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【田んぼのイロハ】草取り草刈り編が終了しました

除草機をがんばっておします!
除草機をがんばっておします!

2013年7月6日〜7日にかけて、新潟県南魚沼市栃窪集落で田んぼのイロハ講座の草刈り・草取り編が開催されました。

あいにくの曇り空でしたが、米作りの中で一番重要な草取りと草刈りの作業を体験しました。

軽トラ食堂OPEN!
軽トラ食堂OPEN!

たくさん汗を流した後は、地元の食材をふんだんに使ったランチを軽トラの荷台からいただきました。

詳細は以下のリンクからご覧ください。

http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=2&aid=1096

水害にあった田んぼで、ボランティアが稲刈り支援。10月1-2日の2日間 に計46人が参加。

水害にあった田んぼでの作業風景。背景には山崩れの跡が見えます。
水害にあった田んぼでの作業風景。背景には山崩れの跡が見えます。

7月末の豪雨により大きな被害を受けた新潟県南魚沼市で、10月1日、2日の週末に、首都圏や地元からのボランティアが手刈りで稲の収穫を手伝いました。

2011年10月1日から2日にかけて、7月末に起きた新潟・福島豪雨によって土砂崩れなどの被害を受けた新潟県南魚沼市栃窪集落の田んぼで、ボランティアが手刈りで稲の収穫作業を行いました。

水害で土砂と一緒に石や木が流れ込んでしまった田んぼでは、コンバインによる刈り取りができません。そのため、稲の刈り取りは、手作業で進める必要があります。栃窪では50枚以上の田んぼが被害を受けたとの報告があり、高齢化が進む集落では、人手が不足している状況でした。

刈り取った稲は、こうして力を合わせて引っ張って運びました。
刈り取った稲は、こうして力を合わせて引っ張って運びました。

10月1日-2日の活動に集まった参加者は、エコプラスやボランティア関係のネットワークからの呼びかけで集まった首都圏の学生や社会人ら18人。1日には地元新潟の公務員チームと合わせて45名の活動となりました。

大人数となった1日目には、棚田が崩れ落ちて土砂が流れ込んだ田んぼ6枚で作業、2日目には、コンバインが入れる部分とそうでない部分がある田んぼの3枚で、地元の農家の方とともに手刈りをしました。

田んぼの持ち主からは「何十年も農家をやってきたが、こんな水害は初めて。山の上に住んでいて、水害にあうとは思わなかった。みなさんに収穫を手伝っていただいて、助かりました。本当にありがとうございました」という言葉がありました。

参加者からは、以下のようなコメントがありました。
・大雨から2カ月以上が経ち、もう平気になっているかと思っていたが、全然そうではなかった。
・自然の災いと恵みの両方を見ることができた。
・災害にも負けないコメの姿、人の姿に感動した。

稲刈りボランティアは、10月の中旬まで栃窪で展開する予定です。10月9日—10日には、東京から再びチャーターバスが出ます。参加希望の方は、TAPPO南魚沼やまとくらしの学校(tappo@ecoplus.jp、025-782-5103)までご連絡ください。

http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=999

ボランティア、水害田んぼで大活躍

大量の泥が入った田んぼの稲を刈るボラティアと地元農家のみなさん
大量の泥が入った田んぼの稲を刈るボラティアと地元農家のみなさん

7月末の豪雨で大量の土砂流入などの被害を受けた新潟県南魚沼市の田んぼで、9月23日から首都圏や地元からのボランティアが手刈りで稲の収穫を手伝う活動を始めました。

2011年7月末の新潟・福島豪雨で、土砂流入などの被害を受けた新潟県南魚沼市の田んぼで、9月23日からボランティアが加わった手刈りの稲刈り作業が始まりました。

参加したのは、エコプラスなどの呼びかけに答えた首都圏や新潟市、それに地元南魚沼市の会社員や学生、公務員など。23日には15人が、24日には10人前後が、同市樺野沢地区での活動に参加しました。

一見問題がないような場所でも、稲株の根本には杉の葉や小枝などのごみが20センチ近くまで詰まっています。
一見問題がないような場所でも、稲株の根本には杉の葉や小枝などのごみが20センチ近くまで詰まっています。

被害を受けた田んぼは、一部では50センチ近くも土砂が流れ込んで、瓦のようになっている部分もあります。稲は一度は流れに押し倒されたものの、その後再び上を向いて穂を出し、受粉して、黄色く穂を実らせています。

