エコプラスのワールドスクールネットワーク部門が主催する国際イベントが2月10日から14日まで、海外4カ国23人のゲストを招いて、東京と新潟で行われました。
会場となったJICA地球ひろばで、各国の発表やワークショップが行われたほか、首都圏の高校や小学校などを訪問させていただき、のべ1,000人以上のみなさんと交流することができました。
海外から参加したケニア、パレスチナ、イスラエル、韓国の小中学生と指導者らは、東京で2日間にわたって行われた発表会とワークショップに日本の子どもらと参加。後半の3日間は新潟県南魚沼市の山里である栃窪集落にお邪魔して、日本の自然と調和した暮らしの中での伝統を学びました。
ワールドスクールネットワークでは、海外10カ国前後の子どもらと日本の子どもらをつないで、それぞれの地元の環境を見直す共同プロジェクトを継続しています。今回の国際イベントは、国際交流基金と日本興亜おもいやり助成を受けて実現しました。
海外勢の中でも、ケニアとパレスチナは財政的な理由から、また政治的な理由から子どもが海外での国際イベントに参加するのは容易ではなく、準備には多くの事務作業と各国大使館などとの調整が必要でした。パレスチナからは当初中学生2人が参加予定でしたが、イスラエルが管理するヨルダンへの国境を渡る際に、親も一緒に出国し、親は子どもが日本から戻るまでヨルダンで待機することを命じられ、対応出来なかった1人の子どもは出国が禁止され参加できない、厳しい現実にも直面しました。
詳細は、ワールドスクールネットワークのサイトと、子どもらの意見交換の場である知恵図鑑をご覧下さい。
http://www.wschool.net/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=178