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秋の山里を満喫しました。「生きもの復活大作戦秋の巻」

993-l清水いきもの復活大作戦秋の巻を10月12-13日に実施しました。すっかり秋めいてきた10月12-13日の週末、南魚沼市清水集落で、地域住民と都市からの来訪者、専門家が一緒になって、集落や周辺のブナ林、それに保全活動を続けてきた棚田跡などで生物多様性を体感する時間を共有しました。

詳しくは以下特設サイトをご覧ください。

【清水いきもの復活大作戦特設サイト】

http://ikimono.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=605

埼玉県本庄市のみなさんが清水地区を訪問

本庄早稲田の里山塾のみなさんが清水集落を訪問し、生物多様性プロジェクトの現場を観察、ブナ林の下刈り作業も体験しました。

生物多様性保全地域では、池の周辺などで生き物を観察してもらいました
生物多様性保全地域では、池の周辺などで生き物を観察してもらいました

2013年9月21日、早稲田大学の本庄キャンパスを拠点に活動する里山塾のメンバー34人が、清水集落を訪問しました。エコプラスと清水集落が取り組んでいる生物多様性プロジェクトの保全地域の見学と、集落が進めるブナ林の下刈りと間伐作業も体験しました。

ブナ林の間伐作業後のようす。ブナの木々間に空間ができ、気持ち良い森になりました
ブナ林の間伐作業後のようす。ブナの木々間に空間ができ、気持ち良い森になりました

保全地域では、地元の小野塚高一さんの案内で、休耕田に水を入れた池の周辺でカエルやトンボなど多様な生き物を観察しました。その後、集落の古民家に移動し、活性化委員会委員長の阿部和義さんが、生物多様性プロジェクトの過去4年間の取組みを説明しました。

ブナ林の下刈り・間伐では、細いブナの木やほかの草木を、ナタやノコギリを使って運びやすい長さに切り、散策しやすいように数カ所に集める作業をしました。うっそうとしていたブナ林は作業後は遠くまで見通しが利くきれいな林になりました。「大変だったが楽しかった」「ぜひまた来てみたい」という声を頂きました。

清水いきもの復活大作戦・夏の巻実施しました

ライトトラップで夜の昆虫観察も行いました
ライトトラップで夜の昆虫観察も行いました

2013年8月3-4日、清水いきもの復活大作戦・夏の巻を実施しました。活動を始めて4年目、今年度2回目となる今回は大人15名、子ども4名の参加者と2名の専門家で地元の祭りに参加し、清水の自然観察やビオドープ整備作業をしました。

2013年8月3-4日に清水いきもの復活大作戦・夏の巻を実施しました。参加者は19名と2名の専門家の計21名。首都圏の小中学生や大学生、会社員などに加え、京都からの家族や東京在住のカナダ人の方など多様な参加者となりました。

大明神保全地域の作業は梅雨の間に高さ2m以上にも伸びたヨシの草刈りをしました
大明神保全地域の作業は梅雨の間に高さ2m以上にも伸びたヨシの草刈りをしました

1日目は、清水集落内の自然観察、山伏の祭りへの参加、夜の昆虫観察会を行いました。
2日目は大明神保全地域を清水集落の方に案内をしてもらい、豊かな自然の中の生き物や大明神の歴史を学ぶことができました。

詳しくは以下特設サイトをご覧ください。

【清水いきもの復活大作戦特設サイト】
http://ikimono.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=604

781山伏の祭りを体験し、自然観察と草刈り作業を実施:清水いきもの復活大作戦

大明神保全地域を清水集落の方に案内してもらい、生き物や大明神の歴史について学びました
大明神保全地域を清水集落の方に案内してもらい、生き物や大明神の歴史について学びました

清水いきもの復活大作戦2013年度第二回目の活動を8/3-4に実施しました。

2013年度の清水いきもの復活大作戦第二回目の活動を8月3-4日に行いました。
1日目は、清水集落内の自然観察、山伏の祭りへの参加、夜の昆虫観察会を行いました。

ヤゴから羽化したばかりのトンボを観察することができました
ヤゴから羽化したばかりのトンボを観察することができました

2日目は大明神保全地域を清水集落の方に案内をしてもらい、豊かな自然の中の生き物や大明神の歴史を学ぶことができました。

詳しく以下特設サイトをご覧ください。

【清水いきもの復活大作戦特設サイト】
http://ikimono.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=604

「針江生水の郷(はりえしょうずのさと)」を視察。清水地区の活性化委員会

自噴する湧水を利用した「川端(カバタ)」。日々の炊事などに使われている。私有地のため、ガイドなしでは立ち入れない。
自噴する湧水を利用した「川端(カバタ)」。日々の炊事などに使われている。私有地のため、ガイドなしでは立ち入れない。

