高野孝子講演会が、2006年1月21日、東京都港区の施設「エコプラザ」で開かれ、これまでのプログラム参加者を含む多くの人と、地球各地のスライドを楽しみました。
高野孝子の講演会が、1月21日、東京都港区の環境教育施設「エコプラザ」で開かれた。エコプラザの活性化のために、17日から28日まで2週間開かれている写真展に合わせて、開催された。
当日は朝から雪となり、交通機関も混乱する中、会場には60人を超す人々が集まった。これまでのプログラム参加者やボランティアのみなさん、関係団体のスタッフら、エコプラスに関係する30人余の大人と4人の子どもも参加。旧知の顔を見つけてひさしぶりの会話もはずんだ。
講演では、高野が北極や南極、シベリアなどの極地で撮影した映像のほか、ミクロネシアなどでのスライドを上映しながら、美しい太平洋の島にもプラスチックゴミが流れ着き、汚染物質を排出する工場などが一切ない北極圏に、水銀などの有機化合物が降り注いでそこに住む少数民族の体に日本人をはるかに上回る有害物質の蓄積が起きていることなどを紹介。「海と空気で地球はみんなつながっている」と、それぞれの家庭や地域での行いが地球全体に影響を及ぼしていることを説明しました。
最後に、北極横断時に実際に使った寝袋を広げ、子どもたちに実際に中に入ってもらうと、全員が腰を上げて様子をのぞき込むなど、立体感に富んだ講演会となりました。
写真展は、1月28日まで。
会場に必ずスタッフがいるとは限りませんが、来場者ノートを備えておきますので、ご覧の際はぜひご感想をお残しください。
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=ja&genre=2&aid=262