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あぜ豆生育順調

大豆の花が咲き、サヤも実り始めました。

8月18日撮影。スイートピーにそっくりな形の、大豆の花。直径1センチくらいの大きさ。近くには2−3センチほどの大豆のサヤもできてきました。
8月18日撮影。スイートピーにそっくりな形の、大豆の花。直径1センチくらいの大きさ。近くには2−3センチほどの大豆のサヤもできてきました。

 

8月25日撮影。だいぶサヤの形がはっきりとしてきました。
8月25日撮影。だいぶサヤの形がはっきりとしてきました。

7月4日にあぜに植えた大豆苗。約1か月半で、サヤが実るまでになりました。今はマメのふくらみのない、薄っぺらいサヤが茎についています。

大豆苗、無事育っています

みなさんに植えてもらった大豆苗です。
みなさんに植えてもらった大豆苗です。

大豆苗が、大きいもので30㎝ほどになりました。

 

6月20日に植えた大豆苗が大きくなりました。品種の違いで少しずつ育ち具合が異なっていますが、どれもイキイキと葉を広げています。

一番大きくなっていたのが「一人姫」という種類で、丈が30㎝ありました。

みなさんが畑で見かけた他の野菜もどんどん大きくなっています。

一番大きくなっていた「一人姫」という品種の苗。
一番大きくなっていた「一人姫」という品種の苗。

カボチャのツルは畑からはみ出て、黄色い花をたくさんつけていました。葉は大きいもので直径が30㎝以上ありました。

大豆収穫

 枝豆をていねいに収穫する祐子さん。1本のクキには、まばらに10個前後の枝豆が実っています。とても手間のかかる作業です。
枝豆をていねいに収穫する祐子さん。1本のクキには、まばらに10個前後の枝豆が実っています。とても手間のかかる作業です。

9月18日、1限(6月15日)に植えた大豆が無事「完全無農薬枝豆」として収穫を迎えました。

朝8時。畑に行ってみると、講師の桑原祐子さんは大豆のうねの真ん中で枝豆採りをしていました。丈の長いもので1m以上にも生長した大豆の中には、倒れてしまったものもあり、それを畑のネズミがかじった跡も確認しました。
枝豆の食べ頃はほんの一瞬で、祐子さんはこの時期を逃すまいとせっせと収穫していました。
この枝豆は、苗を植えた第1回参加者に送られます。

 枝豆が実っている様子。
枝豆が実っている様子。

聞いて「なるほど」!野菜によって違う種まきのコツ

「種まき」と1言で言っても、全部の種が同じまき方ではありませんでした。実は野菜の種類ごとに、適したまき方があったのです。
1限で大豆を植えた畑に到着すると、下の段の畑に耕されて平らに整えられた一画がありました。そこには酸性の土壌をアルカリ性にするための石灰という白い粉がまかれていました。ここが今回大根の種をまくところです。

 はじめはお父さんと一緒にくわを持っていた男の子。そのうち「自分だけで持ちたい」と言い、ひとりで重いくわを持ち、一生懸命に土を寄せていました。
はじめはお父さんと一緒にくわを持っていた男の子。そのうち「自分だけで持ちたい」と言い、ひとりで重いくわを持ち、一生懸命に土を寄せていました。

まずくわの使い方を教わり、参加者もおそるおそる土を耕し始めました。スキーのストックを再利用した棒をうねの端と端に立て、ひもを張って目印にしながら、何とかまっすぐに土を寄せていきます。少しずつ慣れて楽しくなってきた大人の雰囲気を察してか、子どももやってみたいと言い出して、重いくわを持って土をうねの方に寄せ始めました。中心には鶏糞も入れ、最後に上を平らにならして完成です。

その次は種まきです。まず1本目のうねは何も教わらずに種をまいた参加者。
2本目のうねの種まきで桑原さんのまき方が説明されました。
*まず、穴は浅めに。…大根の種の場合、種の3倍の厚さの土をかけます。芽は、ちょっと頭を出したときに土の上に出ないと死んでしまうそうです。
*土は固める!!…大根は土を固くおしつけた方が芽がでやすいそうです。そこで桑原さんは等間隔の足幅でうねの上を歩き(注意:体重が50キロくらいの人まで。重い人はできません)、足あとのかかととつま先に種を3粒ずつまいて、軽く土をかけた後上からたたきます。
そして、芽がでたら2回間引いて1本立ての大根にするそうです。

