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都心にも自然がいっぱい・・・「自然学校を体験しよう!」

立体顕微鏡でのぞく虫などを探そうと校庭を駆け回り、指導員の井東さんを質問攻めにする子どもたち
立体顕微鏡でのぞく虫などを探そうと校庭を駆け回り、指導員の井東さんを質問攻めにする子どもたち

6月3日の土曜日、高層ビルの谷間にあるエコプラザで、環境教室「自然学校を体験しよう」が開かれました。

都心の子どもたちに、自然とのふれあいの機会を提供しようと企画された「環境教室・自然学校を体験しよう」が、2006年6月3日に、港区立エコプラザで開かれました。

集まったのは、小学校4年生の男の子から中学生の女の子までの子ども6人と、大人6人の計12人。

目隠しをし、イモムシのように連なって「冒険の旅」に出た参加者たち。左が井東敬子さん
目隠しをし、イモムシのように連なって「冒険の旅」に出た参加者たち。左が井東敬子さん

ぐずついた天候が続き雨が降るとの予報もあったためか、受付開始の時点ではほんの数人。他の参加者を待っている間に子どもたちは自然と指導員の井東敬子さんと遊び始めました。その後参加者が徐々に増え、指導経験豊富な井東さんのおかげで、後から参加した子どもたちもどんどんと打ち解けて仲良く、一日を過ごしました。

最初に取り組んだのは、長さ10メートルほどの草むらのへりに、スプーンやおもちゃの虫など人工物がどれだけ隠れているか探すゲームでした。18個もの人工物が隠されていたのに、なかなか見つけられずに、何回も何回も草や木の間に顔を突っ込んで探していました。自然をじっくり見るという体験でした。

この中で人工物以外にも虫や面白い形の葉っぱなどをたくさん発見。よ〜く見れば、そこら中の草木にいろんな生き物がいることにも気がつきました!

事前に、エコプラザのまわりに生えているドクダミの葉っぱを乾燥させて作ったドクダミ茶も登場。雑草だと思っていたものがお茶になることに、大人の参加者も改めてびっくり。コンクリートばかりが目立つ都心でも、眼を向ければ身の回りからも自然を感じられることに気づきました。

ニコンビジョン?から提供していただいた立体顕微鏡を使うと、葉っぱについていた虫たちが怪獣のように大きく見えることにも子どもたちは夢中になって、次々に葉っぱをめくっては虫を探していました。

また?モンベルからテントや寝袋などをお借りすることができ、実際にテントの中で寝袋に潜り込む体験もできました。子どもたちは自然学校やキャンプの雰囲気も充分に感じることができたようでした。

アラスカの少数民族ユピックの教育者とワークショップを一緒に開きませんか

子どもたちにプログラムを行う招聘者のシシリアさん(右)
子どもたちにプログラムを行う招聘者のシシリアさん(右)

エコプラスは、アラスカの少数民族ユピックの教育者シシリア・マーツさんを迎え、地域に根ざした教育についてのワークショップを、東京以外で共催していただける団体を公募中です。

NPO法人エコプラスは国際交流基金日米センターの助成を受け、「アラスカ先住民族の自然観を通して、地域に根ざした教育を考える日米市民プロジェクト」を実施します。プロジェクトに参画し、地域でワークショップを企画する団体を募集します。

1.事業の目的
日本は急速な近代化の結果、自国に存在する以上の多大なエネルギーを消費することでしか維持できない「発展」を手にし、地球全体の「持続可能性」が議論される今、これからの指針が模索されています。これからの社会を作って行くための教育も、見直しが必要です。

アラスカのユピック民族の伝統太鼓作り
アラスカのユピック民族の伝統太鼓作り

欧米の環境哲学・環境/野外教育の研究者らの間には、先住民族の世界観や自然とのつながりを学ぶことが環境問題の解決に重要な役割を果たすとの認識が広がってきています。一方で、アラスカ先住民族の自然観や文化は、日本の人々が古くから持ち続けてきた価値観と共通する要素が多々あります。
本プロジェクトでは、アラスカ先住民族の自然観や環境と調和した暮らしを維持する知恵などを市民レベルで共有しあうことを出発点に、それぞれの地域が他の地域に環境負荷を押し付けることなく共存していける地域社会づくりを目指した「地域学」とでも呼べる知的交流を目指します。
最終的には、地域の歴史・伝統・特性を知り、地域の持続的存続を構築できる次世代を育む「地域に根ざした教育」のあり方を、日米が協力し合って議論し続けるネットワークづくりへと発展させることを目的としています。

