エコプラスの休日農業講座「田んぼのイロハ」草取り編は、新型コロナウィルスの状況に対応して、6月中旬からの3週末に、それぞれ日帰り自主企画として、実施しました。参加者はのべ19人。連続しての草取りで、無農薬田んぼはとてもきれいな状態で、苗が大きく育ってきています。
無農薬田んぼに田植えをしたのは、5月23日の日曜日。そこから3週間経った6月12日(土)は、地元在住の2人で、田車を押しました。田車(たぐるま)は、金属の回転するツメがついた除草の道具です。稲株の列をはさんで左右1列ずつの泥をかき回して、生えてきた雑草を浮かし、同時に埋め込んでいきます。
さらに1週間後、19日(土)と20日(日)の週末に、それぞれ6人、4人が参加してくれました。やっと梅雨を思わせる低い雲がかかる中で、田車を押すだけでなく、株の間に残った草を手で抜く作業に集中しました。
田車に押されて勢いはないものの、株の間に隠れた雑草、特にイヌビエは背丈も苗に追いつくような大きさのもののあり、泥の中に手を突っ込まないと抜けない状態になっています。
両手を広げ、頭をシャンプーするように稲の苗の回りをかき混ぜながら、ヒエを根っこから抜いていきます。あっという間に指の間にはヒエがどっさりひっかかる場所もありました。
6月最終の27日(日)は、最大の7人が参加。これまで繰り返した除草のおかげで田んぼの状態はいいのですが、それでも田車を押し、手で草取りに入ると、いくらでも草は生えてきています。
苗もこの2週間ですっかり太く、立派になってきました。あと少し草取りをすれば、雑草に負けてしまう恐れがなくなり、安心して見守れるようになると思います。