「ワールドスクール」カテゴリーアーカイブ

More than 1,000 joined meetings with international guests from Kenya, Middle East and Korea on World School Network\’s events.

A presentation session at the auditorium of International Plaza of JICA, Japan International Cooperation Agency.
A presentation session at the auditorium of International Plaza of JICA, Japan International Cooperation Agency.

A series of international events of World School Network, a project of Non Profit Organization ECOPLUS, was held in Tokyo and Niigata, Japan from 10th to 14th February 2007.

A series of international events of World School Network, a project of Non Profit Organization ECOPLUS, was held in Tokyo and Niigata, Japan from 10th to 14th February 2007 inviting 23 international guests from 4 countries.

In Tochikubo village in Niigata, international participants experienced Japanese traditional ways of life in deep snow.
In Tochikubo village in Niigata, international participants experienced Japanese traditional ways of life in deep snow.

In addition to presentation sessions and workshops, international guests visited schools and other places in Tokyo metropolitan area and shared their experiences with more than 1,000 students, educators and citizens.

Students and educators from Kenya, Palestine, Israel and Korea joined the presentation session and workshop held in Tokyo with Japanese participants. International guests moved to a mountainous village called Tochikubo in Minamiuonuma city, Niigata and learned Japanese traditional life which has been keeping harmonious relation with their environment for hundreds years.
At World School Network, several joint projects related on environment are going on, connecting students in the world from more than 10 countries and encouraging students to re-focus on their own area. This series were supported by Japan foundation and Nippon Koa Insurance company.

For these events, a lot of paper works, coordinations, telephone calls, fax exchanges and others were needed for acceptance of international guests because of financial and political situations specially in Kenya and Middle East. One of two students invited from Palestine were not able to pass the border to Jordan by very bureaucratic reasons and a mother of only one student who successfully visited Japan needed to stay in Jordan until her son came back from Japan for ten days by strange regulations.

Various activities at the events are available at following URL.
http://www.wschool.net/showart.php?lang=en&genre=9&aid=178

世界の子どもらと1000人以上が環境交流、ワールドスクールネットワークの国際イベント

発表会の会場となったJICA地球ひろばの講堂で、各国の発表を聞く参加者たち
発表会の会場となったJICA地球ひろばの講堂で、各国の発表を聞く参加者たち

エコプラスのワールドスクールネットワーク部門が主催する国際イベントが2月10日から14日まで、海外4カ国23人のゲストを招いて、東京と新潟で行われました。

日本の伝統的な暮らしを体験した新潟県南魚沼しの栃窪集落
日本の伝統的な暮らしを体験した新潟県南魚沼しの栃窪集落

会場となったJICA地球ひろばで、各国の発表やワークショップが行われたほか、首都圏の高校や小学校などを訪問させていただき、のべ1,000人以上のみなさんと交流することができました。

海外から参加したケニア、パレスチナ、イスラエル、韓国の小中学生と指導者らは、東京で2日間にわたって行われた発表会とワークショップに日本の子どもらと参加。後半の3日間は新潟県南魚沼市の山里である栃窪集落にお邪魔して、日本の自然と調和した暮らしの中での伝統を学びました。

ワールドスクールネットワークでは、海外10カ国前後の子どもらと日本の子どもらをつないで、それぞれの地元の環境を見直す共同プロジェクトを継続しています。今回の国際イベントは、国際交流基金と日本興亜おもいやり助成を受けて実現しました。

海外勢の中でも、ケニアとパレスチナは財政的な理由から、また政治的な理由から子どもが海外での国際イベントに参加するのは容易ではなく、準備には多くの事務作業と各国大使館などとの調整が必要でした。パレスチナからは当初中学生2人が参加予定でしたが、イスラエルが管理するヨルダンへの国境を渡る際に、親も一緒に出国し、親は子どもが日本から戻るまでヨルダンで待機することを命じられ、対応出来なかった1人の子どもは出国が禁止され参加できない、厳しい現実にも直面しました。

詳細は、ワールドスクールネットワークのサイトと、子どもらの意見交換の場である知恵図鑑をご覧下さい。
http://www.wschool.net/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=178

地域に根ざした教育」マイク・マーツさん講演内容

OLYMPUS DIGITAL CAMERAマイク・マーツ氏
ベセル放送局シニアプロデューサー
アラスカ大学異文化教育修士課程修了。各地の高校で言語芸術教師を務めた後、KYUKテレビでディレクター、プロデューサー、制作責任者等、ビデオ制作や放送の分野で活躍