2.事業の概要
主催:特定非営利活動法人ECOPLUS
共催:損保ジャパン環境財団(東京講演会)
助成:独立行政法人国際交流基金日米センター
後援:社団法人日本環境教育フォーラム
社団法人日本キャンプ協会
日本環境教育学会
日本野外教育学会
招聘者:レイ・バーンハート氏(アラスカ大学教授)
※東京、塩沢のみ
シシリア・マーツ氏(ユピック民族教育家)
マイケル・マーツ氏
(ベセル放送局シニアプロデューサー)
招へい期間: 2006年11月23日〜12月5日
11月25〜26日
ワークショップ1:新潟県南魚沼市塩沢地区
11月27日
講演会:東京
11月29〜30日
ワークショップ2:公募により、開催
12月2日〜3日
ワークショップ3:公募により、開催

3.三地域でのワークショップ概要:
◇参加者:各地域で環境教育を行う指導者、関心をもつ住民ら約30人
◇ワークショップの内容:
1日目:先住民と教育についてのレクチャーおよび意見交換
アラスカの専門家より、理論の枠組みの提示と、それに基づく意見交換。
2日目:地域に根ざした教育のプログラム作り、課題の話しあい
全員で、開催地域の文化、伝統、食文化などを体験。その体験を素材として、地域に根ざした教育の具体的なプログラム作りをグループで行う。その可能性と課題を出し合い、対話を重ねる。参加者に応じてそれぞれのアクションプラン、プログラムデザインを実施。全員でシェアリング。意見交換。

4.東京講演会概要:
会場:損保ジャパン会議室(東京・新宿)
開催日:2006年11月27日 18:30-20:30
招へい者が講師となっての講演会。東京の一般市民、関心を持つ指導者らが対象。

5.ワークショップ開催地の公募について
これまで紹介されることが少なかった、アラスカ先住民の教育に対する考え方を知る機会を広く作るため、そして「地域に根差した教育」に関心ある人たちとのネットワークを広げるため、このプロジェクトでは、招聘された人たちを受け入れ、各地域でワークショップを開催する意志のある団体を二つ公募します。

興味のある方はぜひお申し込み、お問い合わせください。

■ゲスト:シシリア・マーツ氏(ユピック民族教育家)
マイケル・マーツ氏(ベセル放送局シニアプロデューサー

ゲストのシシリアさんはユピック民族の著名な「エルダー」です。英語をまったく理解しない4歳の時から、寄宿舎生活で学校に通い、ユピック語を知らないアメリカ人教師たちに「教育」されました。少数民族では初めての頃に教員免許を取り、教壇に立ちましたが、大学で教わった教育手法がユピックの文化や伝統と合わないことを無視できず、独自の教育方法を編み出して行きます。今では、文化やその土地に合った教育の推進者として、世界各地にスピーカーとして呼ばれています。

マイク・マーツさんは、アラスカのベセル放送局でシニアプロデューサーをしています。教師を務めた後、アラスカ先住民族の文化や伝統をとりあげたドキュメンタリー番組を多く手がけてきました。マイクさん自身は、「白人」のアメリカ人ですが、シシリアさんをパートナーとして支えています。
■ 受け入れのための経費
招聘した2名とアテンド1名の交通費や食費などの基本的な経費はプロジェクトでまかない、ワークショップ開催のために必要な費用の一部として5万円を提供します。