石や小枝があってコンバインでは刈り取ることが出来ないため、ボランティアが手で刈り進めます。余りに深く埋もれた場所では、穂先だけを刈り取る方法も試されました。

隣を流れる川が氾濫して一部が一時は濁流が渦巻いたという10アールほどのある田んぼには、新潟市からの夫婦と東京都からの男性、それに地元の2人の計5人が手伝いに入り、持ち主夫婦とあわせ計7人で、昼食をはさんで5時間余りかけて全部の稲を手刈りしました。

田んぼの持ち主は、「水害なんて無関係だと思っていた。この田んぼを私ら夫婦だけでやったら何日かかったか。本当にボランティアのみなさんには助けられました」と話していました。

水害田んぼのボランティア活動は、10月中旬まで、同市樺野沢地区と栃窪地区などで展開されます。参加希望の方は、TAPPO 南魚沼やまとくらしの学校(tappo@ecoplus.jp、025-782-5103)まで。

http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=999

花ざかりを迎えています

イロハ田んぼは7月末の大雨の影響もなく、イネは順調に育っています。
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イロハ田んぼは、田植えから11週目となりました。
8月1日あたりから穂が出始め、花ざかりを迎えています。

7月末は栃窪でも大雨が降り、あぜや農道、水路が崩れたところが多くありました。幸いケガ人などは出ませんでしたが、田んぼや農道、水路などの完全な復旧には長く時間がかかりそうです。

 

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溝きりが行われました

田植えから10週間目となりました。

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7月26日の午後、イロハ田んぼでは水のまわりやはけを良くするために溝きりが行われました。乗車型の溝きり機を使って、縦10列置きに溝が掘られました。

イネは90㎝ほどの丈になり、茎の中を開くと、透き通ったモミが176個できていました。モミの中には小さな雄しべが6つできているのを確認できました。穂が出るのも間近のようです。

夏祭りの山里で、農と暮らしを体験。田んぼのイロハ草刈り編

2011年7月9−10日、首都圏在住の5人が参加し、新潟県南魚沼市栃窪集落で休日農業講座「田んぼのイロハ」草刈り編が開催されました。

7月9−10日、「田んぼのイロハ」草刈り編が行われ、無農薬・有機栽培の田んぼやあぜなどの整備をしました。参加者は首都圏からの社会人や家族連れなど5人。うち4人が今年度2度目の参加でした。2日間の活動は、自分でカマを研ぎ、あぜで草刈り、さらに田んぼの草取りや、ホタル鑑賞、村の夏祭り参加など盛りだくさんでした。

初日は雨が予想されたため、最初に草刈り作業を行いました。作業には地元の桑原一男さんらが講師として加わり、カマの研ぎ方や草の刈り方などを教えてくれました。参加者は最初にカマを研いでから、上下3メートル以上、奥行き約60メートルのあぜに挑戦しました。雑草は、背の高いものでは大人の腰ほどもありました。地元の桑原信子さんが無駄なくスムーズにカマを使う姿に、一同は目を丸くしていました。刈り始めて2,30分もすると「そろそろ研いだ方がいい」とアドバイスがあり、カマを研ぎ直すと、その切れ味の違いに、みんな驚いていました。
作業には地元の小学生たちも参加し、刈り取った草を抱えて田んぼの脇の一角に運んでくれました。縦90センチ、横180センチの木枠に積み上げてたい肥にします。
座学では、「とちくぼパノラマ農産」社長の笛木晶さんが、昔の村の暮らしの話を交えつつ、草刈りや草取りなどの田んぼのメンテナンスの大切さについて教えてくれました。
夕食後のホタル鑑賞では、田んぼの間を流れる小川沿いに何十匹ものホタルが舞い飛ぶ幻想的な光景を見ることができました。

村の若い衆と一緒に、参加者も神輿を担ぎました。
村の若い衆と一緒に、参加者も神輿を担ぎました。

2日目朝は、村の夏祭りの見学。神主が祝詞をよみ、高い階段の奥にある本殿の扉を開ける様子などを見ました。参加者からは「お祭りに村の歴史と暮らしが今も折り重なっている」という声が上がりました。
その後、再び田んぼで草取りを行いました。50センチ前後に育った稲の根元には、緑色のコナギなどがびっしり。高さ30センチを超え、立派に白い花を咲かせていたオモダカもあり、一つ一つを抜き取っていきました。
照りつける太陽の下、8名で約3時間の作業をした結果、1反3畝のうち4割ほどの草取りを終えられました。

2日間の作業を終えて、集合写真を撮りました。
2日間の作業を終えて、集合写真を撮りました。

最後のふりかえりでは、「ホタルが去年よりも増えていた」「作業の中で、だんだんと上手に覚えていくものだと感じた。収穫が楽しみです」「カマを使った草刈りや手作業での草取りは、自分の田舎でもできない。何十年ぶりかの貴重な体験ができました」などのコメントがありました。

