7月3日、前回の生き物プロジェクトでもたくさんの生き物を観察できた「清水端」へ行ってみると、バイカモが花を咲かせていました。

バイカモはキンポウゲ科の多年草で、冷たい流れのある川の中などで群生しています。
イメージでは富士山麓の湧水が流れる川のようなところで咲いている感じですが、栃窪では民家のすぐ裏(1年前雪の重さでつぶれてしまった古民家の跡地)に、当たり前というように咲いています。集落の人も、特に気にして「あそこに咲いているぞ!!」というふうでもありません。
そんなバイカモは、実は植物レッドデータブックに登録され(http://www.rdbplants.jp/)、日本の各地で絶滅に瀕しているとされている植物なのです。
日本自然保護協会常勤理事の横山氏は、栃窪の自然の素晴らしさとは、こうした貴重な動植物が特別扱いされることなく、あるがままにある、ということではないかとおっしゃいました。

バイカモが咲いている場所の近くにいくつか溜め池があり、同じく絶滅する恐れがあるとされているトウキョウダルマガエルがいました。彼もまた、特別な意味など持たずに、普通にそこで暮らしているようでした。
そんな景色が、何気ないままにずっと続いていくことが、「持続可能な社会」というものなのだろうなぁ、と思いました。