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雪の中で、暮らし、遊んだ、雪ざんまいキャンプ2023

Enjoyed and learned simple life on the snow

 エコプラス恒例の「雪ざんまいキャンプ」を、2023年3月21日から24日まで、新潟県南魚沼市の清水地区で、実施しました。日程の関係で週末を組み込むことが出来なかったために、参加できたのは大学生4人でしたが、地元のみなさんからも雪の中での暮らしの技や知恵などを教わり、自分たちで、雪の中で暮らしを組み立てる4日間となりました。

Ecoplus conducted “the camp in the deep snow” from Mar 21 to 24, 2023, in Shimizu village, in Niigata, Japan. Unfortunately we could not set the period including weekend, we had only four university students but they acquired a lot of knowledges and skills from the local people and enjoyed self build simple life on the snow for four days.

 この冬は雪が少なかったものの、清水地区にはこの時期でも1○以上の雪が残っていました。キャンプの前半は、好天で、陽射しの下では半袖になる人もいるほど。天気が悪化した後半も気温が高いために雪ではなく雨になりました。

Although we had less snow than normal years In this winter, we had more than 1 meter of snow in Shimizu area. The weather conditions was dry and warm in early days, but later part we had not snow but rain.

 キャンプでは、眠るのは雪の上のテント。料理をするのも、雪の上。雪の上で火を起こし雪を溶かして水を利用しました。そして、トイレも雪の上。この暮らしの場を作るのに、前半の2日のかなりの時間を使いました。この中で、スコップでどのように雪を切り出して座る場所を作るなどの技を習得しました。

In this camp, we slept in tents on the snow. We cooked on the snow making fire on the snow. We kept melting snow in a big pot on fire for drinking and cooking water. Students learnt how to use shovels for cutting snow to make objects such as tables and sitting place.

 今回は22日の夜が雲一つない快晴で、月もなかったために、空いっぱいに星が満ちる様子も楽しむことが出来ました。若者たちは雪の上に寝転がって星空を眺め、大きな流れ星も見たそうです。

In the night of Mar 22, we had very clear sky without any clouds and the moon. So stars were sharp and bright filling all direction. Students laid on the snow for stargazing and they were excited to observe bright meteors.

 都会での暮らしでは、スイッチ一つでお湯が出来、あかりが灯せ、トイレも流れていくのが当たり前。そんな「便利」とは違って、一つひとつの作業を重ねて、薪を割り、火を起こし、水を作り、そして創意工夫で遊ぶことを重ねているうちに、学生たちの表情もどんどんとのびやかになっていくのを感じました。

In these convenient daily life environments, only with one action, we can get hot water, bright lights, and flash toilet instantly. Apart from such “convenient life,” we need to prepare fire wood, make fire, melt snow and play with its own creative ideas. Through such actions one by one, the faces of students changed clearly.

 「不便」なはずの環境で暮らす地元の方たちが、山や森や生きものや歴史について生き生きと語る姿を見て「自分たちが思いこんでいるレールに乗って進むだけが人生じゃなさそうだと思った」などと、深い感想をみんなは残してくれました。

Local people kindly joined the program and vividly talked about the history, the nature, mountains, animals and life of the area. One of students commented that the life would be more free rather than just following a fixed path thought be “successful.“

雪の中で、暮らす、遊ぶ ー 雪ざんまいキャンプ2023

 雪をとことん利用して暮らし、遊ぶキャンプです。生活の場所やトイレも自分たちで作り、料理も片付けも雪を利用します。自分の「当たり前」を疑い、新しいことに挑戦し、工夫し、学び合います。人と自然の関わりについて一歩気づきを深めます。自分を見つめる機会にもなります。

 地元の暮らしにも思いを馳せ、自然と関わって文化が生まれることを実感しましょう。

 例年、ドキドキや不安で始まり、発見や喜びに溢れる密度の濃い時間となる雪ざんまいキャンプ。去年に続いて、今年も高校生から若い社会人を対象とします。10人程度の少人数での開催です。

