「子ども」タグアーカイブ

地球市民アワードプログラムの研修会を行いました。

これから、各地で子どもたちの活動が始まりそうです。

研修会の様子
研修会の様子

7月6日(日)13:00-17:00、オリンピックセンターで研修会を行いました。

高野から、プログラムの概念、持続可能な社会作りの教育のコンセプト、体験活動やふりかえりの大切さの説明の後、実際にどう活動ができるか、参加者のみなさんから意見を出してもらいました。

地球市民アワードプログラムの概念を説明する高野孝子
地球市民アワードプログラムの概念を説明する高野孝子

「近所や親戚の子どもと始めてみたい」、「体験の大切さを改めて感じた」、「可能性が広いと感じた」などの感想が参加者から寄せられました。

地球市民アワードプログラムの研修会を行いました。

研修会の様子
研修会の様子

これから、各地で子どもたちの活動が始まりそうです。

7月6日(日)13:00-17:00、オリンピックセンターで研修会を行いました。

高野から、プログラムの概念、持続可能な社会作りの教育のコンセプト、体験活動やふりかえりの大切さの説明の後、実際にどう活動ができるか、参加者のみなさんから意見を出してもらいました。

地球市民アワードプログラムの概念を説明する高野孝子
地球市民アワードプログラムの概念を説明する高野孝子

「近所や親戚の子どもと始めてみたい」、「体験の大切さを改めて感じた」、「可能性が広いと感じた」などの感想が参加者から寄せられました。

研修の詳しい内容は、後日アップさせていただきます。

田んぼのイロハ第2回が行われました!

2008年の田んぼのイロハ第2回が行われました。今回のテーマは「草取り」。
2週間前に田植えをしたばかりの田んぼに、さっそく小さな雑草が生えはじめていた。両手で土の表面をなでるようにしながら雑草をとり、まとめて地中に押し込んでいく。同時に田の土をかきまわし、イネの生長を妨げる地中のガスも抜いてやる。
栃窪に住むベテラン農家の男性は、あちこちで鳴くカエルの声を聞きながら、「ほら、みんなが世話してやっから田んぼが嬉しいって鳴いてんだ」と微笑んだ。そうかもしれない。参加者のひとりは「一見地味な作業ですが、育っている途中の稲に関われるのは、子育てしているような気分になりました」とコメントを残した。
2008年6月7日から8日にかけて、休日農業講座「田んぼのイロハ」第2回が、新潟県南魚沼郡にある栃窪集落で行われました。今回のテーマは「草取り」。東京や埼玉からかけつけた大学生や、4歳のお子さんを含む家族連れなど集落外からの参加者に加え、栃窪集落内からも大勢の方が集い、合わせて20名以上の参加がありました。

1日目、栃窪地区の区長である笛木健作さんにガイドをしていただき、まずは集落散策へ出かけます。天気は曇りでしたが、棚田のバックに雲が漂う空景色もまた美しいものでした。参加者は1時間ほどかけて栃窪の風景や暮らしの様子を見て歩きました。

集落散策の途中では参加者全員がワラビの収穫を体験。地元の民泊でいただいたこの日の夕食には、山菜や自家製こんにゃくなど地元の食材がズラリと並び、自分で食べるものを自分で収穫できる暮らしに触れた東京の学生は「ここに来ると、人も生活も環境も、みんな違うんですよね」と語ります。

夕食後には、栃窪小学校を事例として新潟の小学校における統廃合問題を研究した西村さんが、大学院での研究成果を発表。会場となった集落センターには栃窪小学校の校長先生や、研究をサポートした地元の方々が集まり、発表を元に多様な意見が交わされました。
その後は山菜をおつまみに交流会。集落散策の様子やお互いの暮らしを語り合い、深夜になっても笑い声がたえませんでした。

5月に初めて田植え体験をした地元の小学生たち。まっすぐ植えられています。
5月に初めて田植え体験をした地元の小学生たち。まっすぐ植えられています。

2日目、いよいよ田んぼへ出かけます。今回のメインテーマである草取り作業の前に、まだ田植えをしていない田んぼで田植えを行いました。
昨年も田植えを経験しているリピーターの参加者はさすがに作業が早く、「まるで栃窪の人みたいだ」と集落の方に言わしめるほど。5月のイロハプログラムではじめての田植え体験をした地元の小学1年生も、前回に比べてずっと上手に田植えをこなしていました。

5月のイロハプログラムで田植えをした田んぼに移動すると、小さな雑草が育ち始めています。
1日目の午後に笛木健作さんを講師に迎え、参加者は座学で草取りについて学びました。雑草は、まだ根をしっかりと張らないこの時期に取っておくと今後の作業が楽なのだということ。地中の微生物の分解活動によって発生したガスを田の土をかき回して抜いてやると、イネがよく育つということ。草取りをしながら同時に手でイネの根を切ってやると、より丈夫な根が新しく生えてくること。