■ ワークショップの内容
当団体と相談しながら進めて行っていただければ幸いです。

■受け入れの条件
1)「地域に根ざした教育」に何らかの形で関わっている、取り組んでいること。
2)指定の日程のどちらかでワークショップを開催し、参加者を集めることができること。
3)互いに学びあう趣旨から、アラスカからの講師らにとって参考になるものを提供できること。
4)ワークショップでの成果をその後、活用できること。
5)今後「地域に根ざした教育」に関心を持つグループや個々人のネットワークに参加できること。
6)実施後の簡単な評価レポートや、報告書作成に文書を寄せるなどの協力ができること。

■選考基準
1)過去の実績・具体的な参加者像・ワークショップの広報手段など、確実にワークショップを実施できることを示す何らかの証拠があること。
2)成果が広範囲に影響を与えうる仕組みを有しているか、その可能性を持つ参加者(見込み)層であること。
3)アラスカ招へい者らの参考になり、これからのつながりも期待できるグループであること。
4)アラスカ先住民を筆頭とする講師らから学びたい意欲が十分に伝わること。ならびに相互に学びあい、理解しあう姿勢を持つこと。

■応募の仕方
以下の項目について記入し、メールにて下記までご応募ください。
info@ecoplus.jp

・ 団体情報(団体名、住所、電話、ファックス、メール、代表者名、規模、
過去の活動実績)
・ワークショップ開催を希望する理由
・ ワークショップの企画内容(概要)
・ ワークショップ見込み参加者(どんな人たちが何人くらい)
・ アラスカ先住民を筆頭とする講師らからどんなことを期待しているか

締め切りは7月7日(金)です。結果は7月15日までにご案内いたします。
【お問合せ先】
特定非営利活動法人エコプラス
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-5-16 本門ビル4階
TEL: 03-5294-1441 FAX: 03-5294-1442
担当 村橋

第2回みなと区民環境リーダー養成講座

「鳥」に限らず生態系全体にまで講義は及び話しに惹きつけられる受講生たち。「へー」「おー」と話しのたびに感嘆がもれる。
「鳥」に限らず生態系全体にまで講義は及び話しに惹きつけられる受講生たち。「へー」「おー」と話しのたびに感嘆がもれる。

5月20日に第2回目の講座が開催されました。講師は(財)日本野鳥の会 安西英明氏。テーマは、港区の自然を知る「鳥と木々」

時間がどんどん立つ楽しいおしゃべりで、あっという間に時間が過ぎました。

自己紹介から野鳥との付き合い方、相手を知るということ、持続可能性の概念、時間と空間軸にまで話しは至りました。

なぜこんなに草木やその他についても詳しいのだろうと思っていると、小5で探鳥会に参加し、どの木の実を食べるとか、どんな草むらがいいとか、植物の話が多くそれで植物にも興味を持つようになったとの解説。一同「なるほど〜」とうなずいていました。

校庭へ出て、鳥や草木を観察。3分に1匹虫を捕まえられるかにも挑戦してみた。これはすずめの巣を発見し、みんなで覗き込んでいるところ。
校庭へ出て、鳥や草木を観察。3分に1匹虫を捕まえられるかにも挑戦してみた。これはすずめの巣を発見し、みんなで覗き込んでいるところ。

また、数千万種存在すると言われている生物(今日確認されているのは約200万種)に、生産者・消費者・分解者という3つの役割があるということ。人間は多くの種の中のたった一つの存在であるということを改めて認識しました。

その後、校庭に出て、鳥がいるかどうかを観察。草花も見ながら、草花の立場になって考える視点を提供していただきました。スズメの親に負けずにムシを探そう、と容器を渡された3人は夢中になってムシ探しをして、安西講師を驚かせる程虫を集めていました。

その後教室へ戻り、まとめ・質疑をして終了となりました。

「森を作ろう、木を育てよう」の展示始まる

港区立エコプラザの入り口に掲示された展示案内のパネル。
港区立エコプラザの入り口に掲示された展示案内のパネル。

港区立エコプラザでの今年度初の展示となる「森を作ろう、木を育てよう」展が、5月16日から始まりました。会場にはドングリの植木鉢120鉢も並べられています

東京都港区虎ノ門3丁目の港区立エコプラザで、5月16日から、ドングリをテーマにした環境展示「森を作ろう、木を育てよう」が始まりました。

展示室は中央に120のドングリ入りの植木鉢が並び、その周辺を20枚近い説明パネルが囲んでいます。
展示室は中央に120のドングリ入りの植木鉢が並び、その周辺を20枚近い説明パネルが囲んでいます。

