第2回みなと区民環境リーダー養成講座

「鳥」に限らず生態系全体にまで講義は及び話しに惹きつけられる受講生たち。「へー」「おー」と話しのたびに感嘆がもれる。
「鳥」に限らず生態系全体にまで講義は及び話しに惹きつけられる受講生たち。「へー」「おー」と話しのたびに感嘆がもれる。

5月20日に第2回目の講座が開催されました。講師は(財)日本野鳥の会 安西英明氏。テーマは、港区の自然を知る「鳥と木々」

時間がどんどん立つ楽しいおしゃべりで、あっという間に時間が過ぎました。

自己紹介から野鳥との付き合い方、相手を知るということ、持続可能性の概念、時間と空間軸にまで話しは至りました。

なぜこんなに草木やその他についても詳しいのだろうと思っていると、小5で探鳥会に参加し、どの木の実を食べるとか、どんな草むらがいいとか、植物の話が多くそれで植物にも興味を持つようになったとの解説。一同「なるほど〜」とうなずいていました。

校庭へ出て、鳥や草木を観察。3分に1匹虫を捕まえられるかにも挑戦してみた。これはすずめの巣を発見し、みんなで覗き込んでいるところ。
校庭へ出て、鳥や草木を観察。3分に1匹虫を捕まえられるかにも挑戦してみた。これはすずめの巣を発見し、みんなで覗き込んでいるところ。

また、数千万種存在すると言われている生物(今日確認されているのは約200万種)に、生産者・消費者・分解者という3つの役割があるということ。人間は多くの種の中のたった一つの存在であるということを改めて認識しました。

その後、校庭に出て、鳥がいるかどうかを観察。草花も見ながら、草花の立場になって考える視点を提供していただきました。スズメの親に負けずにムシを探そう、と容器を渡された3人は夢中になってムシ探しをして、安西講師を驚かせる程虫を集めていました。

その後教室へ戻り、まとめ・質疑をして終了となりました。