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椿

 「ヤブツバキ」とよく似ています。「ユキツバキ」は「ヤブツバキ」が雪の多さに適応したタイプなのだそうです。
「ヤブツバキ」とよく似ています。「ユキツバキ」は「ヤブツバキ」が雪の多さに適応したタイプなのだそうです。

木辺に春と書く文字通り春の花「椿(ツバキ)」。栃窪では「ユキツバキ」が満開です。

 

田んぼの雪がとける今頃、山では「ユキツバキ」が咲きます。品種改良された園芸品種と比べると地味ですが、春を感じさせてくれる代表的な花の一つです。
写真は、栃窪から樺野沢という集落へ通じている道のほんの脇の斜面で撮影したものです。足元にはあちらこちらにスミレも咲いていました。

 白いものやごく淡い紫のものが、ツバキの周辺に咲いていました。
白いものやごく淡い紫のものが、ツバキの周辺に咲いていました。

雪どけを迎えた田んぼ

 田んぼを見守るかの様な、フキノトウと巻機山。
田んぼを見守るかの様な、フキノトウと巻機山。

 

あぜの至る所がこのような溝と穴だらけです。
あぜの至る所がこのような溝と穴だらけです。

まだあぜ側に少々の雪が残っていますが、田んぼのほとんどの雪はとけました。
あぜにはフキノトウと、迷路の様な溝、その溝のところどころに点々と穴があります。もちろん水路ではありません。雪が積もっている間に野ネズミやモグラが移動していた跡です。

雪どけが進んでいます。

「積雪が1メートルを切ったとは言え、まだまだ冬…」と気合いを入れ直していましたが、そうでもないようです。

田んぼには雪どけ水が流れ込み、下の方からじわじわととけてきています。
田んぼには雪どけ水が流れ込み、下の方からじわじわととけてきています。

約1週間前の日誌では「まだまだ油断はできない」と気合いを入れ直していましたが、雪どけがどんどん進んでいます。もはや集落の人も「はぁそっけ雪なん降らんろう(もうそんなに雪が降ることもないだろう)」と言っていました。

今日は16時を過ぎても、どことなく昼間のあたたかさが残っているような感じでした。土の見える範囲もどんどん広くなっています。

下に向かってつぼみを開いたフキノトウを、下から撮影しました。
下に向かってつぼみを開いたフキノトウを、下から撮影しました。

栃窪の本格的なフキノトウのシーズンはだいぶ先ですが、条件がいいところでは早々とつぼみを開いているものがありました。恐らく雪の下にいる時から着々と準備をしていたのでしょう。生きものたちの健気さには、教えられることが多いですね。