これは、エコプラスがこの環境教育施設エコプラザの企画運営を受託して初めて同施設内で実施するイベントです。万博で知り合ったNPO法人ドングリの会の全面的な協力を得て、数百粒ものドングリの実を提供してもらうなどして実現しました。

会場では、東京都内のIT企業「テックエンジニアリング」から提供を受けた生分解性の制服リサイクル植木鉢に植えられたドングリが、中央に山のようになって展示され、それを説明パネルが取り囲みました。

今年は、冬が長かった影響で、ドングリの芽生えも遅く、どの植木鉢もまだ芽生えていませんが、期間中にどんどんと成長していく過程も見てもらえることと思います。

初日の16日には、早速修学旅行で東京を訪れていた盛岡市の中学生10人が学習に訪れ、スタッフの今井さんが応対をしました。

展示は、6月10日までの予定ですが、ドングリの成育具合をみながた1週間から2週間は延長することになりそうな気配です。

エコプラザの連絡先は以下の通りです。
住所: 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3丁目6番9号
電話: 03-3431-6057

http://tabinaw.jp/ecoplus/plaza/map.jpg

パネル展「目で見る環境教育」始まる・・港区役所で

区役所一階のロビーには、畳の大きさの掲示板が6枚ずつ、3列になって配置され、その両面に30枚のパネルが展示されています。
区役所一階のロビーには、畳の大きさの掲示板が6枚ずつ、3列になって配置され、その両面に30枚のパネルが展示されています。

港区役所の一階ロビーで、「目で見る環境教育・・夏休みの体験活動を探そう」が始まりました。各地の自然学校の動きをまとめて見ることができる珍しい展示です

東京都港区の区役所ロビーで、「目で見る環境教育・・・夏休みの体験活動を探そう」が、5月10日から始まりました。
港区環境課の主催で、エコプラスが企画準備に当たりました。
エコプラザという環境教育施設の企画・運営を受託した第1弾のイベントとなったために、環境教育を分かりやすく区民らにわかってもらい、自然に環境教育の世界に入ってもらうために、夏休みの活動プログラムを具体的な目玉とし、それをもとに、いま日本各地で広がっている自然学校の動きを見てもらえるようにしました。

それぞれのパネルの前にはパンフレットなどがおかれ、立ち寄った区民らが、結構時間をかけて見てくれています。
それぞれのパネルの前にはパンフレットなどがおかれ、立ち寄った区民らが、結構時間をかけて見てくれています。

展示には、日本で当初から体験型の環境教育に取り組んできた社団法人日本環境教育フォーラム(JEEF)が全面的に協力。日本の主だった自然学校の多くが、紹介のための写真や資料を寄せてでき上がりました。これだけのスペースを使って日本のいわゆる草分け的な自然学校を横断的に見ることができるのは、珍しい機会です。

展示は、毎日午前8時半から午後5時まで、土日は閉館。5月31日まで。

区役所への地図
http://tabinaw.jp/ecoplus/plaza/minato.gif

ドングリを植えるーー森づくりの展示を前に

マテバシイの実。岐阜県高山市を拠点にする「ドングリの会」に提供してもらいました。
マテバシイの実。岐阜県高山市を拠点にする「ドングリの会」に提供してもらいました。

エコプラザでの今年度初の環境展示となる「森を作ろう、木を育てよう」を前に、300鉢にドングリのタネを植えました。

エコプラザでは、5月16日から6月10日まで、「森を作ろう、木を育てよう」という展示を行います。
ドングリを育てて、それを山に戻して森づくりをしようとしている「ドングリの会」の協力で、一粒の実から始まる自然との語らいを、展示にする予定です。

植木鉢は、IT企業が社員のウール製の制服をリサイクルして作った、自然の中で分解するものです。
植木鉢は、IT企業が社員のウール製の制服をリサイクルして作った、自然の中で分解するものです。