ドキュメンタリービデオ「知っていることを見せること」から

1998年に私が制作したビデオの一部をお見せします。この教育プログラムでは、レイ・バーンハートさんも共同ディレクタ−としてビデオの制作に関わりました。ここに描かれているのは、コディアックという島の子どもたちが教師、長老たちと一緒に参加した、科学や文化をテーマにした夏のキャンプの様子です。
アラスカというと非常に大きな州なので、多様な環境がありますが、このビデオからその多様性の一端を垣間見れるのではないかと思います。

<ビデオの内容>
ナレーター:
コディアックの北にあるアフォグナック島です。その細長い浜辺にあるキャンプに、小さな子どもと教師たちがやってきました。これから一週間共に過ごし、新たな発見をします。この浜辺はカッタニと呼ばれています。このキャンプは、長老科学アカデミーキャンプと呼ばれていまして、コディアック地域先住民族協会、アフォグナックコーポレーション、コディアック島地域学校区の3者が共同で実施しています。

テリー・シュナイダー:
このキャンプの目的は、地域の人たち、ベテラン教師や最近教師になった人、教師のアシスタントなどの教育者を長老たちと引き合わせることです。
私たちは彼らをこのような郊外で引き合わせます。このような設定は子どもたちにとっても長老たちの多くにとってもきわめて自然なことなのです。こうした場所は参加者に、自分たちが暮らすコミュニティの一員としての一体感を育みます。
また、子どもたちや教師たちが、長老や地域の人たちから直に伝統的なやり方や、地域で共に暮らすための価値観について学ぶ機会を提供しています。そうすることで、先住民族の価値観と、西洋科学、コディアックにみられる科学研究を結びつけたりしています。子どもたちに科学技術や数学に対する関心を持たせたいですし、周囲の事柄や、ものごとの伝統的なやり方を探求しながら、伝統的な考え方ややり方と科学が関わりあることを子どもたちに示そうとしています。

[映像:子どもたちが火打石で火をおこしている場面と温度実験による毛皮の断熱効果の測定の場面]
テリー・シュナイダー:
私たちは、この土地に古くから伝わるものごとのやり方や知識を、現代の西洋科学の流れの中に統合させるようなカリキュラムを作りたいと思っています。

[映像:子どもたちがアザラシの腸を使って、防水にする縫い方を学んでいます。]

テリー・シュナイダー:
究極的には、過去と現在のアルーティック民族(コディアック地域の先住民)の豊かな文化と遺産を探求したいと思っています。

[映像:キャンプの様々な活動の紹介]

ナレーター:
キャンプでは、アフォグナック考古学プロジェクトの施設も使います。子どもたちは実際に発掘作業に参加して、考古学者がどのように作業するのか見ることができます。

[映像:男の子たちが発掘作業をしている場面。子どもたちが「実験テント」で作業している場面。女の子が何人かの大人から、防水縫いを教わっている場面]

テリー・シュナイダー:
このキャンプに参加した子どもたちが科学プロジェクトの枠組みを学び、キャンプを終えて自分の村に戻った時に、学んだことをほかの生徒や家族と分かち合うことを願っています。最終的には、(1998年)11月に開かれる地方の科学展示会に子どもたちが自分たちのプロジェクトを出品してくれるよう望んでいます。話した子どもたちは全員、夏休みにこのようなキャンプをするのは価値があると言ってくれました。

[映像:子どもたちと長老が、浜辺で科学プロジェクトを行ったり、魚を捕る網をチェックしたり、踊ったり、遊んだりしている場面。長老たちが微笑んでいる。]

テリー・シュナイダー:
カッタニのようなビーチでキャンプをするのはとても意味があります。考古学調査や、科学の応用をしたりするのに適しています。長老たちは、ここで起きていることを、コミュニティ作りの経験としても、子どもたちが学ぶ様子を見るという教育的な観点からしても、誇りを持つことができると言っています。

[映像:参加者全員が、大きな輪になって踊っている場面]

このビデオは、実際は26分間のもので、その抜粋をご覧いただきました。この夏のキャンプに参加した子どもたちは自分たちの学校に戻ってから、科学プロジェクトの発表会を行い、このキャンプで学んだことを発表しています。これ以外にも夏のキャンプはあちこちで行われています。中にはアラスカ州の内陸で行われているキャンプもあります。