大豆収穫

 枝豆をていねいに収穫する祐子さん。1本のクキには、まばらに10個前後の枝豆が実っています。とても手間のかかる作業です。
枝豆をていねいに収穫する祐子さん。1本のクキには、まばらに10個前後の枝豆が実っています。とても手間のかかる作業です。

9月18日、1限(6月15日)に植えた大豆が無事「完全無農薬枝豆」として収穫を迎えました。

朝8時。畑に行ってみると、講師の桑原祐子さんは大豆のうねの真ん中で枝豆採りをしていました。丈の長いもので1m以上にも生長した大豆の中には、倒れてしまったものもあり、それを畑のネズミがかじった跡も確認しました。
枝豆の食べ頃はほんの一瞬で、祐子さんはこの時期を逃すまいとせっせと収穫していました。
この枝豆は、苗を植えた第1回参加者に送られます。

 枝豆が実っている様子。
枝豆が実っている様子。

大根受難

大根の葉に黒い虫がついていました。

 青々と茂った大根の葉に、黒い点々が見えました。
青々と茂った大根の葉に、黒い点々が見えました。
 葉を裏返してみると、犯人がいました。
葉を裏返してみると、犯人がいました。

この虫はダイコンシンクロムシというそうです。ざっと見ただけで4匹見つけました。彼らに罪はありませんが、大根のため畑の外側に移動してもらいました。

ちなみに、これまでに1度だけ虫除けの薬をかけたそうです。葉が育たなければ土の中の大根も育ちません。祐子さんは小さいうちに最小限の薬を使って赤ちゃんのような葉を守り、大きくなってからは絶対に使わないようにするそうです。それでもこうして虫が来ている訳ですから、全くの無農薬で野菜を育てるのは大変なことですね。

2回目の間引きを終えました。

9月18日朝8時、畑へ行きました。大根の葉は大きいもので20㎝近くに育っています。

 

 おろのいだ(=間引いた)大根菜。
おろのいだ(=間引いた)大根菜。

「ちょうどおろのごう(=おろのぐ=間引く)と思ってたから」と、講師の桑原祐子さんは大根を間引き始めました。間引くのは、3本ずつに残してあった株の中の、パッと見て1番小さいもの1本です。雪が降るまでにある程度の大きさにしなければならないので、大きいものを残していきます。
この作業、春なら大きい方を抜くそうです。「せっかく大きくなったのにどうして?」と思うかもしれませんが、春は今と違ってどんどん暖かくなるので、大きくなるのを待つことができるとのこと。「大きい間引き菜を2回食べられるよ」と祐子さんが笑って言いました。自給自足の知恵ですね。

この大根の収穫は次回11月1日(土)ー2日(日)、大収穫祭です。他にも秋野菜の収穫やその調理、第2回で取った笹を使った笹団子作りなど、お料理も盛りだくさんです。作るのも食べるのも好きな方、ぜひご参加下さい!

 一段と生長した大根。
一段と生長した大根。