これに先立って、高山から送られてきたドングリを鉢に植える作業を5月1日に行いました。
植木鉢は、都内のIT企業「テックエンジニアリング株式会社」が女子社員のウール製の制服をリサイクルして作った特性のものです。自然の中にかえる、環境にやさしい製品です。

300の鉢に土を入れて、ドングリを植え込んでいくのは、結構手間です。時折雨が落ちる天気でしたが、湿気が大切なドングリにとってはいい条件だったかもしれません。

乾燥するとドングリは発芽しにくくなるそうで、このドングリたちは去年秋に拾い集めた後、土の中に埋めて保存しておいたそうです。何メートルもの雪に埋もれながら、やっと春になって土の中から掘り出されたドングリたちは、一部すでに芽が出始めているものもありました。

どう成長していくのか、とても楽しみです。

ECOPLUS Participation in Global Village of EXPO 2005, Aichi, Japan

A woman from Nagaland, India showing Naga\'s traditional weaving at EXPO 2005.
A woman from Nagaland, India showing Naga\’s traditional weaving at EXPO 2005.

Read ECOPLUS direct interactions with 15,000 visitors and the spotlight attention on the indigenous people from Alaska and India at EXPO 2005.

For 45 days from mid March to end April 2005, ECOPLUS participated in the Global Village of EXPO 2005 held in Aichi, Japan. ECOPLUS participation in the EXPO started at the begining of the exhibition and was a \”top batter\” in one of the five mobile mini-pavilions at the Global Village. The mobile mini-pavilions rotated their positions around the Global Village every month. Units in the village\’s pavilions were co-hosted by NGOs and NPOs from Japan and overseas.

With the help of volunteers primarily from local Aichi Prefecture, ECOPLUS was able to have direct contact with approximately 15,000 people, conversing with them about nature experiences and environmental education activities, as well as recording \”Earth Messages” for the future.

Indigenous people – Yupik from Russian Mission, Alaska and Naga from Nagaland, a mountainous region in Northeast India – joined ECOPLUS\’ pavilion.

The Yupik students and their teacher, Mike Hull, livened up the opening ceremony at the Global Village with their song & dance performances. Accompanied by music from round drums and slow rhythm singing, their dances, which articulate nature and their daily lives became a symbol of the Global Village. It even appeared on national television news. The Yupik students’ photography presentations on Yupik lifestyle and Mike Hull’s talk on education and the environment in Alaska were also greeted with praises from fellow participants in the village.

The group from Nagaland, Northeast India, which joined ECOPLUS in late April included youths from mountain villages situated at 1,500 meters above sea level and Amba Jamir from the Missing Link (an NGO which supports such mountain villagers). Though broadly referred to as Naga, each of these participants belongs to their own tribe, such as Ao. The women exhibited their traditional weaving skills, while the men exhibited crafts made from bamboo along side a showcase on Nagaland mountainous tribes’ farming method. Their traditional method of farming which involves burning and a cyclical slash as the only tool is carried out in accordance to, and in perfect harmony with, nature’s rhythm They use one plot of forest for two years and let it rest for the next 17 years.

Units participated in the Global Village in April were unique in that they were involved in activities during the EXPO’s preview, prior to the opening of the EXPO. However, things did not get off to a smooth start at the beginning. Seasonally, it was still cold enough for snow, the EXPO management was still in a trial and error phrase and the media focused coverage only on main attractions like the robots and mammoth, resulting in few visitors to the Global Village.

The low number of 200 daily visitors at the beginning gradually increased to 500 towards the second half and soon volunteers were getting very busy attending to them. Over 40 ECOPLUS’ volunteers participated and helped out at ECOPLUS’ pavilion with YAMAZAKI Madoka participated for the entire EXPO as a live-in volunteer. Members of Tokai Bank\’s alumni group rotated to fill positions and made use of their communication skills acquired from various experiences. Many young volunteers took their hats off to one another and congratulated themselves for the experiences they have gained from participating in the exhibition.