自然の中で体を動かし、お祭りや手作業での田んぼの仕事など、日本古くから伝わる文化を体験した1泊2日となりました。

次回の「田んぼのイロハ」は稲刈り編です。10月1−2日に行われる予定です。

田植えから8週間

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稲の背丈は50センチほどになり、1株が20本ほどになりました。

田植えから8週間。イネは順調に育ち、背丈は50センチほどなりました。「分けつ」が進み、2週間前は1株5本ほどでしたが、1株20本ほどになっていました。

田んぼ全体の緑が濃くなりました。
田んぼ全体の緑が濃くなりました。

週末7月9-10日には田んぼのあぜの草刈りを行います。
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=8&aid=977

無農薬田んぼにあふれる命に触れるー田んぼのイロハ・草取り編で

2011年6月11−12日、首都圏在住の5人が参加し、新潟県南魚沼市栃窪集落での休日農業講座「田んぼのイロハ」田んぼの草取り編が開催されました。
6月11−12日、「田んぼのイロハ」田んぼの草取り編が行われ、除草剤を使わない、昔ながらの手作業での田んぼの草取りなどを体験しました。参加したのは、首都圏から会社員などの5人。5人全員が前にも栃窪に来たことがある人で、その内3人は田植えからの連続参加者でした。

1日目は、「とちくぼパノラマ農産」社長の笛木晶さんから、昔の農作業の様子や草取りの重要さなどについての講義を受けた後、実際に田んぼに入って草取り作業をしました。

腰をかがめての手作業での草取り。栃窪の人からは「ほーら、稲が喜んでるぞ」との声がかかっていました。
腰をかがめての手作業での草取り。栃窪の人からは「ほーら、稲が喜んでるぞ」との声がかかっていました。

朝から強く降っていた雨は昼前に上がり、田んぼに入る頃には晴れ間が広がりました。5月22日に植えた苗は15センチほどに大きくなっており、その間を大小さまざまなオタマジャクシやアメンボがたくさん泳いでいました。参加者たちは素足で田んぼの中に入り、地元の人たちに教わりながら、稲の間に生える2~5センチほどの草を手作業で取っていきました。腰を曲げての作業は大変でしたが、参加者は泥の感触や生きものの動き、顔を上げると広がる田んぼからのパノラマな光景を楽しんでいました。総勢10人で約3時間をかけて、1反3畝の田んぼの草取りをひととおり終えることができました。
2日目の午前中は「とちくぼ生きものプロジェクト」に参加しました。地元の子どもたちと一緒に、清水が湧いている池でクロサンショウウオの幼生やアカハライモリ、4種類のカエルのほか、道端にいた50-60センチのシマヘビなどを観察しました。捕まえたシマヘビについて講師の深沢先生は、「このヘビは目がくすんでいるので、脱皮直前のものだ。ヘビは全身ウロコなので目の部分も一緒に脱皮する」と説明しました。
お昼は、地元の女性グループ「とちくぼかあちゃんず」によるランチをいただきました。栃窪の山で採れたワラビを使ったさまざまな料理や、自家製のサンチュとイタリアンパセリのサラダなどがずらりと食卓に並びました。
昼食後、再び1時間半ほど田んぼに入り、取り残しがあった部分をきれいにしました。

「くるま」と呼ばれる道具を使っての草取りもしました。
「くるま」と呼ばれる道具を使っての草取りもしました。

最後のふりかえりでは、「草取りがこんなに大変だとは思わなかった」との声が多くありました。 田植えからの連続参加者からは「田植えの時よりも生きものが増えていて楽しかった」との声がありました。
また、栃窪の人も「最近は田んぼにオタマジャクシがたくさんいる。でももしかしたら、生きものプロジェクトに参加するようになってよく目につくようになっただけで、前からたくさんいたのかもしれない」と話していました。

田んぼにあふれる命に触れ、自然に寄り添う暮らしを体験する1泊2日となりました。

次回の「田んぼのイロハ」は7月9-10日。テーマは「草刈り」です。

イロハ田んぼの田植えから2週間が経ちました

5月22日の田植えから2週間が経ちました。あたたかな天候にも恵まれて順調に育っているようです。

イロハ田んぼの苗は15センチほどに大きくなり、根も10センチ以上になっていました。
イロハ田んぼの苗は15センチほどに大きくなり、根も10センチ以上になっていました。
6月6日撮影
6月6日撮影

田植えから2週間。苗は15センチほどとなり、しっかりしてきました。田んぼには緑色の藻や小さな草が目立つようになってきました。