南魚沼市清水集落の奥に、小さなテント村が出現しました!
集合した子どもたちは、自己紹介の後2グループにわかれて、それぞれグループ名・分担・ルール・目標等話し合いました。初対面も何のその……キャンプの場所に着く頃にはすっかり打ち解けていました。帰る頃には、以前からの友達みたいに仲良くなっていることでしょう。
南魚沼市清水集落で行われる「雪中キャンプ」。大人に頼らず自分たちで考えて暮らす3日間が始まります。
参加者は11才から16才の男女16名。これから雪の上に自分たちでテントをはり、トイレを作り、食事を作って過ごします。それぞれの感性でいろんなことを感じ取ってくれることでしょう。
キャンプの様子は追ってお知らせしたいと思っています。乞うご期待!
まだまだ積雪は1メートルから多いとろで2メートル以上ありますが、春の陽射しを感じられるようになりました。
今頃になると、田んぼの上の雪は上の写真のようところどころボコボコ掘り起こされたりしています。
昔いろりがあった頃は、冬の間にたまった灰を、おじいちゃんが雪の上にまいていました(別におじいちゃんと決まっている訳ではないのですが、たいていおじいちゃん)。こうすると掘り起こさなくても灰色のところだけ早く雪が融けるんですね。たまった灰も無駄にならない訳です。この灰はこれから出て来る山菜の灰汁抜きにも大活躍!昔の人の知恵にただただ脱帽です。
集落内で配りものをしていると、とあるお宅の縁の下に向かって茶色い動物がトコトコ歩いて行くではありませんか。猫かな?それとも犬?
近所の人に「タヌキを見た」と話したところ、「そのタヌキ弱ってなかった?」と聞かれました。どうも弱ったタヌキがそこに住みついているらしいです。なるほどよく見ると毛がボロボロで、動きもちょっとヨタヨタした感じ。これから暖かくなって少しでも元気になってくれるといいなと思います。
3月13日、第2回目になる評議員・運営委員会が開かれました。TAPPOの2007年度の活動と2008年度の計画について報告後、各委員の専門の立場から意見が交されました。他にオブザーバーとして集落や市役所の方も数名参加して下さいました。
出席して下さった委員のみなさん
*以下敬称略、五十音順
評議員
岡田武史(サッカー日本代表監督)
粕谷卓志(朝日新聞社編集担当兼東京本社編集局長)
北野日出男(日本環境教育フォーラム会長)
土田茂(新潟県南魚沼地域振興局長)
運営委員
小野雅子(南魚沼市立栃窪小学校長)
小野塚高一(南魚沼市・清水区長)
高野孝子(エコプラス代表理事)
峠英男(南魚沼市・樺野沢区長)
野沢恒雄(新潟県南魚沼地域振興局農林計画課長)
笛木健作(栃窪区副区長)
笛木三郎(栃窪区在住)
笛木実(栃窪区老人会「多留山くらぶ」会長)
笛木晶(栃窪区長)
米山豊(南魚沼市企画政策課)
渡邉正夫(南魚沼市立後山小学校長)
また、ボランティアスタッフとして栃窪地区より
日熊恵一さん、笛木隆多さん、笛木大地さん
みなさんお忙しい中本当にありがとうございました!
桜の開花予想も発表されて、世間は「あと数週間でお花見♪」という季節になりました。けれどもここでは昨日も雪が降り続き、3日の日誌で紹介した雪解けのスジも消えてしまいました。
今日は栃窪集落のおばあちゃんたちの週に1回の「お茶のみ」の日です。「しょーしい(恥ずかしい、という意味)から」と写真はありませんが…
「お茶のみ(要はお茶会なのですが)」はおばあちゃんたちが適当にそこら辺の家に集まってお茶を飲みつつ世間話をする、かなり重要な(彼女らにとっては)慣習です。社交の場であり、情報収集にこれ以上の機会はありません(ここでの情報をバカにしてはいけません。すごいんです)。そして基本的におばあちゃんだけ。いつも集まる仲間を「茶飲み衆(ちゃのみしょ)」と言います。
これが冬になると雪でちょこちょこ外出するのが面倒なため、週に1回集落センターに集まろう、ということなんだそうです。
気温:1℃ 細かくて湿った、霙(みぞれ)のような雪が降っています。
三寒四温と言いますが、栃窪はその逆か或いは五寒二温くらいかもしれません。そんな貴重な晴れ間には、空の青さと雪の白さが鮮やかで眩しい、爽やかな景色が広がります。