*Apology
The hard disk of the computer hosting the special EXPO web site set up for ECOPLUS\’ participation in the Global Village of EXPO 2005, Aichi, crashed at the end of April. Incessant attempts to recover the hard disc by specialists in both Japan and USA were, unfortunately, met without any success. Due to serious damages to the surface of the disc, the specialists rendered the hard disk irrecoverable. Though ECOPLUS has replaced broken parts, restored the functions of the site and re-entered data that is replaceable, data from the nearly 300 messages left by visitors at the expo was not able to be recovered. We sincerely apologize for our inability to handling data properly.

雪の中、高野孝子講演会に60人以上が参加

地球儀を使って北極や南極を示しながら話す高野孝子。
地球儀を使って北極や南極を示しながら話す高野孝子。

高野孝子講演会が、2006年1月21日、東京都港区の施設「エコプラザ」で開かれ、これまでのプログラム参加者を含む多くの人と、地球各地のスライドを楽しみました。

高野孝子の講演会が、1月21日、東京都港区の環境教育施設「エコプラザ」で開かれた。エコプラザの活性化のために、17日から28日まで2週間開かれている写真展に合わせて、開催された。

写真展の会場をそのまま会場に使って、講演会が行われた。関東地方には珍しい雪の中、会場は立ち見がでるほどの盛況だった。
写真展の会場をそのまま会場に使って、講演会が行われた。関東地方には珍しい雪の中、会場は立ち見がでるほどの盛況だった。

当日は朝から雪となり、交通機関も混乱する中、会場には60人を超す人々が集まった。これまでのプログラム参加者やボランティアのみなさん、関係団体のスタッフら、エコプラスに関係する30人余の大人と4人の子どもも参加。旧知の顔を見つけてひさしぶりの会話もはずんだ。

講演では、高野が北極や南極、シベリアなどの極地で撮影した映像のほか、ミクロネシアなどでのスライドを上映しながら、美しい太平洋の島にもプラスチックゴミが流れ着き、汚染物質を排出する工場などが一切ない北極圏に、水銀などの有機化合物が降り注いでそこに住む少数民族の体に日本人をはるかに上回る有害物質の蓄積が起きていることなどを紹介。「海と空気で地球はみんなつながっている」と、それぞれの家庭や地域での行いが地球全体に影響を及ぼしていることを説明しました。

最後に、北極横断時に実際に使った寝袋を広げ、子どもたちに実際に中に入ってもらうと、全員が腰を上げて様子をのぞき込むなど、立体感に富んだ講演会となりました。

写真展は、1月28日まで。
会場に必ずスタッフがいるとは限りませんが、来場者ノートを備えておきますので、ご覧の際はぜひご感想をお残しください。
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=ja&genre=2&aid=262

栗駒山麓にブナ林を訪ねる

一桧山のブナの森を歩く参加者のみなさん。樹高20メートル前後の巨木が並ぶ見事な森でした
一桧山のブナの森を歩く参加者のみなさん。樹高20メートル前後の巨木が並ぶ見事な森でした

エコクラブの「とびっきり自然の旅」特別編として、2005年10月22日から24日まで、宮城県の栗駒山麓にブナ林を訪ねました。

エコプラスの自然体験活動部門であるエコクラブは、10月22日から24日まで、宮城県栗駒山麓にあるブナの森を訪ねる自然観察ツアーを実施しました。

以前硫黄を採掘していた現場で温泉が川に流れ出ていた。みんな思い思いの場所で「足湯」を楽しむ
以前硫黄を採掘していた現場で温泉が川に流れ出ていた。みんな思い思いの場所で「足湯」を楽しむ

エコプラスの理事である東北大学大学院助教授陶山佳久さんの協力で、陶山さんがDNA鑑定を使った生態学調査を行っているブナの森を舞台に、森を学術的に見る視点を参加者に提供してくれました。

詳細は、以下のエコクラブのサイトでご覧下さい。
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=ja&genre=7&aid=253

英国のCenter for Alternative Technologyを見学してきました

センターでは、太陽光、水力、そして風力による自家発電ですべてのエネルギーをまかなっています。
センターでは、太陽光、水力、そして風力による自家発電ですべてのエネルギーをまかなっています。