 コロナウィルス感染対策を取って実施します。

  • 日程:2023年3月21日事前準備(屋内寝袋泊)、22日(水)から24日(金)の2泊3日、雪上キャンプ
  • 場所:南魚沼市清水集落(21日上越線塩沢駅10:50集合を検討中)
  • 目的:自分の「当たり前」にチャレンジする。雪を題材に人と自然の関係について考える。持続可能な社会をデザインする素材を得る。心と身体を解放しクリエイティブに暮らす。
  • 内容:雪を利用した生活の場づくり。薪を使った野外調理。雪山散歩と豪快尻滑り。雪像やアイスクリーム作りなどの雪遊びを自由に。
  • 対象:高校生から若い社会人10名程度。
  • 条件:実施の1週間前(3月14日)から、感染対策を特に意識した生活。体温測定や体調チェック、事前のPCR検査が可能な場合は実施など、安心してキャンプができるよう、協力をお願いします。スタッフ側も同様の対応です。
  • 参加費用:23,000円(含まれないもの:自宅からの往復交通費、寝袋や長靴など個人のレンタル代、21日の昼夕食・風呂、24日の夕食)

 申し込みと問い合わせは、以下のフォームからお願いします。参加決定の方にはさらに、体調やアレルギーなどに関する細かな情報を出していただきます。

性別(必須)

交通手段(必須)

雪の中で、暮らす、遊ぶ ー 雪ざんまいキャンプ2022(締め切りました)

  • 本部は、このブルーシート1枚

 雪をとことん利用して暮らし、遊ぶキャンプです。生活の場所やトイレも自分たちで作り、料理も片付けも雪を利用します。自分の「当たり前」を疑い、新しいことに挑戦し、工夫し、学び合います。人と自然の関わりについて一歩気づきを深めます。地元の暮らしにも思いを馳せ、自然と関わって文化が生まれ、風土を構成する様子を体験しましょう。自分を見つめる機会にもなります。

 例年、ドキドキや不安で始まり、発見や喜びに溢れる密度の濃い時間となる雪ざんまいキャンプ。去年に続いて、今年も高校生から若い社会人を対象としたいと思います。

 コロナウィルスを持ち込まないため、今年はエコプラスや髙野代表理事の顔の見える範囲の人たちで、事前からの感染対策を取って実施します。

  • 日程:2022年3月19日事前準備、20日(日)―22日(水)2泊3日雪上キャンプ(19日に都合がつかない人は20日の朝入り)
  • 場所:南魚沼市清水集落(上越線越後湯沢駅、塩沢駅での集合を検討中)
  • 目的:自分の「当たり前」にチャレンジする。雪を題材に人と自然の関係について考える。持続可能な社会をデザインする素材を得る。心と身体を解放しクリエイティブに暮らす。
  • 内容:雪を利用した生活の場づくり。薪を使った野外調理。雪山散歩と豪快尻滑り。雪像やアイスクリーム作りなどの雪遊びを自由に。
  • 対象:高校生から若い社会人10名程度。
  • 条件:実施の10日前(3月9日)から、店などでの飲食や不特定多数の人たちと空間を共にすることを避け、可能な限り3密を避けることができること。実施前2週間の体温測定や体調チェック、事前のPCR検査、当日の体調チェックなど、安心してキャンプができるよう、面倒ではありますが協力をお願いします。スタッフ側も同様の対応です。
  • 参加費用:23,000円(含まれないもの:自宅からの往復交通費、寝袋や長靴など個人のレンタル代、19日の食費・風呂、20日の朝昼食)

 申し込みと問い合わせは、以下のフォームからお願いします。参加決定の方にはさらに、体調やアレルギーなどに関する細かな情報を出していただきます。2月20日で、定員に達しましたが、あと数人は相談に応じます。以下のフォームから、お問い合わせください。