桑原さんの話を聞いて「ええー!そうだったのか!!」と早くも不安になる参加者のみなさん。芽は順調なら3日後に出るそうです。

 「種は高価なもの」と教えられた参加者。一粒も無駄にはできません。「ここにこうやってまこう」と話し合いながらの種まきです。
「種は高価なもの」と教えられた参加者。一粒も無駄にはできません。「ここにこうやってまこう」と話し合いながらの種まきです。

ちなみに、種をまくときはどこかで必ずカラスが見ていて、誰もいなくなったら降りてきて種をほじって食べてしまうため、対策として土をかけた後はすぐ上に糸を張ります。鳥は羽にものが当たるのを嫌がるので、この糸に羽が当たると、こわくなってもう来ないそうです。

前回の大豆の様子は?

前回大豆の苗を植えた見晴らし最高の畑に、今回もお邪魔しました。

 前回植えた大豆の苗が、いまはこんなに大きくなりました。
前回植えた大豆の苗が、いまはこんなに大きくなりました。

 

 新しい芽もしっかりついています。
新しい芽もしっかりついています。

周りには、土から20㎝くらいの高さにぐるりと糸が張ってあります。これはウサギよけで、この糸より内側にウサギが入ろうとすると、耳がちょうど糸に当たるので入って来られない…というしくみになのだそうです。

開講式〜畑と動物のちょっと面白い話〜

開講式ではそれぞれ自己紹介をし、続いて「山の上のかあちゃん」こと桑原祐子さんより、あいさつとこれからのスケジュール発表、畑やそこにやって来る動物についてのお話がありました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 開講式ではまず参加者が自己紹介をし、続いて講師を務めて下さる「山の上のかあちゃん」こと桑原祐子さんより、あいさつとこれからのスケジュール発表がありました。祐子さんは実は東京から栃窪に嫁いで来られ、畑のことはおじいさんおばあさんに教わってできるようになったそうです。今では5カ所も畑を使っていて、今回はそのうちの1カ所に大豆を植えさせてもらいました。
「大豆を植える」と聞いて、「“大豆を植える”というのは、豆をまくんですか?」と参加者から質問。「豆をまくとカラスが見ていて、まいたそばから食べてしまうので苗を植えます。」「昔は豆をまいていたけど、今のカラスはかしこくなったから」という祐子さんの答えに一同「へえ〜」と感心。さらに、

* 昔は枝豆のことを「畦豆(あぜまめ)」と言って大豆は決まって畦に植えていたこと
* 畦に豆を置いて田んぼの泥をかぶせてやると水分がちょうど良かったということ
* 今は畦に植えると豆が実った頃にタヌキが来てかじってしまうこと

など、畑や作物を通じた動物とのかかわりを知りました。

大豆の苗を植える

大豆の苗は祐子さんが畑の一画で豆から育てたもので、長さは10㎝くらい。小さい双葉と黄緑の本葉が広がっています。

 祐子さんが育てた大豆の苗。最初はこうして一画にかためて大豆をまき、芽が出るまでカラスから守る白いネットをかけておくそうです。芽がでてしまえば(豆でなくなれば)カラスは食べないとのこと。
祐子さんが育てた大豆の苗。最初はこうして一画にかためて大豆をまき、芽が出るまでカラスから守る白いネットをかけておくそうです。芽がでてしまえば(豆でなくなれば)カラスは食べないとのこと。

根を傷つけないように深めに鍬を入れ、少し苗を持ち上げます。根が絡み合ってかたまりになっている苗を、ほぐしながら1本ずつにします。
畝ができたところから苗を植えていくのですが、このとき2本1組にするのが上手に育てるポイントなのだそうです。1本では競争する相手がいないのでそれほど大きくならず、3本では多すぎて栄養が行き届かず、結局2本植えるのが一番いいそうです。一同「なるほど!」「何事も欲張ってはいけないのね」と納得。
1組植えたら、足ひとつ分間隔を空けて次の1組を植えていきます。足運びにも決まりがあって、交互に踏み出して重心を乗せる足で間隔を測り、空いている足は植えた大豆を踏まないように真後ろに置いておきます。
そうした作業の間も、大豆の根が持つ成分を活かして土壌を改良することや、秋に土の具合を見て次の年の作物を決めること、大きい実が実ったり長い期間実り続けたりする作物は畑を疲れさせることなど、祐子さんが栃窪に嫁いでからおじいさんおばあさんに教わったお話を伺いました。