耕作放棄された田んぼの生物多様性を復活させる取組みを展開している新潟県南魚沼市の清水集落のみなさんが、湧き水の郷として知られる滋賀県高島市針江地区を視察しました。

6月30日から7月1日にかけて清水地区活性化委員会とエコプラスは、琵琶湖湖岸に位置する針江地区の視察を行いました。

生きものや川や湖の保全を目指す様々な試みが展開されていました。
生きものや川や湖の保全を目指す様々な試みが展開されていました。

この地区は古来より良質な湧水が大量に自噴しており、「針江生水の郷(はりえしょうずのさと)」と呼ばれます。

詳しくは以下特製サイトでご覧ください。

【清水いきもの復活大作戦特設サイト】
http://ikimono.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=602

観察と整備作業を実施:清水いきもの復活大作戦

ビオトープ内の藻を除去し、これからますます活動する生き物が住みつきやすい環境に整備します。
ビオトープ内の藻を除去し、これからますます活動する生き物が住みつきやすい環境に整備します。

2013年度第一回目の活動を6/1-2に実施しました。
4年目となる今年度第一回目のいきもの復活大作戦を6月1-2日に実施しました。

春から初夏にかけてさまざな生き物の産卵や卵も見られました。
春から初夏にかけてさまざな生き物の産卵や卵も見られました。

1日は、清水住民から集落内の案内を受け、集落裏にあるブナ林を守る意味や、各家に設けられている池の説明などを受け、厳しくも豊かな自然と暮らしの知恵や歴史について学びました。

2日は大明神の木道の再整備とヨシなどの草刈り、ビオトープ内に多くなった藻の除去作業を行いました。同時に生き物観察では、数種のトンボ、ヒキガエルやモリアオガエルなどの産卵活動や卵塊を見ることができました。

詳しくは以下特設サイトでご覧ください。

【清水いきもの復活大作戦特設サイト】
http://ikimono.ecoplus.jp/top.php?lang=ja

南魚沼市環境学習発表会で清水での活動を紹介

清水集落の阿部さんが、昔清水にいた生き物についてなど話してくれました。
清水集落の阿部さんが、昔清水にいた生き物についてなど話してくれました。

清水集落で3年前から始めた生物多様性保全・教育プロジェクトについて、南魚沼市内の小学生や保護者に紹介しました。

2012年11月30日の午後、南魚沼市民会館にて、南魚沼市環境交通課主催の環境学習発表会がありました。
市内の2つの小学校(六日町小学校、中之島小学校)の4年生が、総合の時間を中心に取り組んできた地元の魚野川での活動について発表しました。中流や下流まで行き流域の水質の変化を調査したり、川に生息する生き物を調べたりと活発な活動を、クイズや演劇仕立てで元気に発表していました。

トウホクサンショウウオの卵塊の写真を見せると、子どもたちから「マヨネーズ?」との声が。
トウホクサンショウウオの卵塊の写真を見せると、子どもたちから「マヨネーズ?」との声が。

その後に、清水地区活性化委員会委員長の阿部和義さんと、エコプラス事務局田中が、清水集落での生物多様性保全・教育プロジェクトの活動を紹介しました。

アカハライモリや、トウホクサンショウウオ、モリアオガエルなど清水に生息する様々な生きものの写真を見せると、子どもたちは声を上げながら興味津々な様子で最後まで集中して見てくれました。プロジェクトの趣旨とともに、清水の自然の面白さが伝わったのではと思います。

清水の保全地域は3年間の保全活動を経て観察しやすい環境に整ってきています。来年には近くの子どもたちの環境学習の場としても活用してもらえるよう、これからも情報発信とネットワーク作りに力を入れていきたいと思います。

新潟県環境賞を受賞

豪雨で土砂が流入した田んぼの手刈り作業で、地元の長老から稲束のまとめ方を教わる。
豪雨で土砂が流入した田んぼの手刈り作業で、地元の長老から稲束のまとめ方を教わる。

エコプラスが活動場所の一つとしている新潟県から、すぐれた環境保全活動を表彰する「新潟県環境賞」をいただくことになりました。
エコプラスが、活動場所の一つとしている新潟県から、すぐれた環境保全活動を表彰する「新潟県環境賞」を、今年度いただくことになりました。