性別(必須)

雪を、とことん利用して暮らす、遊ぶー雪ざんまいキャンプ2021

 雪をとことん利用して暮らし、遊ぶキャンプです。生活の場所やトイレも自分たちで作り、料理も片付けも雪を利用します。自分の「当たり前」を疑い、新しいことに挑戦し、工夫し、学び合います。人と自然の関わりについて一歩気づきを深めます。地元の暮らしにも思いを馳せ、自然と関わって文化が生まれ、風土を構成する様子を体験しましょう。自分を見つめる機会にもなります。

 

 例年、ドキドキや不安で始まり、発見や喜びに溢れる密度の濃い時間となる雪ざんまいキャンプ。去年に続いて、今年も高校生から若い社会人を対象としたいと思います。

 コロナウィルスを持ち込まないため、今年はエコプラスや髙野代表理事の顔の見える範囲の人たちで、事前からの感染対策を取って実施します。

  • 日程:2021年3月19日事前準備、20日(土)―22日(月)2泊3日雪上キャンプ(19日に都合がつかない人は20日の朝入り)
  • 場所:南魚沼市清水集落(上越線越後湯沢駅、塩沢駅での集合を検討中)
  • 目的:自分の「当たり前」にチャレンジする。雪を題材に人と自然の関係について考える。持続可能な社会をデザインする素材を得る。心と身体を解放しクリエイティブに暮らす。
  • 内容:雪を利用した生活の場づくり。薪を使った野外調理。雪山散歩と豪快尻滑り。雪像やアイスクリーム作りなどの雪遊びを自由に。
  • 対象:高校生から若い社会人12名程度。
  • 条件:実施の10日前(3月9日)から、店などでの飲食や不特定多数の人たちと空間を共にすることを避け、可能な限り3密を避けることができること。実施前2週間の体温測定や体調チェック、当日の体調チェックなど、安心してキャンプができるよう、面倒ではありますが協力をお願いします。スタッフ側も同様の対応です。
  • 参加費用:22,000円(含まれないもの:自宅からの往復交通費、装備レンタル、19日の食費・風呂、20日の朝昼食)

 申し込みと問い合わせは、以下のフォームからお願いします。参加決定の方にはさらに、体調やアレルギーなどに関する細かな情報を出していただきます。

性別(必須)

Snow Camp in Niigata

陽光の中で、雪ざんまいキャンプ

Jumping into the snow 雪の中に飛び込む

ECOPLUS conducted snow camp from March 20 to 22 in a mountainous village, Shimizu in Niigata, Japan with 12 participants including high school, university students and young adults. TAKANO Takako, executive director of ECOPLUS, Shimizu villagers and 2 other staff supported the program.

 2020年3月20日から22日まで、新潟県南魚沼市清水地区で、恒例の「雪ざんまいキャンプ」を開催しました。参加したのは高校生から大学生、社会人まで12人。高野孝子代表理事ほか2人のスタッフ、地元集落のみなさんと一緒に、雪の中での2泊3日を存分に楽しみました。

Due to extraordinary warm weather condition of this winter, snow was far less than normal. We only had 50cm to 1 meter of snow at the filed where it should have more than 2 meters. However, wet snow and strong wind suddenly came when the participants began to set up the tents, toilets, the fireplace and other facilities.

 この冬が異常に暖かだったことから、例年なら2m以上の雪がある現地も、50センチから1mほどの雪しかなく、一部は地面がむき出しになっているところまでありました。みんなで調理場やトイレ、テントなどの暮らしの環境を整えようとした矢先、強烈な風交じりの雪が降り始めて、一気に冬に戻ったようになりました。

Finally they set up the living space. Creative boys’ and ladies’ toilets were built in snow decorated with leaves and trees. Cooking was also done on the snow. They cut vegetables on the snow table and made fire on the snow.

