休日農業講座「田んぼのイロハ」の2013年度の田植えが、6月25-26日に栃窪集落で行われました。
今年度の田んぼのイロハの田植え編が、6月25-6日に開かれました。
25日は、山菜講座との同時開催。午後後半から、稲作りの座学で、TPPなどの影響について地元の集落営農組織の笛木晶さんから説明を受けました。
田植え本番の26日は、朝から好天。はだしになって、苗を植えていきました。小学生からシルバー世代までの幅広い参加者が一緒になって泥だらけになり、田んぼのわきでおにぎりの昼食を取る楽しい時間となりました。
詳しくは以下でどうぞ。
(田んぼのイロハ)
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=2&aid=1088
(山菜講座)
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=15&aid=1089
2012年11月3-4日、新潟県南魚沼市の栃窪集落で休日農業講座「田んぼのイロハ」の収穫祭編が開かれました。首都圏などから集まった14人は、色鮮やかに染まった山々を望みながら、山里の農を楽しみました。
11月3-4日、休日農業講座「田んぼのイロハ」の収穫祭編が行われました。
首都圏などから小学校1年生から60代のシニアまで、幅広いみなさんが参加しました。
冬型の気圧配置となった3日(土)は、断続的に冷たい雨が降る中、地元で5年間続けてきた生きもの調べに同行。集落内の空き地にある池などで、アカハライモリやバイカモなど絶滅危惧種に指定されるような貴重な生きものも含め、じっくりと観察しました。
池の中からは、オタマジャクシがいくつも見つかり「このまま越冬する」という講師の解説に驚きました。
午後後半の座学では、地元集落の農家で、集落営農組織の中核メンバーでもある笛木久稔さんが、今年一年のコメ作りを振り返り、さらにいまの米農家の経営について実態を語ってくれました。
快晴となった4日は、作業開始前に集落の背後にある標高700mの展望台に。日本百名山の一つ巻機山(1,967m)などの山頂には雪がかかり、中腹が鮮やかな紅葉に彩られた雄大な景色に見とれました。
休日農業講座で使わせてもらった「イロハ田んぼ」は、刈り取りが終わった後、雨の水が溜まり、稲株からもう一度新芽が伸びた状態になっていました。
この株を、三本ぐわを使って一つひとつ起こしていく「田起こし」では、「もう4年もやっていますから」というベテラン参加者の指導で、みんなが挑戦。「あー、握力がなくなった」「リズムですね」などと話を交わしながら、広い田んぼを進んでいきました。
11月4日の午前11時すぎからは、集落の中心にある集会所前でもちつきが始まり、今年取れたばかりのもち米を使って、モチがつかれました。出来上がったモチは、ツヤがあり、しっかりした腰、新鮮な甘味を感じさせました。
集落の子どもからお年寄りまでと一緒になって、都会からの参加者は、地域社会での人々のつながりや、人それぞれの温かさを感じていました。
7月7−8日、栃窪集落で休日農業講座「田んぼのイロハ」が開催されました。参加したのは、東京、神奈川、埼玉、茨城から会社員や学生6人。無農薬田んぼでの草取りやあぜの草刈りを体験し、農山村で積み重ねられてきた暮らしに触れる1泊2日となりました。
2012年7月7-8日、梅雨らしく2日間とも雨が断続的に降る空模様の中、新潟県南魚沼市栃窪集落で、休日農業講座「田んぼのイロハ〜草取り・草刈り編」が開催されました。
参加者は東京都、神奈川県、埼玉県、茨城県から会社員や学生6人。この内2人が栃窪集落の棚田のオーナーでした。
1日目は、とちくぼパノラマ農産代表の笛木晶さんから、今年の作柄や、有機無農薬での稲作の課題、晶さんが子どもの頃の暮らしの様子などの話を聞いた後に、田んぼのあぜの草刈り作業を行いました。