「くるま」と呼ばれる草を取る道具に挑戦
「くるま」と呼ばれる草を取る道具に挑戦

「田んぼのガス抜きが、プチプチとしていて本当に実感できました。座学で学んだことを実体験できると『おー、ほんとだー!』という感動があって楽しかったです」と、作業を終えた参加者のひとりは笑顔を見せます。
「お米と話ができたか?それができりゃ一人前だ」と地元の農家の方が励ましてくれました。

参加者は、農作業の合間にあぜに腰をかけてお昼ご飯を食べました。メニューは、野外で火をおこして作ったトン汁、地元で収穫されたお米で握ったおにぎり、1日目に参加者自身が収穫したワラビなど。晴天の初夏の日差しのもとイネがそよめく棚田の眺めは、食事をよりおいしく感じさせてくれたようでした。

プログラムの最後に参加者に記入してもらったアンケートには、以下のようなコメントが見られました。

「ふだん生活していた環境とかなり違う環境でのくらしをのぞけるというか、体験できるのが、私は気に入っています。違いを知ることで、自分の暮らしへの理解も深まっている気がします」
「やはり田の草取りは、米づくりの醍醐味だなと感じました」
「めちゃくちゃ気持ちいいです。サイコーです」
「前回植えた苗が2週間という期間で結構成長していて『育ててるんだな』という嬉しさがありました」

次回の田んぼのイロハは9月に実施予定。「草刈りとあぜ管理」をテーマに、またおもしろい企画が準備されています。どうぞふるってご参加ください。

http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=2&aid=564

WARD(世界子孫代理人会)から感謝状

606-l感謝状をいただきました。

「子孫達が生きられる資源と環境を残そう」と活動されているWARD(世界子孫代理人会)から、感謝状をいただきました。

地球の資源と環境の保全に寄与している組織と個人に贈られるもので、エコプラスは、2年前から開発している「地球市民アワード」や今までの自然体験活動、環境教育プログラムが評価されました。

WARD(世界子孫代理人会)WEBサイト
http://www.interq.or.jp/earth/ward/

いきものプロジェクト第1回報告!

2008年度第1回目のいきものプロジェクトが行われました。
6月1日早朝、2008年度第1回目となる「栃窪いきものプロジェクト」が行われました。今回はバードウォッチングに挑戦。
単眼鏡を担いで、栃窪の自然の中へいざ出発!

何が見えるんでしょう? レンズの先の世界に、みんな思わず微笑んでしまいます。
何が見えるんでしょう?
レンズの先の世界に、みんな思わず微笑んでしまいます。

昨晩から降り続いていた雨が止むと、鳥の鳴く声がさかんに聞こえてきました。地元高校の理科の先生であり、いきものプロジェクトの講師をしてくれている深沢さんと、今回バードウォッチングのスペシャリストとして深沢さんのサポートに来てくれた高校生が、瞬時に単眼鏡のレンズに鳥の姿をとらえます。

「よくそんなにはやく鳥を見つけられますね。私には声は聞こえても、どこにいるかちっとも分からないのに・・・」と参加者。
「今の声はホオジロの鳴声なんです。ホオジロは木のてっぺんや電柱の先のように高い場所にとまって鳴くんです。むやみやたらに探しているのではなくて、そういう知識があるからだいたいの見当がつくんですよ」と深沢さん。
生き物を知り尽くしている人が一緒だと楽しみが倍増する。

ピントを合わせてもらったレンズをのぞくと、思わず笑ってしまった。本当にすぐ目の前に可愛らしい鳥が見えるのだ。ホオジロは胸を反らせて天を見上げて鳴いていた。「俺がホオジロだ!」と辺り一面にいばっているよう。

ホオジロの他にも、オオルリ、キビタキ、サンショウクイ、キセキレイ、サシバ、コゲラ、カワラヒワ、イカル・・・などなど、約1時間の散策で23種類もの鳥が確認できた。どの鳥も人里離れた森の中で観察されたのではなく、栃窪集落の中、またはそのすぐ近くで確認された。栃窪集落が豊かな生態系に組み込まれて位置することがよく分かる。
バードウォッチングをよくすると話す参加者も、「他の場所に負けないくらいたくさんの鳥がいることに驚いた」と話した。
今年の「いきものプロジェクト」は、毎回違ったフィールドで生き物を観察する他に、決まった場所を季節を変えて継続的に観察する定点観測も行う。
定点観測のフィールドは元は田んぼだった集落内の桐木平という沼地。この沼地の5カ所を網ですくい、そこに生息している生き物を記録する。

