にあるギフチョウの卵を見つけました。

真珠の様な色つやをした、わずか2ミリほどの小さな卵。幼虫は黒っぽい地味な色で、梅雨の時期近くにならないと見たことがないそうです。

当分、この美しい真珠の様な卵を見ることができます。

 カンアオイの葉は、気温が上がるにつれてどんどん開いていき、日ざしが強くなる頃には卵が完璧に葉の裏側に隠れる、という仕組みだそうです。
カンアオイの葉は、気温が上がるにつれてどんどん開いていき、日ざしが強くなる頃には卵が完璧に葉の裏側に隠れる、という仕組みだそうです。

ギフチョウの季節

集落内のとある場所にギフチョウが飛んでいます。
今日の気温は11度(午前11時半現在)。朝のうちは陽が差したり差さなかったりでしたが、昼に近づくにつれ暖かくなりました。

ヨロヨロとスギナにぶら下がった、サナギから出たばかりのギフチョウ。
ヨロヨロとスギナにぶら下がった、サナギから出たばかりのギフチョウ。

集落内のとある家の庭にギフチョウが飛んでいました。ギフチョウの幼虫が食べるカンアオイという草を移植しているそうで、その庭でサナギになったり羽化したりしているそうです。
今年は1,2週間前から飛んでいて、ギフチョウの姿が見えなくなる頃にモンシロチョウなど他のチョウが出てくるのだと、その家の人から聞きました。

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ちょうどその時、庭石の影でヨロヨロと動いているものがありました。これから羽化するギフチョウでした。羽が開いておらず、パッと見た瞬間は何かわかりませんでした。

まわりではモンシロチョウも飛び始めており、栃窪でギフチョウを見られる時期もあと少しかもしれません。
*ギフチョウは日本の固有種で本州の里山に生息します。近年では里山の放棄や開発などにより、個体数が著しく減少しているとのことです。