小雨の中、まずとちくぼパノラマ農産の桑原一男さんら3人から「たたきつけるようにカマを動かすと良い」などカマの使い方や研ぎ方を教えてもらいました。イネを虫の害から守るために、虫のすみかをなくすあぜの草刈りは大事な作業です。斜度40度、縦3メートル、横60メートルほどある田んぼのあぜの草を刈っていきました。40分ほどしたところで雷雨になったため、急きょ作業を中断しました。
帰り道では、イロハ田んぼ近くのあぜで、草むらの中にカモの巣に卵が残されているのを見ました。この巣はイロハの講座前に桑原さんらがあぜの草刈りの途中で、慌てて飛び立つカモの姿を見て、見つけたものでした。
2日目の田んぼの草取りは、白い霧に包まれ、時折小雨が降る中での作業となりました。栃窪集落では、空梅雨で田んぼにもため池にも水がない状態が数日続いており、田んぼの土は干上がって固くなっていました。そのため、雑草も固い土にしっかりと根を張っており、草を抜くのは例年より力がいりました。腰を曲げての慣れない作業の中でも、参加者からは羽化したばかりのトンボの姿や、鳥やカエルの鳴き声を楽しむ声が聞かれました。一時的に霧が晴れた時には、300メートル下に広がる魚沼の田園風景を眺めることもできました。農薬を使わずに米を作ってきた人たちの大変さを体験すると同時に、自然の中での労働の心地よさを感じる機会となったようでした。
次回の田んぼのイロハは、10月6-7日の稲刈り編です。
イロハ田んぼのイネは、田植えから約45日が経ちました。イネの生育は順調で茎の数が20近くまで増えているものがほとんどです。10月までの3カ月間、立派な稲穂が実るようにとちくぼパノラマ農産のみなさんが見守ってくれます。
5月26-27日、新緑が鮮やかな栃窪集落で休日農業講座「田んぼのイロハ」が開催され、東京、神奈川、静岡の家族や会社員など計20人が、昔ながらの田植えをしました。早朝の野鳥観察では珍しい鳥やニホンカモシカにも遭遇。日本の山里の豊かさを楽しみました。
2012年5月26-27日、穏やかな青空が広がった新潟県南魚沼市栃窪集落で、休日農業講座「田んぼのイロハ」の田植え編が開催されました。
参加したのは、東京都、神奈川県、静岡県からの14人。加えて、外国特派員協会のみなさんとその家族計6人が加わりました。家族での参加も多く子どもたちの元気な声が響くにぎやかな会となりました。
1日目は、地元講師の笛木健作さんの案内で集落散策と座学を行ないました。
集落散策では、田植えの準備が進む田んぼの間を歩きながら、巻機山や八海山などまだ雪が残る2,000メートル級の山々を望むパノラマの景色を楽しんだり、田んぼのあぜに出ている山菜を摘んだりしました。子どもたちは、綿毛をつけた草を聖火リレーのように持って走り綿毛を飛ばしたり、長いツルを見つけて綱引きをしたりと、次々に自然の中から遊びを作り出して楽しんでいました。
座学では、イネの生長や田植えのポイント、栃窪集落の取り組みなどを教えてもらいました。
2日目は、さわやかな青空の下、栃窪の集落営農組織「とちくぼパノラマ農産」のみなさんから教わりながら、手植えによる田植えを行いました。
初めて田植えをする参加者は、はじめは素足で泥の田んぼの中に入ることに少し抵抗を感じている様子でしたが、しばらくすると慣れて、泥の中をしっかり歩き、次々に苗を植えていました。栃窪の中学生2人も手伝いに参加し、2時間ほどで1反3畝(13アール)の田植えが終わりました。
今年最後の休日農業講座「田んぼのイロハ」を11月5-6日に行い、首都圏などから集まった学生や会社員など14人が、農の姿を学びつつ、晩秋の自然と食を満喫しました。
2011年11月5−6日、新潟県南魚沼市栃窪集落で今年最後の休日農業講座「田んぼのイロハ」が行われました。参加したのは、東京や神奈川、埼玉、静岡などからの学生や会社員など14人。1日目は集落をめぐりながらの生きもの調べや、地元で農業を営む2人からの講座、2日目には村の収穫祭に参加しました。紅葉が鮮やかな晩秋の栃窪の自然にひたり、その自然を活かした豊かな食に触れました。
