「花」タグアーカイブ

花ざかりを迎えています

イロハ田んぼは7月末の大雨の影響もなく、イネは順調に育っています。
1548-l
イロハ田んぼは、田植えから11週目となりました。
8月1日あたりから穂が出始め、花ざかりを迎えています。

7月末は栃窪でも大雨が降り、あぜや農道、水路が崩れたところが多くありました。幸いケガ人などは出ませんでしたが、田んぼや農道、水路などの完全な復旧には長く時間がかかりそうです。

 

1547-l

あぜ豆生育順調

大豆の花が咲き、サヤも実り始めました。

8月18日撮影。スイートピーにそっくりな形の、大豆の花。直径1センチくらいの大きさ。近くには2−3センチほどの大豆のサヤもできてきました。
8月18日撮影。スイートピーにそっくりな形の、大豆の花。直径1センチくらいの大きさ。近くには2−3センチほどの大豆のサヤもできてきました。

 

8月25日撮影。だいぶサヤの形がはっきりとしてきました。
8月25日撮影。だいぶサヤの形がはっきりとしてきました。

7月4日にあぜに植えた大豆苗。約1か月半で、サヤが実るまでになりました。今はマメのふくらみのない、薄っぺらいサヤが茎についています。

稲穂

6月の植え直しから2カ月と2週間ほどで、稲穂が垂れるまでになりました。8月18日頃はイネの花盛りで、モミになる部分がぱっくりと割れて、中から白っぽいおしべが出てきていました。1週間後にはほとんどが受粉を終え、モミの形ができ上がっていました。

8月18日撮影のイネの穂。花が咲いて、おしべが出ている状態。
8月18日撮影のイネの穂。花が咲いて、おしべが出ている状態。
8月25日撮影のイネの穂。花が閉じてモミになり、中でお米が実り始めています。
8月25日撮影のイネの穂。花が閉じてモミになり、中でお米が実り始めています。

あぜ豆にサヤがつきました

稲穂が頭を垂れ始めているその横で、あぜ豆も薄っぺらいサヤをいくつもつけ始めました。

豆の花が咲きました(8月6日撮影)。
豆の花が咲きました(8月6日撮影)。

 

サヤがつきました(8月27日撮影)。
サヤがつきました(8月27日撮影)。

稲穂が頭を垂れ始めているその横で、薄っぺらいサヤをいくつもつけています。

8月6日頃からピンクの小さな花を咲かせ始め、お盆の頃も咲いていました。27日に行ってみると、大きいもので4センチくらいのサヤがついていました。これから豆が実り始めると、ネズミやタヌキにかじられてしまうのでは、と心配です。

涼を呼ぶ夏の野の花 オオウバユリ

草がたくさん茂っている日陰のような所に、オオウバユリが咲いています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA
草がたくさん茂っている日陰のような所に、オオウバユリが咲いています。もうほとんど時期は終わりかけていますが、ところどころで見かけます。スラリと丈が長く、大きな花がいくつもついているので、林の中のしげみのような場所でも、あればすぐわかります。

漢字では「姥百合」。由来は、ウバザクラと同様で、花の時期に葉(歯)がないからとのことです。

涼を呼ぶ夏の野の花

7月に入った頃から、山際や沢の近くに、白く涼しげな花が咲いています。OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA
花は大きなもので直径が30㎝ほどもあり、草丈は人の身長くらい、またはそれ以上もあります。大きいのでとても目立ちます。

集落の人に花の名前を聞きました。「シシウド」と言うそうです。名前は強そうですが、線香花火のような形をしています。切り花で売られている「レースフラワー」にも似ていますね。

おとぼけ

集落内のとあるお宅の庭先で、ボケの花が咲いていました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA
昨日から天気が良く、今日も青空が広がっていました。

集落内のとある家の前で、ボケの花が咲いているのを見つけました。直径2センチほどの、椿のような形の花でした。調べてみると、ボケはバラ科なのだそうです。そう言われてみれば、形が一重のバラに少し似ている気もしますね。

実が瓜に似ており、「木になる瓜」=「木瓜(もけ)」と呼ばれたものがなまって「ぼけ」になったそうです。

ご存知のとおり春の花ですが、暖かな日ざしに誘われて花を開かせてしまったようです。

ウド

ごま和えや天ぷらなど、春の味覚として知名度の高い「ウド」ですが、春先に難を逃れたウドたちは今、白い小さな花を咲かせています。
880-lOLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 
栃窪では山まで採りに行かなくてもいいように、田んぼの大きなあぜや庭に移植している場合が多く、集落内のそこここでウドの花が見られます。
8月中旬くらいから見られるようになり、後から後から咲いています。

ちなみに慣用句で「ウドの大木」と言うだけあって、大きいものは2メートル近くにもなっていますが、実際は「木」ではなくクキです。

タニウツギ

タニウツギはピンクのかわいらしい花を咲かせる木なのですが、なぜかよくないことを言われる花です。

 このフジと一緒に咲いているピンクの花がタニウツギです。
このフジと一緒に咲いているピンクの花がタニウツギです。

untitled

このタニウツギ、栃窪(おそらく南魚沼あたり?)では「火事花(カジバナ)」と呼ばれています。昔から「家(特に仏壇)に飾ると火事になる」と言われているからなのだそうです。
植物に詳しい集落の方のお話では、この木は芯が空洞になっていて、それを縁起が悪いと考えた人が木に触らせないようにそう教えたのでは、ということです。

その後のフキノトウ

雪国の春の味覚として知られるフキノトウ。食卓に並ぶときのフキノトウは、実はつぼみなんです。

 花が咲いたフキノトウ(4月21日撮影)。
花が咲いたフキノトウ(4月21日撮影)。

 

 花が咲いた後さらに茎が伸びて、花だった部分には種のついた綿毛が開いています(5月9日撮影)。
花が咲いた後さらに茎が伸びて、花だった部分には種のついた綿毛が開いています(5月9日撮影)。

フキノトウ、漢字では「蕗の薹」と書きます。「薹」というのは、「花のつく茎がのび出たもの。花のつく台座」という意味だそうです(「広辞苑」より)。右の写真だけ見ると、茎が伸びてから花が咲く他の植物と見分けがつきませんね。
「食べ物」ではなく「花」だと思って見てみると、こんな花がお花屋さんにあってもいいかな…と思えてきます(私だけでしょうか?)。