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かんちがい

本格的な冬へ向かおうとしている中、春の風物詩「フキノトウ」が出ているのを見つけました。

 

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フキの葉の根元から、フキノトウが顔をのぞかせていました。1か所だけでなく、田んぼのあぜや林の入り口など、数か所で、そのような様子が見られました。

11月2日に初雪が降った後に暖かい日があったので、「冬が終わって春が来た」と勘違いしたのでしょう。

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雪どけが進んでいます。

「積雪が1メートルを切ったとは言え、まだまだ冬…」と気合いを入れ直していましたが、そうでもないようです。

田んぼには雪どけ水が流れ込み、下の方からじわじわととけてきています。
田んぼには雪どけ水が流れ込み、下の方からじわじわととけてきています。

約1週間前の日誌では「まだまだ油断はできない」と気合いを入れ直していましたが、雪どけがどんどん進んでいます。もはや集落の人も「はぁそっけ雪なん降らんろう(もうそんなに雪が降ることもないだろう)」と言っていました。

今日は16時を過ぎても、どことなく昼間のあたたかさが残っているような感じでした。土の見える範囲もどんどん広くなっています。

下に向かってつぼみを開いたフキノトウを、下から撮影しました。
下に向かってつぼみを開いたフキノトウを、下から撮影しました。

栃窪の本格的なフキノトウのシーズンはだいぶ先ですが、条件がいいところでは早々とつぼみを開いているものがありました。恐らく雪の下にいる時から着々と準備をしていたのでしょう。生きものたちの健気さには、教えられることが多いですね。

その後のフキノトウ

雪国の春の味覚として知られるフキノトウ。食卓に並ぶときのフキノトウは、実はつぼみなんです。

 花が咲いたフキノトウ(4月21日撮影)。
花が咲いたフキノトウ(4月21日撮影)。

 

 花が咲いた後さらに茎が伸びて、花だった部分には種のついた綿毛が開いています(5月9日撮影)。
花が咲いた後さらに茎が伸びて、花だった部分には種のついた綿毛が開いています(5月9日撮影)。

フキノトウ、漢字では「蕗の薹」と書きます。「薹」というのは、「花のつく茎がのび出たもの。花のつく台座」という意味だそうです(「広辞苑」より)。右の写真だけ見ると、茎が伸びてから花が咲く他の植物と見分けがつきませんね。
「食べ物」ではなく「花」だと思って見てみると、こんな花がお花屋さんにあってもいいかな…と思えてきます(私だけでしょうか?)。