1日目の生きもの調べでは、集落内の休耕田や屋敷跡などを巡ってアカハライモリやシナイモツゴ、色とりどりのアマガエルなどを観察。参加者は子どもに戻ったように足下の生きものを探しました。「教科書でしかみたことがなかったプラナリアを見られて感動した」と話す学生もいました。
その後は、地元の集落営農会社「とちくぼパノラマ農産」社長の笛木晶さんから稲刈り後の作業や稲作の1年などを実際の田んぼを前に話を聞き、さらに集落センターの大広間で、計20ヘクタール以上の農地でコメや野菜を栽培する飯塚恭正さんから、これまでの取り組みと現在の農業の課題などについてなど話を聞きました。
参加者からは「直に農家の方から話を聞き、悩みを抱えつつも自信を持っておられる様子が印象に残った」との感想などがありました。
2日目の収穫祭では、三本の杵を使った地元独特のもちつきが行われ、返し水を使わない粘りの強いもちができました。野菜とキノコがたっぷり入ったケンチン汁も登場し、集落の人々と一緒に収穫を祝いました。
民宿での朝夕の食事も含め、地元で採れた食材をふんだんに使った料理と、マタタビやブナなどの木の実など「食べられるもの」を楽しみ、食と密接につながった山里の暮らしに触れる2日間となりました。
2009年10月17日-18日に、南魚沼市栃窪地区で地元のベテランに教わりながらイネの刈り取りと天日乾燥の作業を体験しました。
休日農業講座「田んぼのイロハ」の第5回講座が、10月17日-18日に開かれました。
参加したのは首都圏の学生や社会人、親子連れなど29人。約半数が学生でした。
1日目は、地元の人を講師に座学を受けた他、生態系調査「栃窪いきものプロジェクト」にも参加しました。2日目は、青空の下で地元の人に教わりながらイネを刈り取り、束ねて「はざ」にかけました。
詳細はこちらへ
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=794
環境教育で地域社会を活性化—エコプラスは新潟県南魚沼市の山村を拠点にあらたな自然学校を始めることになりました。
とびっきりの自然体験活動や、世界各地をインターネットでつないだ地球規模の環境教育プログラムを展開する特定非営利活動法人ECOPLUS(高野孝子代表理事)は、2007年度、新潟県南魚沼市栃窪地区を拠点とする「南魚沼やまの自然学校」(仮称)を開設します。
「やまの自然学校」は、長年にわたって地域社会が自然環境と調和して存続してきた知恵と技を、持続可能な社会づくりという現代社会の課題解決に活かすことを目指します。特定の施設だけで実施するのではなく、地域全体が「学びの場」となるのが大きな特徴です。地元のお年寄りや子供たちも指導者となり、外部の人々とともに学び合う「地域まるごと自然学校」になる全国でもまれな形の運営となります。
舞台となる栃窪(とちくぼ)集落は、標高500メートル前後の山あいに、60戸弱200人ほどが暮らしています。過疎高齢化が進み、栃窪小学校は全校児童9人にまでなっています。自然学校は栃窪集落が取り組み始めた活性化プログラムにも全面的に協力します。ギフチョウが舞い、サンショウウオが流れのあちこちに卵を産むという恵まれた自然環境と、村人がなお身に付けている暮らしの知恵と技を、最高の財産として、南魚沼地域や首都圏からのみなさんを対象に、多彩な学びのプログラムを展開していきます。
この自然学校の運営に当たっては、セブン-イレブンみどりの基金(本部・東京)の「自立事業助成」として今年度唯一の案件として採択を受け、今後3年間に渡って運営支援を受けます。
具体的なプログラムとしては、5月中旬から年間5回の予定で始める「田んぼのイロハ」や、夏・秋・冬に行う連続キャンプなどを予定しています。また地域のみなさんや周辺からの参加者で地域の生態系を継続的に調査する活動も毎月展開していく予定です。
(南魚沼やまの自然学校の報道発表資料)
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