今年8月後半にカナダのロッキー山脈で川下りや登山を行ったロッキーチャレンジの報告会が11月17日(土)、東京都新宿区の早稲田大学で開かれ、60人以上が集まりました。
2012年夏にエコプラスがカナダのアルバータ大学と共同で行った「カナダロッキーチャレンジ(CRC)」の報告会が、11月17日午後、早稲田大学本部キャンパスで行われました。
CRCでは、日本とカナダの大学生計18人が、豊かな自然が残るカナダロッキー山脈で、カヌーでの川下りや登山などで2週間の共同生活を送りました。
厳しい自然の中での活動と、日本とカナダの異なる文化の中での暮らしの様子が、ビデオや写真で次々紹介されました。
参加した日本の学生10人は、それぞれに印象に残ったことを報告。「カヌーがひっくり返って流された時には、本当に死ぬかと思った」「リーダーシップとは何かを考えることができた」「カヌーに座った低い位置からの自然の光景がすばらしかった」「星空がすごい」などの言葉が次々と出されました。
カナダロッキーチャレンジでは、旅行会社の株式会社エイチ・アイ・エス、サッカー日本代表前監督の岡田武史さんの強力な応援をいただき、早稲田大学の平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)が共催として加わって実現しました。
エコプラスが活動場所の一つとしている新潟県から、すぐれた環境保全活動を表彰する「新潟県環境賞」をいただくことになりました。
エコプラスが、活動場所の一つとしている新潟県から、すぐれた環境保全活動を表彰する「新潟県環境賞」を、今年度いただくことになりました。
新潟県環境賞は、1996年から始まり、これまで198の団体や個人が受賞しています。
エコプラスは、以下のような活動内容が評価されました。
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南魚沼市栃窪に「TAPPO南魚沼市やまとくらしの学校」を開設。地域全体を学びの場として捉え、長年に渡って地域社会が自然環境と調和して存続してきた知恵と技を、持続可能な社会づくりへ生かすことを目的として活動を行っており、地域内外の交流を促進している。
また、南魚沼市清水地区において、地元住民と都市住民が協働して休耕田にピオトープを作り生物多様性の保全に取り組む「清水いきもの復活大作戦」を展開し、ピオトープを利用した環境学習も行っている。
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表彰式は、11月23日午前、新潟市内で行われる予定です。
ほかには、企業の部で新潟のサッカーチーム「アルビレックス」がサッカー会場でのリユースカップの利用などの取り組みが評価されて受賞するとのことです。
今回の受賞について高野孝子代表理事は「地域内外のみなさんと一緒に、楽しみながら、苦心しながら、地道にやってきたことが評価されたことにうれしく思っています」と話しています。
2012年11月3-4日、新潟県南魚沼市の栃窪集落で休日農業講座「田んぼのイロハ」の収穫祭編が開かれました。首都圏などから集まった14人は、色鮮やかに染まった山々を望みながら、山里の農を楽しみました。
11月3-4日、休日農業講座「田んぼのイロハ」の収穫祭編が行われました。
首都圏などから小学校1年生から60代のシニアまで、幅広いみなさんが参加しました。
冬型の気圧配置となった3日(土)は、断続的に冷たい雨が降る中、地元で5年間続けてきた生きもの調べに同行。集落内の空き地にある池などで、アカハライモリやバイカモなど絶滅危惧種に指定されるような貴重な生きものも含め、じっくりと観察しました。
池の中からは、オタマジャクシがいくつも見つかり「このまま越冬する」という講師の解説に驚きました。
午後後半の座学では、地元集落の農家で、集落営農組織の中核メンバーでもある笛木久稔さんが、今年一年のコメ作りを振り返り、さらにいまの米農家の経営について実態を語ってくれました。
快晴となった4日は、作業開始前に集落の背後にある標高700mの展望台に。日本百名山の一つ巻機山(1,967m)などの山頂には雪がかかり、中腹が鮮やかな紅葉に彩られた雄大な景色に見とれました。
休日農業講座で使わせてもらった「イロハ田んぼ」は、刈り取りが終わった後、雨の水が溜まり、稲株からもう一度新芽が伸びた状態になっていました。
この株を、三本ぐわを使って一つひとつ起こしていく「田起こし」では、「もう4年もやっていますから」というベテラン参加者の指導で、みんなが挑戦。「あー、握力がなくなった」「リズムですね」などと話を交わしながら、広い田んぼを進んでいきました。
11月4日の午前11時すぎからは、集落の中心にある集会所前でもちつきが始まり、今年取れたばかりのもち米を使って、モチがつかれました。出来上がったモチは、ツヤがあり、しっかりした腰、新鮮な甘味を感じさせました。
集落の子どもからお年寄りまでと一緒になって、都会からの参加者は、地域社会での人々のつながりや、人それぞれの温かさを感じていました。
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