 出来上がった男女別々のトイレは、それぞれ雪や落ちていた木の枝を使ってアートに仕上げられていました。料理も雪の上。雪の上で野菜を切り、雪の上で火を付けて調理をしました。

On day 2, we enjoyed snow shoe hike under the blue sky. Using traditional Japanese snow shoes, called “Kan-Jiki,” we started walking. On the surface of snow, many animal footprints were spotted. The villager, ABE Kazuyoshi, taught us they were raccoon’s or marten’s. We also found marks of hares, squirrels and others.

 2日目は、晴天のもと、かんじきハイクを行いました。日本の伝統的なかんじきをそれぞれはいて、山の中に。雪の上にはあちこちに動物の足跡がついています。地元の阿部和義さんが「あれはタヌキ」「こっちはテン」と教えてくれます。ほかにも、ウサギやリスなどの足跡を見ることができました

During three days, we spent time on the snow; cooking, eating, talking, playing, sleeping, and so on. Villagers offered us a big pod of wild bore stew and wild deer curry and rice. They talked about life and nature now and then. We concentrated our senses on listening, watching, communicating, without being annoyed by modern devices. By simply using time just for living, participants had rich and dense learning experiences.

 3日間、私たちは雪の上で、料理をし、食べ、話し、遊び、眠るなどして過ごしました。村人からは、イノシシ鍋や鹿肉カレーなどもいただき、また山の自然や暮らしが今と昔でどう変わってきたかの話を聞かせてもらいました。この間、スマホなど「便利な」道具はほとんど使わず、聞いたり、見たり、話しをしたりすることに集中しました。暮らしことのために時間を使うなかで、参加者たちは、豊かで濃い学びを体験することが出来ました。星空を二日続けで見ることができた。自然の偉大さや厳しさを感じることができた

 星空を二日続けで見ることができた。自然の偉大さや厳しさを感じることができた。

男子高校1年生

 雪でできることがこんなにも多いとは思わなかった!クリエイティビティがあれば可能性は無限大。

男性社会人

It was gorgeous to watch so many stars every night. I felt the greatness and severity of the nature.

10th grader, boy

I was surprised to find that so many things could be done with snow. Possibility is infinite only with your creativity.

Male, business person

雪の中でキャンプ!ー超豪快尻滑りで楽しもう!

Learn and Enjoy the life skills on the Snow

 厳冬期には積雪4mにもなる新潟県南魚沼市の山里で、雪を存分に楽しみ、「生きる」を考えるキャンプです。
 関東平野の北に連なる2000m級の山々の反対側。標高600mに位置する清水集落を舞台に、2020年3月20日から22日の2泊3日で行います。3月末になっても1m以上の雪が残ります。

ECOPLUS will conduct a snow camp in a mountainous village, Shimizu, in Niigata from March 20 to 22, 2020. The area is know as the deepest snow area in Japan which has 4 meters of snow in mid-winter. Even in March, we expect more than 1 meter of snow. Participants will enjoy snow and learn the ways of living in snow. English language support available.

 指導にあたるのは、北極、南極、アマゾンなど世界各地を遠征した経験を持つ高野孝子・エコプラス代表理事。地元のみなさんの協力を得て、厳しい雪の中での暮らしの知恵や技を学びつつ、自然の力強さや美しさをたっぷり楽しみます。

TAKANO Takako, the executive director of ECOPLUS, who travelled over frozen Arctic Ocean and other remote areas in the world will organize the project. With the strong support from the local people, participants will learn the knowledges and skills of the mountainous village and will enjoy the beauty and power of the snow.

