秋の草花を見かけるようになりました。
樹齢100年を超えるという大きなナシの木。
標高500メートルの栃窪集落でも、連日30度を超える暑さが続いています。
暑いことは暑いのですが、夕方に近づくと、セミの鳴き声がコオロギなどの虫の音に変わり、気温も下がり始めます。夜になるとスズムシも鳴いています。道路沿いでは、ススキやハギ、黄緑色のいがぐりをつけたクリの木などを見かけるようになりました。
直径3−4センチほどのナシの実がたくさん実っています。昔はこれがみんなのおやつだったそうですが、今は誰も食べないそうです。
集落内のところどころで見かけるナシの木には、たくさんの実がなっています。今年は特に実が多いようです。
お年寄りの話では、昔はどの家にもナシの木があって、子どもたちは実がなるのを楽しみにしたそうです。それが今の時期のおやつだったのですね。子どもたちはどの家のナシが甘い、という情報を共有していて、甘い実がなる木はみんなにねらわれた、とのことです。
集落内のあちらこちらで、秋の実りを目にします。
クリ。まだ緑色です。
昔からあるナシの木。他の何カ所かにもナシの木があり、その場所ごとに味が違ったと、お年寄りから教わりました。当時の子どもたちは、おいしい木のところに先を争ってとりに行ったそうです。
このところ肌寒いような日が続いたのですが、今日の栃窪は快晴。気温が28度まで上がり、どこに潜んでいたのかセミまで鳴いていました。外ではコンバインを点検する様子も見られ、稲刈りに向けて準備が始まったお宅もあるようです。
集落内の木々は、実りの秋真っ盛り。あちらこちらの木に、いろいろな実がついていました。
10月4日(日)は、昔子どものおやつでもあった木の実などを、山暮らしのベテランといっしょに野山に探す「秋の山のおやつ講座」があります。興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
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