モリアオガエル。交尾中のモリアオガエルも発見しました。
モリアオガエル。交尾中のモリアオガエルも発見しました。

今回見つかったのはオタマジャクシ、タニシ、アメンボ。沼の周辺ではイモリ、イトトンボのヤゴ、モリアオガエル、ツチガエルも観察することができた。
モリアオガエルの卵も発見。3つは畦の際に、1つは木の上にあった。TAPPO事務局では畦の際にあった卵の一つを持ち帰り観察中。

次回のいきものプロジェクトでは一体なにが観察されるでしょうか?そしてモリアオガエルの卵はどうなる?
こうご期待です!

地球市民アワードプログラムとは?

パンフレットです。
パンフレットです。

2年間かけて開発してきた、子どもが地域で自然、文化、社会の活動を行うとアワード(賞)がもらえるプログラムです。子どもが地域との関わりを持て、総合的な学びを得ることができます。

 

<“地球市民アワード“プログラムのサイト>
http://www.gcaward.com/
ECOPLUSは、2008年春から “地球市民アワード“プログラムを実施しています。

地球市民アワードプログラムのサイト
地球市民アワードプログラムのサイト

●“地球市民アワード“プログラムについて
子どもが地域の自然や文化、伝統をもっと知り、地域の人たちとふれあい、地域とたくさん関わっていくためのプログラムです。子どもたちが地域で、自然、文化、社会などの定められた分野の体験活動を重ねた実績に応じて、それぞれが学んだことを評価し、その達成を記念するアワード(賞)を与えるというものです。子どもたちは、活動記録ノートに記入しながら活動することで、体験を学びにすることができます。

英国では、青少年を対象とした同様のアワードプログラム(デューク・オブ・エジンバラ・アワード、ジョン・ミュア・アワードなど)が盛んですが、日本では初めての試みです。現在日本で必要性が唱えられている子どもたちの地域での体験活動を奨励するものとして期待されています。

二年間のプログラム開発にあたっては、北野日出男氏(社団法人日本環境教育フォーラム会長)、松下倶子(前独立行政法人国立青少年教育振興機構理事長)、森良氏(NPO法人ECOM代表)、横山隆一(財団法人日本自然保護教会理事)、陶山佳久氏(ECOPLUS理事、東北大学農学部助教授)に開発委員会のアドバイザーとしてご協力いただきました。

また、2006年度トヨタ環境助成、2007年度子どもゆめ基金助成(教材)をいただき開発されました。

今回始まったアワードプログラムは、大地賞(初級)です。風賞(中級)、光賞(上級)も、今後行われる予定です。

開発のためのパイロットプログラムに参加した子どもたちからは、「自分の身の回りにはたくさん伝統があり、それを守りたいと思った」「都心なので、自然もそんなにないと思っていたが、実際見てみるとたくさん自然があった」「昔から今まで、大切に受け継がれてきたものは宝物や建物だけでなく文化や技術もあることを知った」「地域を歩いてみるといろいろなものが見えてきた」などの感想が寄せられています。

プログラムの詳細は
http://www.gcaward.com/
をご覧ください。参加するために必要な情報とガイドをダウンロードできます。

地球市民アワードプログラムが始まります。

パンフレットです。
パンフレットです。

2年間かけて開発してきた、子どもが地域で自然、文化、社会の活動を行うとアワード(賞)がもらえるプログラムです。子どもが地域との関わりを持て、総合的な学びを得ることができます。

ECOPLUSは、2008年春から “地球市民アワード“プログラムを実施しています。

●“地球市民アワード“プログラムについて
子どもが地域の自然や文化、伝統をもっと知り、地域の人たちとふれあい、地域とたくさん関わっていくためのプログラムです。子どもたちが地域で、自然、文化、社会などの定められた分野の体験活動を重ねた実績に応じて、それぞれが学んだことを評価し、その達成を記念するアワード(賞)を与えるというものです。子どもたちは、活動記録ノートに記入しながら活動することで、体験を学びにすることができます。

地球市民アワードプログラムのサイト
地球市民アワードプログラムのサイト

英国では、青少年を対象とした同様のアワードプログラム(デューク・オブ・エジンバラ・アワード、ジョン・ミュア・アワードなど)が盛んですが、日本では初めての試みです。現在日本で必要性が唱えられている子どもたちの地域での体験活動を奨励するものとして期待されています。

二年間のプログラム開発にあたっては、北野日出男氏(社団法人日本環境教育フォーラム会長)、松下倶子(前独立行政法人国立青少年教育振興機構理事長)、森良氏(NPO法人ECOM代表)、横山隆一(財団法人日本自然保護教会理事)、陶山佳久氏(ECOPLUS理事、東北大学農学部助教授)に開発委員会のアドバイザーとしてご協力いただきました。