新潟県環境賞は、1996年から始まり、これまで198の団体や個人が受賞しています。
エコプラスは、以下のような活動内容が評価されました。

水を引き入れた休耕田で生きものの復活状況を専門家と一緒に観察。
水を引き入れた休耕田で生きものの復活状況を専門家と一緒に観察。

* * *
南魚沼市栃窪に「TAPPO南魚沼市やまとくらしの学校」を開設。地域全体を学びの場として捉え、長年に渡って地域社会が自然環境と調和して存続してきた知恵と技を、持続可能な社会づくりへ生かすことを目的として活動を行っており、地域内外の交流を促進している。
また、南魚沼市清水地区において、地元住民と都市住民が協働して休耕田にピオトープを作り生物多様性の保全に取り組む「清水いきもの復活大作戦」を展開し、ピオトープを利用した環境学習も行っている。

* * *

表彰式は、11月23日午前、新潟市内で行われる予定です。
ほかには、企業の部で新潟のサッカーチーム「アルビレックス」がサッカー会場でのリユースカップの利用などの取り組みが評価されて受賞するとのことです。

今回の受賞について高野孝子代表理事は「地域内外のみなさんと一緒に、楽しみながら、苦心しながら、地道にやってきたことが評価されたことにうれしく思っています」と話しています。

真夏のような暑さの中で調査と木道作り 清水いきもの復活大作戦秋の巻

いきいきとした専門家の先生の説明に、ぐっと生きものワールドへ引き込まれる参加者のみなさん
いきいきとした専門家の先生の説明に、ぐっと生きものワールドへ引き込まれる参加者のみなさん

今年度2回目の活動には、首都圏の大学生や社会人15人が参加し、真夏のような暑さの中で調査と保全活動をたっぷりと行ないました。

このプロジェクトが始まってから今年で3年目。外から訪れた人たちと地元の人たちが一緒に保全活動をする「清水いきもの復活大作戦」は8回目となりました。
今回は2日間とも、生物の専門家の北野日出男さん(日本環境教育フォーラム理事)と深沢和基さん(小出高校生物教諭)が同行してくださり、充実した内容の自然観察と調査も行なうことができました。

作ったばかりの木道の側で集合写真。とてもきれいにできたと地元の人も感心していました。
作ったばかりの木道の側で集合写真。とてもきれいにできたと地元の人も感心していました。

初日は午後に清水に集合し、調査から始まりました。標高600mの清水集落でも今年は真夏日が長く続いていますが、保全地域にはススキが穂を付け、様々なトンボが飛び交い、秋らしい気配が漂っていました。

少し歩くと専門家の先生が「何か」を見つけて、そこで生きもの講義が始まります。北野さん、深沢さんの周りに参加者が集まり、「知らなかった!」「不思議!面白い」と声を上げながら、どんどんと生き物の世界に引き込まれていました。そして2ヶ月前に切り開いた杉林のルートをじっくりと時間をかけて歩き、キツツキの突いた穴や、様々な植物、昆虫を観察しました。

少し残念なことには、雨が降らない日が続いていたので、水が干上がってしまったビオトープもあり、イモリやカエルなど両生類はあまり姿を現しませんでした。

2日目の保全活動では、草刈りと木道作りを行ないました。照りつける太陽の元、参加者のみなさんは汗をかきながら材木を何度も運び、カナヅチで10cmほどの釘を打ち付け、新たに40mほどの木道を作り上げました。

今回の木道作りで、保全地域を大きく散策できるルートができあがりました。
まだまだ活動は続きますが、ビオトープや杉林など様々な環境を楽しみながら歩ける周回ルートができたことは、今年度の大きな成果となりました。
ふりかえりでは、杉林の中にハンモックを吊るしたり、ビオトープの側にテントをはったりしてのんびり過ごしてみたい、という声が上がりました。

3年目となり、環境に変化による生きものの反応が現れ、保全活動の方向性が見えてきました。これからは保全に加えて、この地域を清水への来訪者に楽しんでもらえるよう、新たな取り組みが始まりそうです。

生きものを探しに行ってきました

この写真のトノサマガエルが私を出迎えてくれました。
この写真のトノサマガエルが私を出迎えてくれました。

生きものを探しに行くと、大きいトノサマガエルが出迎えてくれました。

今日8月9日は晴れてはいましたが、風が心地良く吹いていて過ごしやすい一日でした。
昨日は集落散策だけでしたが、今日は生きもの探しに行きました。集落センターの近くにある、たたみ一畳ほどの池に着くと、手のひらサイズはあろうかというトノサマガエルが出迎えてくれました。また、オタマジャクシやイモリその他にも、アオイトトンボやヒグラシなどの生きものを、多数見つけることができました。
住宅地にある私の家の近くでは、見ることができない生きものたちばかりで、とても楽しく新鮮なひとときを過ごしました。