対象:15歳以上の20歳代までの高校生、大学生など(中学生は要相談)
内容:雪の上でのテント泊。かんじきをはいての雪山ハイク、標高差100mの豪快しり滑り。雪上での調理。雪のトイレ。雪像作り、ソリ遊びなど、自分たちで雪を存分に楽しみます。

Participants: Youth over 15 years old, like his school and college students. Junior high students may be joined based on the situation.
Program : Camping on snow, Hiking with Japanese snow shoes, dynamic snow sliding, Cooking, Snow toilet, Making snow statues, Sledging, and any other creative activities on snow.

 集合:20日午前10時50分JR上越線塩沢駅集合
    (東京駅発午前8時52分発とき309号が便利です)
 解散:22日午後3時半ごろJR上越線塩沢駅解散(予定)
 
 参加費:23,000 円程度(2泊3日6食の滞在費、プログラム費、保険料込み)。寝袋などのレンタル費、交通費別途。
 
 定員:12人(定員に達したら締め切ります。お早めに)

Assembling; 10:50 am, March 20, at Shiozawa Station, of Jyoestu Line. Toki 309, departing Tokyo at 8:52 has easier connection at Echigo-Yuzawa station.
Break up: 15:30, March 22, at Shiozawa Station, of Jyoestu Line. (tentative)

Fees: 23,000 JPY including food and tent accommodations, programs, insurance. Travel cost and rental gears are excluded.

<<2020年雪ざんまいプログラム申込書>>
 <<Application Form>>

性別 sex(必須)

 問い合わせは、エコプラス(info@ecoplus.jp)、03-5294-1441まで。

青空のもと、雪の中でたっぷり楽しむ

雪ざんまいキャンプ2019

 2019年3月28日から30日まで、新潟県南魚沼市清水地区で、雪ざんまいキャンプを実施しました。中学生から社会人まで、一緒になって、地元のみなさんと交流しながら雪の中での暮らしを思う存分楽しみました。

恒例の「超豪快尻滑り」。見事な青空の元で楽しむことができました。

 参加したのは、首都圏の中学生、高校生、大学生、それに新潟で活動する社会人など。クラブ活動や就職活動などで日程がぶつかって参加者が減ってしまいましたが、少人数ならではの親密な時間を共有できました。

 28日昼前に現地に到着した時は、雪模様。地元の長老と一緒に、みんなで大きな本部テントを設営しました。中央を掘り下げて、ドラム缶を半割りにしたコンロを設置。取り囲むように、座る場所を作りました。

 寝るためのテント場は、積雪2mの畑の上。締まった雪の上にふわふわの新雪が10センチ以上積もっていました。みんなで腕を組んで何度も往復して慣らし、そこにテントを立てました。

 火起こしは、以前の雪ざんまいキャンプに参加したことがある中学生と高校生が中心になって、初めての大学生らに教えてくれました。枯れた杉の葉っぱを木の下から集め、薪をナタで小さく割って、種火を作って、大きく育てる。時折吹きつける北風にむせながら、雪の上の調理が進み、立派なご飯と豚汁が完成しました。

 深夜には、雪交じりの北風が収まり、真っ暗な空に無数の星が浮かび上がりました。翌朝の気温は零下5度。ポリタンクに保存してあった飲料水もかちんかちんに凍っていました。

 29日は澄み渡った青空のもとで、地元の巻機山山岳救助隊長を長く勤めた小野塚高一さんと一緒に、山歩きに出発。雪の上には、ウサギやキツネの足跡があちこちに残っていました。「これ、どっち向きに歩いたか、分かる」と小野塚さんに問われて、雪面に顔をくっつけるようにして足跡を見つめました。

 標高800m前後の大きな斜面に到着。「ここは昔、杉を植えたんですよ。でもね、杉はある程度成長すると急斜面では根元からこけてしまう。土壌も一緒に流してしまうから、後に木が生えないんですよ」と小野塚さん。「その前は、この辺でも炭を焼いたんですよ。毎日切っては焼いて運び出す。10俵ぐらいを毎日担いで村まで運んだんですよ。大変だった」とも。