また、2006年度トヨタ環境助成、2007年度子どもゆめ基金助成(教材)をいただき開発されました。

今回始まったアワードプログラムは、大地賞(初級)です。風賞(中級)、光賞(上級)も、今後行われる予定です。

開発のためのパイロットプログラムに参加した子どもたちからは、「自分の身の回りにはたくさん伝統があり、それを守りたいと思った」「都心なので、自然もそんなにないと思っていたが、実際見てみるとたくさん自然があった」「昔から今まで、大切に受け継がれてきたものは宝物や建物だけでなく文化や技術もあることを知った」「地域を歩いてみるといろいろなものが見えてきた」などの感想が寄せられています。

プログラムの詳細は
http://www.gcaward.com/
をご覧ください。参加するために必要な情報とガイドをダウンロードできます。

連続子どもキャンプ冬!雪ざんまいキャンプ

3月末の3日間、新潟県南魚沼市清水地区で、岐阜や大阪からも子どもたちが集まって、雪と思いっきり近づく生活キャンプを行いました。(*写真はクリックすると大きくなります)
3月29日から31日にかけて、今年の連続キャンプの最後、雪をテーマにしたキャンプが、南魚沼市清水地区にて行われました。

 巻機山を後ろに全員集合
巻機山を後ろに全員集合

小学校5年生から高校1年生までの参加者16人(男11、女5)は、地元南魚沼市はもちろん、埼玉、神奈川、東京、岐阜や大阪から集まりました。

清水地区の人たちがサポートと指導にあたり、同じ南魚沼市栃窪地区の男性や、東京からの6人の学生ボランティアもスタッフとして子どもたちを支援しました。

冷たい雨の混じる降雪の中で始まったキャンプは、民宿やまごでまずは開校式。生活班ごとに名前と目標を決めて、いよいよキャンプ地へ。「城ノ越」と呼ばれる場所で、雪の下にはだんだん畑が広がります。テントを張り、トイレを作り、少しずつ生活の場を整えます。

ここでの生活は、何にでも雪を使います。料理にもお尻を拭くにも、イスもテーブルも、全部雪です。

一斗缶を利用したコンロで火をつけるのは大変です。それでも初日はスタッフより早く熱々の鍋を完成させました。
緊張の夜は・・・寒い〜。全然眠れなかったという人と、熟睡したという人と、あれこれでした。

2日目はピカピカの晴天!
地元の山岳救助隊長の小野塚高一さんの案内で、カンジキをつけて山を登ります。
途中、リスやウサギ、テンの足跡があり、小野塚さんが動物の生態について教えてくれます。ウサギのわなも実演してくれました。

「自分は小学5,6年生の頃からこうしてウサギを獲っていた。あの頃はものすごくいたんだけれど、このところ激減した。気候変動が関係していると思う」と小野塚さん。

 「超豪快山岳尻滑り」はおもしろさにみんなが絶叫!
「超豪快山岳尻滑り」はおもしろさにみんなが絶叫!

苦労して登った山道では、雪の上の模様や雪の溶け方など、いろいろな発見がありました。そして、とても美しい光景でした。下りは、小野塚さんの指導で、豪快な尻滑り!誰もが楽しみました。

テント地に戻り、アイスクリームを作ったり、灯籠や「秘密の友だち」への贈り物を作ったり。夜はBBQで盛り上がりました。ダッチオーブンで作った焼きリンゴが登場し、最後はみんなでマシュマロを火であぶりました。
寝袋の使い方やテントの張り方で暖かく眠れることを教わり、2日目の夜は全員、前日よりもよく休みました。だんだん暮らしに慣れていきます。

最後の日は雪!テントの上に5センチくらい雪が積もっていました。キャンプ地を撤収し、出たゴミを見て普段の暮らしよりうんと少ないことを実感。
荷物を持って村に戻り、郷土料理の「チマキ」作りを民宿やまごのお母さんとおばあさんに教えてもらいました。

最後に出された感想の幾つかは次です。

・学校ではしばられた生活をしているけれど、雪山で解放された
・自然は人に生かされていて、人は自然に生かされている
・トイレとか、まな板とかいつも買っているものが、作られたものじゃなく、自分で作るというのが新しいなと思った
・いつもの生活がいかに便利か実感した

誰にとっても新しい体験と発見がありました。大変なこともあったけれど、それをやりのけたことがきっと自信になったと思います。
みんな新しい友だちを作って、ちょっと興奮気味のまま家路につきました。また会おうね!