世界でも有数の「エコセンター」とされる英国のCATを訪ねてきました。いろんな知恵が実際に試されている面白い場所でした。

愛知万博に関連したインタビューで、英国ウェールズにある「Center for Alternative Technology(これまでとは違った技術開発センター)」に行ってきました。持続可能性やこれからの地球社会のあり方に興味を持つ人にはすばらしい学びの要素が詰まった場所でした。機会があればぜひ訪ねることを勧めます。

以前に使っていた巨大な発電用の風車などを使った新しい展示コーナーが建設中です。
以前に使っていた巨大な発電用の風車などを使った新しい展示コーナーが建設中です。

CATは、最寄り駅であるMachynllech(マカンクラフ)の町から北に3マイル(約5キロ)慣れている。私は、自転車を電車に乗せて訪ねることにした。駅のインフォメーションセンターで町の中心部に行くように勧められて向かったが、町並みは駅の南側。再び北上して自転車ルート8号で進む。川沿いの放牧地に舗装された自転車道があり、それをたどって走る。川には魚がパシャと跳ねる音が何度も聞こえる。出来たばかりの自転車用の橋を渡って行くと、向かいの丘の上に巨大な発電用の風車が見える。
その丘に向かう急な坂を最低ギアにして登り、汗だくになって30分ほどかかって森の中に入ると、ようやくそこがセンターの受付だった。
受付からは、クリフレイルというケーブルカーが走っている。高低差70メートルのがけを往復する。下がってきたケーブルカーが着くと同時に、じゃーという水の音が鳴り渡る。つるべのように、二つのケーブルカーの片方に水を入れるとその重みで車が下がり、下につくとその水を吐き出して、上のケーブルカーに今度は水を入れる。その水の重みで次は上の車が下に下がってくる、という仕組みだ。まさに自然の力を使ったケーブルカーだ。

センターに上がると、インフォメーションセンターがあり、全体の説明を聞いたり、オーディオガイドの道具を借りることができる。

センターの歴史を示す10分のビデオ、エネルギーを無駄にしない家の作り方、断熱材として羊の毛やワラを使う壁が実際に作られている。家庭のゴミをどのように処理をするといいかも示されている。

センターの電力は、数百メートル離れたがけの上に置かれた3台の小さな風力発電機と池から流れる水を使った水力発電、それに屋根のあちこちに置かれた太陽光発電セルにより賄われており、その電力を蓄え供給するシステムもガラス越しに見ることができるようになっている。

センターには、スタッフの家族や長期滞在のボランティアが住み込んでおり、現実の生活に活用することができるさまざまな技術技法が生の形で示されているのが面白い。
トイレの手ふき紙もコンポストにされていてその経過を見ることが実際にできる。高さ1メートル近く積み上げられた紙くずが、厚さ10センチほどのたい肥になっている展示などで、さまざまな工夫の力を実感することが出来る。

センターのあちこちから風力発電の羽が回っているのが見えるので、自然エネルギーに目が行ってしまうが、主任農夫のロジャーと話をして分かった。このセンターの目に見えない主役は農業なのだ。人々の命を支える「食」を、ロジャーを筆頭とする農業グループが有機農業を通じて支えている。庭のあちこちに野菜が植えられ、「ロジャーのビニールハウス」と名付けられた場所では、トマトなどの野菜がいっぱい育てられている。このスタッフの3度の食事は無論、見学者向けのレストランの食材も全部自前で作っているのだ。

エコキャビンという18人を収容できる建物が2棟あり、学校などの団体を迎えることが出来るようになっている。屋根は土が置かれて植物が成長していて、断熱効果を上げている。宿泊者はどれだけの太陽エネルギーがキャビンに降り注いでいるのか、どれだけのゴミを自分たちが出しているのか、などを目のあたりにしながら生活を送り、日常生活の自然へのインパクトを学ぶことができるようになっている。

入場料は8ポンド、電車で行く時には事前にCAT入場券と一緒にというと入場料は半額になる。またバスや自転車でセンターに来たことを告げると入場券は割引になる。