 その斜面を、おしりの下にビニールシートを敷いて滑り降りる「超豪快尻滑り」。表面の新雪が適度なブレーキとなるのですが、間違えると体が回転して雪まみれに。標高差80m前後の長い斜面を何度も滑って楽しみました。

 夜には、地元の小野塚彰一さんも加わって、集落の話をしてもらいました。昔は集落近くにもウサギがたくさんいて、獲ったウサギが家の中に食料としてぶら下げられていた、地元に学校があった時代はにぎやかだった、いまは子どもが減って小学生は3人だけ、など村の歴史と今の状況を聞かせてもらいました。

 雪でオブジェを作り、そこにロウソクを灯して「雪灯ろう」を作ったり、雪に塩を入れて温度を下げてアイスクリームを作ったり、火を囲みながらお話をしたりと、少人数ならではの親密な時間を過ごすことができました。

雪に暮らし、雪に学ぶ「雪ざんまいキャンプ」

2016年3月26日から29日まで、南魚沼市清水集落で「雪ざんまいキャンプ」が行われました。参加したのは、新潟市と首都圏から来た小中学生7人の子どもたち。雪の上での暮らしを自分たちで組み立てながら、思いっきり遊び学び楽しんだ3泊4日でした。

今年の冬は不思議なぐらいに雪が少なく、標高600mの清水集落でも一足早く春の装いです。例年なら2m〜3m雪が残っているこの時期も、今年は50センチほどしかありません。「雪ざんまい」となるか心配しましたが、好天にも恵まれ、子どもたちは真剣なまなざしで雪との暮らしに向き合いました。

集まったのは、小学4年生から中学1年生までの子どもたち7人。何度かエコプラスのキャンプに参加したことのある子もいましたが、初めての場所、初めて一緒に過ごす仲間、初めての雪の上でのキャンプに、皆少し緊張した面持ちでした。「環境を大事にして過ごす」「みんなと仲良くする」といった目標を決めて、雪ざんまいキャンプのスタートです。

4日間、子どもたち自身で暮らしを組み立てます。初めは薪を割って火を起こすのも一苦労。
4日間、子どもたち自身で暮らしを組み立てます。初めは薪を割って火を起こすのも一苦労。

これから4日間、身のまわりの暮らしをすべて自分たちで組み立てます。雪を踏み固めるところから、テントを建て、なたで薪を割って火を起こし、雪を溶かして水を確保して、イスとテーブル・トイレ・食器棚まで全部雪で作ります。雪でお尻を拭き、杉の葉っぱをタワシとして鍋を洗いました。子どもたちも初日は戸惑ったものの、4日も経てば皆たくましく成長していきます。

スタッフの役割は基本的にはアドバイスをする程度で、手助けもなく、子どもたち自らが考え、相談して、行動していかなければいけません。道具や食料も自分たちで管理します。初日の夕飯を食べ始める頃には辺りが暗くなっていましたが、日が経つに連れ、なたの使い方も火の起こし方も早くなり、料理も大人より子どもたちの方がおいしく出来るほどでした。他にも、トイレに行くまでの階段を設けたり、雪で灯籠を作りロウソクの明かりを灯したりと、雪の上での生活を工夫しながら楽しみました。

巻機山のふもとまでハイキング。山に囲まれた絶景の中を歩きます。
巻機山のふもとまでハイキング。山に囲まれた絶景の中を歩きます。

日中は毎日暑いぐらいの晴天で、 地元の山の達人と一緒に近くの巻機山のふもとまでハイキングをしたり、 集落の不思議を自分たちで見つけ、それについて地元の人たちに聞いて歩く「清水調べ」に出かけたりと、里山の自然と暮らしを肌で感じることができました。お楽しみは、山の斜面で豪快尻すべり。肥料袋をソリ代わりに、初めは1人で、最後はスタッフも入って7人一緒にと、大きな笑い声が山の向こうまで響いていました。 過疎化が進む山間の地域で、4日間だけでも子どもたちが暮らし、溶け込んでいく姿が印象的でした。

