森の中に育っている木の中にも、インドでトレーニングしているところですけれど、いろいろ木の実とか葉っぱとか,人間にとって薬になる可能性がある。
ジャガイモ食べたら,ただコレステロールが増えて心臓発作が増える問題があります。ヤマイモを食べたら同じ栄養をもらえる,心臓発作の薬はヤマイモから出来ている。日本は外国から何万円も使ってヤマイモを輸入している。カプセルとして食べるのなら、なんでそんなものは日本の山にもいっぱいある。今の変な経済の状況で、ここから20キロ離れた場所から切って持ってくる木よりも、フィリピンやビルマの森から切った木のほうが、船で運んでも安いかも知れない。日本の森は人間が入らないから困っている。インドやビルマの森は人間が入り過ぎて困っている。入り過ぎて,切り過ぎて困っている。どうやって経済の関係を。
オランダの人は毎日朝晩、豚とか牛とかの肉を食べている。10キロのエサ食べないと1キロの肉にならない。だからオランダは自分の国の10倍の面積を、アジアやアフリカの国でもっていないといけない。ある面積に住む人々を食べさせるために、その10倍の土地をどこかから借りて、そこから商売としてやっていかないといけない。
片一方でアフリカの子供はこんな問題だから援助して下さいという団体も働いているし,日本人も写真を見てかわいそうといっている。でもその国産のビーフ、何を食べているかと聞いたらアフリカかアジアのどこからか来ている。日本の草、日本のあわ、日本のひえ、日本のきびはない。外国から輸入している。そういう経済になっている。どうやって自分の回りにあるものを使えるか。
この写真はタネを乾燥させていますね。
これは薬になるもうひとつの花ですね。
これは簡単な機械です。1万円か2万円ぐらい。この機械をモーターで乾燥させたものを粉にする機械です。日本でいまうちの中にコメの粉を作るためにあるかもしれないけれど。木の実とか葉っぱを太陽で乾燥させて,薬にして売っている。
これは何でしょうか。知っているけれど分からないかな。名前みんな知っている。カレー粉の中に入っている。カダモン。どこのデパートでカダモンという名前で売っている。その花です。一般的に僕たちが食べているカダモンとちょっと違う。これはちょっと大きい。大きいのは薬としてもいろいろ使う。
地球のほとんどの薬になるものはだいたい3種類ある。苦いもの、エキスがミルクみたいに出てくるもの。そしてすごくきついにおいがあるもの。バジルとかレモンとか。そういうものは薬にもなるし農薬にもなる。このカダモンとかレモンの葉っぱを水につけてまくとそこに虫が来ないですね。
この葉っぱはビタミンの葉っぱ。ソロパス・ロジェナス。木です。葉っぱにすごくたくさんビタミンAとCが入っている。いろいろ白菜とか野菜とか育てる水や肥料がなくてもいいです。薬にもなるし、これを毎日子供に10グラムぐらい朝と晩あげたら栄養の問題がなくなるというその意味ですごく大切な木。
これはみんな知っているでしょう。逆さまにして考えて下さい。日本語でサカトウといいます。カスタードアップルというフルーツです。中身はカスタードみたいに甘い。科学の名前はアノナですね。この葉っぱでも虫よけができるし、タネは粉にしてアルコールに入れておくとその自然の農薬になる。ウリの系統、カボチャとかキュウリとか苦瓜、インドで一年中できる、それに来る虫をこの葉っぱとかタネから殺す農薬を作れる。タネの油から肌が固くならないような油が取れるので、みんなが毎朝塗っているクリームの中に保湿剤として入っているかも知れない。名前も知らないで、ものも知らないで使っているかも知れない。
くだものよりもその値段が倍ですね。インドのサンダルウッドからの油は10グラムぐらいの値段は10グラムの金より高いです。それくらい商売出来る技術はある。ものの葉っぱやタネから作る技術は酒作る技術と同じです。蒸留する。コメは高い温度でやれば味や香りが逃げないけれど、葉っぱなどからは低い温度で香りが逃げないようにどう蒸留するかだけの技術。機械はちょっと高い、といって5,000から6,000ドル使えば、バラの花からこの葉っぱからのエキスを取れます。エキスは薬にも使えるし、線香にしてもいいし、僕たち使っているセントみたいに使える。だからどの可能性があるか。日本には山椒の香りもある。毎日食べているマスタードの香りとか、今日魚と一緒に食べていたわさび。どういうものから何が出来て、そのコストがどうなるか。