自然の中、仲間たちと協力しながら、雪の上の暮らしを楽しみました。うまくいかないこと、大変なこと、寒さに凍えることもありました。それでも、かちかちに凍った雪の上で空を見上げると、真っ暗な中に無数の星が見えました。地に根を張る里山の暮らしも、自然の雄大な景色も、街の便利さの中では味わえないような経験だったと思います。真っ赤に日焼けした顔が、雪国の暮らしを思いっきり楽しんだ証です。

雪に暮らし、雪に学ぶ「雪ざんまいキャンプ」

2016年3月26日から29日まで、南魚沼市清水集落で「雪ざんまいキャンプ」が行われました。参加したのは、新潟市と首都圏から来た小中学生7人の子どもたち。雪の上での暮らしを自分たちで組み立てながら、思いっきり遊び学び楽しんだ3泊4日でした。

巻機山のふもとまでハイキング。山に囲まれた絶景の中を歩きます。
巻機山のふもとまでハイキング。山に囲まれた絶景の中を歩きます。

今年の冬は不思議なぐらいに雪が少なく、標高600mの清水集落でも一足早く春の装いです。例年なら2m〜3m雪が残っているこの時期も、今年は50センチほどしかありません。「雪ざんまい」となるか心配しましたが、好天にも恵まれ、子どもたちは真剣なまなざしで雪との暮らしに向き合いました。

集まったのは、小学4年生から中学1年生までの子どもたち7人。何度かエコプラスのキャンプに参加したことのある子もいましたが、初めての場所、初めて一緒に過ごす仲間、初めての雪の上でのキャンプに、皆少し緊張した面持ちでした。「環境を大事にして過ごす」「みんなと仲良くする」といった目標を決めて、雪ざんまいキャンプのスタートです。

これから4日間、身のまわりの暮らしをすべて自分たちで組み立てます。雪を踏み固めるところから、テントを建て、なたで薪を割って火を起こし、雪を溶かして水を確保して、イスとテーブル・トイレ・食器棚まで全部雪で作ります。雪でお尻を拭き、杉の葉っぱをタワシとして鍋を洗いました。子どもたちも初日は戸惑ったものの、4日も経てば皆たくましく成長していきます。

まばゆい光の中で雪ざんまいキャンプ

エコプラス恒例の雪ざんまいキャンプが、3月26−28日の2泊3日の日程で、新潟県南魚沼市清水集落で開かれました。透き通った青空と真っ白な雪に包まれて、雪の中での暮らしを楽しみました。

エコプラスが20年来続けてきた雪の中でのキャンプを、今年は3月26日から28日の2泊3日で実施しました。

キャンプ地は地元のみなさんが大切に手入れをしておられる農地の上。ゴミはすべて持ち帰るLow impact cacmpです。
キャンプ地は地元のみなさんが大切に手入れをしておられる農地の上。ゴミはすべて持ち帰るLow impact cacmpです。

今回は、子どもの参加が少なかったために、ボランティアスタッフも加わったトレーニングキャンプとして実施。小学生2人のほかに、大学生や専門学校性らも加わり計10人が、雪上の共同生活を送りました。

すべてが初めての経験とあって、最初は戸惑いがちでしたが、小学生も大学生も一緒になって協力しあい、食事を作り、後片づけをし、遊び、眠る3日間でした。

吸い込まれるような深い青空、きらきらと輝く真っ白な雪。身体の中まで透き通っていきそうです。
吸い込まれるような深い青空、きらきらと輝く真っ白な雪。身体の中まで透き通っていきそうです。

 

 

 

 

 

 

 

(詳しくは以下からどうぞ)
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=ja&genre=7&aid=591

(フェースブックページにも写真が載っています)
https://www.facebook.com/pages/Ecoplus/1429092087370488