何を作るかより、一年中若い人たちも使って、ここに季節のカレンダーを用意して、一年を12の季節に分けて、そこの中にどういうものが地域にあるか。どの時期に、どういう草が出来、どういうタネが集まるかという雑草のカレンダーです。だれでも子供でもできます。自分の回りのことが分かってきます。ここに新潟に出来る草とか雑草を書き込めます。円を3重にして水があるところと、ないところ、土が固くなっているところのように分けて作ったら面白いかも知れない。
これは村人のヒアリングをして、どの葉っぱが何に使えるか、この科学の名前は何ですか、どこが痛くなったら使えるなどと現地の人がいっている。それを元に大学とか科学者とかと、葉っぱに何が入っているかは確認する。昔の知っているものと現在の科学の力を合わせて何か作るのが目的です。元に戻るのが目的ではないです。
サカトウはこういうバスケットで売っている。カルカッタに行ったら2個の値段になってしまいます。今の世界に生産者から買ってマーケットに行って消費者に渡る時に値段は6倍から8倍になる。もし輸出すると100倍に増えるかも知れない。毎日ネスカフェのコーヒーの1びんの値段の10%ぐらいが生産者に行っているのならすごく行ったと言うこと。5%も行ってないかも知れない。そこは技術じゃなくてマーケットの動きは変えるべきです。
これも薬になる一種類です。
これはさっきのヤマイモの1種類ですね。タネは50gか100gあるかのムカゴから、森のものと思ってだれも考えていないけれど、ジャガイモは3カ月、これは6カ月かかるけれど、1個か2個あったら木に登ってあまり場所取らない。100gが6カ月後に10キロぐらいになります。100gから10キロになり、食べ物になり薬にもなる。上に同じような50gから100gのタネが出る。
虫よけの薬も化学肥料もいらない。干ばつになっても,水はけが悪くても出来ます。ただ形がきれいではないので、だれも買いたくない。知らないからこれよりジャガイモがいいと思っている。でもヤマイモは心臓にもいい。
これはバジルです。これはスイートバジル。これはタイでもいろいろな料理に使う。葉っぱを乾燥させてお茶にすると風邪にもかからない。ここの地域でも家の中で簡単に育てられると思います。バジルの中にはいろいろ種類があります。バジルの中にもエッセンシャルオイルあります。タネ小さいけれどスプーン一杯分を水につけておくと一晩で大きくなってねばねばしてくる。それを飲んだら、ガンまでも治ると言われる。体は丈夫になるための薬に使われている。
これは苦瓜ですね。小さい苦瓜。ここに実があってここに花があって。ウリの系統はいっぱい種類があります。日本に沖縄に普通育てるけれど、いまほかのところで作る品種が出来ている。
これは僕が住んでいるところの近くの駅で、サルは靴磨きをしてお金をもらっているのではなくて、そこに座っているおじいさんがどこかいなくなって、駅のホームですね。入ってくる人がパントかビスケットをくれる。手を開いて,何か食べ物をくれと。人間が乞食するのと同じで、サルも森がないので、エサをもらうという状態になってきている。地球は人間だけのものではない。それを僕たち忘れているからこの写真を入れました。
これはある木ですが、インドに育てるアルビジア・レベックと言います。大きな木。荒れ地に植えたら、この葉っぱは、この大切さは夜葉っぱを閉める。昼になると開く。つまり雨の水が下まで通れる。この木の下にほかのものを育てることができる。落ち葉は牛とかのエサになる。木からドアとかテーブルとか作れる。その意味で、植物のいろいろな部分の使い方は人間の文化ですね。僕たちの技術の一部で僕たちの資本です。それは大切なものです。
ハチです。ハニーを作るのではない、刺すだけのハチです。庭の裏にあります。その巣です。自然の中にいろいろ生きものがいて、それがどう育っているか、何を作るか、食べるか、どこに卵を産むか、そこの調査から、薬になるか、食べれるか、使えるか考えることができる。
長くなってしまったけれど話終わりにします。