あぜ豆にサヤがつきました

稲穂が頭を垂れ始めているその横で、あぜ豆も薄っぺらいサヤをいくつもつけ始めました。

豆の花が咲きました(8月6日撮影)。
豆の花が咲きました(8月6日撮影)。

 

サヤがつきました(8月27日撮影)。
サヤがつきました(8月27日撮影)。

稲穂が頭を垂れ始めているその横で、薄っぺらいサヤをいくつもつけています。

8月6日頃からピンクの小さな花を咲かせ始め、お盆の頃も咲いていました。27日に行ってみると、大きいもので4センチくらいのサヤがついていました。これから豆が実り始めると、ネズミやタヌキにかじられてしまうのでは、と心配です。

苗代片付け

苗代が、8月27日に片付けられました。

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苗を育てるために、雪どけ後最初に作られる苗のプール「苗代(なわしろ)」。

今年は4月13日に、まず地面を平らにするところから始めました。苗代を作る場所は車で通りがかる時に見えるので、この作業をしているのが見えると、いよいよ米づくりが始まる・・・春だなあ、と感じたものでした。

そんな春の風物詩でもある苗代が、8月27日に片付けられました。使われていた木材やシートは、来年も使えるようきちんとしまわれていました。

実りの秋の足音

穂が実り始めています。

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8月6日頃、穂は少し出たか出ていないかくらいでした。
写真は8月27日撮影のイロハ田んぼです。長さ15から20センチほどの薄い緑色の稲穂が、少しずつ実り始めています。
空にはウロコ雲、辺りにはセミとコオロギの鳴き声が入り混じって響いていました。「実りの秋」はもうすぐそこです。

10月17日・18日は「田んぼのイロハ」の稲刈りです。写真の、手作業で育てられた無農薬コシヒカリを収穫し、天日干しにします。詳細は後日ウェブサイトにて。

ツバメ・真夏の子育て

集落内のとあるお宅の車庫に、ツバメが出入りしているのを見つけました。

ぎゅっとつまっていてわかりにくいのですが、少なくとも4羽はいるようです。
ぎゅっとつまっていてわかりにくいのですが、少なくとも4羽はいるようです。

集落内のとあるお宅の車庫に、ツバメが出入りしているのを見つけました。ちょうど近くにいた家の人が、巣にヒナがいると教えてくれました。

踏み台を借りて少し離れたところから見てみると、ヒナというよりはもう親鳥の姿に近いツバメの子どもがいました。

暑さに負けず大きくなって、無事巣立ってほしいですね。

やまざと子どもショートステイを行いました

2009年8月22日から24日まで、新潟県南魚沼市栃窪集落で「やまざと子どもショートステイ」を実施しました。

8月22日から24日まで、新潟県南魚沼市栃窪集落で「やまざと子どもショートステイ」を実施しました。参加したのは、南魚沼市内と首都圏の小学1年生から中学3年生までの17人。集落センターに宿泊しながら、冒険ハイキング、野菜の収穫と郷土料理作り、なわないなど、栃窪の自然と暮らしをめいっぱい体験する2泊3日となりました。

22日の昼に集合した後、2つのグループに分かれてグループ名と目標を考えました。グループリーダーは地元栃窪の若者たち6人。あっという間に子どもたちの人気者になっていました。
15時からは、笛木信治さんに「山のおやつ」について教えてもらいました。センターで子どもの頃におやつとして食べていた自然のものの話を聞き、今が食べ頃のカシの実を試食した後、外に散策に出かけました。子どもたちは、大人たちがびっくりするほど元気にカシの実や昆虫を探していました。
夜は、集落の中を散歩しました。雲が広がり星空を見ることはできませんでしたが、夜の都会ではなかなかできない暗闇を歩く体験に、子どもたちはおっかなびっくりしながらも楽しんでいるようでした。

2日目、たる山山頂にて。越後三山と南魚沼の田園風景を背景に。
2日目、たる山山頂にて。越後三山と南魚沼の田園風景を背景に。

23日は、さわやかな青空の下、標高約700mの「たる山」登山に挑戦しました。今はほとんど使われていない、昔山菜や薪を取りに行くのに使っていたルートから登りました。小さな沢沿いの道で斜面が急なところもあり、子どもたちには「冒険」でした。慣れない急なデコボコ山道に四苦八苦しながらも、全員が山頂まで登りきりました。山頂では、越後三山や田園風景を眺めたり、朝自分たちで握ったおにぎりを食べたりしました。
下山して集落センターでひと休みした後は、「なわない」を村のおじいさんたちに教わりました。6〜8本のワラを縄に編んでいきます。とても難しいですが、みんな真剣に取り組み、3メートルを越える長さに編んだ子もいました。
夜は、お盆の時期に食べるという笹の葉で包まれた餅「笹餅」を食べた後、五穀豊穣を願う地域の盆踊りにも参加させてもらいました。

3日目、笛木和子さんの畑の前にて。たくさんの野菜を収穫させてもらいました。
3日目、笛木和子さんの畑の前にて。たくさんの野菜を収穫させてもらいました。

24日は、冷や汁とナス味噌の郷土料理作りに、野菜を収穫するところから挑戦しました。早朝から断続的に雨が降る中、笛木和子さんの畑におじゃまし、トマト、ナス、キュウリなど10種類の野菜を収穫させてもらいました。「プチトマトはいくらでももいで食べていいよ」という和子さんの一声に、はじめは恐る恐るだった子どもたちも1つ食べてみると、「甘い!」「おいしい!」と、真っ赤になったトマトを見つけてはもいで、口に運んでいました。普段は野菜を食べない子も丸かじりしていました。
野菜を収穫した後はセンターに戻り、いよいよ郷土料理作り。野菜を洗ったり切ったり、胡麻をすったり、それぞれが仕事を見つけ協力して料理を作りました。
冷や汁とナス味噌の昼食後、掃除とふりかえりの会をして解散となりました。こどもたちは「冬もまた来たい!」と元気に帰っていきました。

今回のショートステイは、若者からお年寄りまでたくさんの栃窪集落の方々の協力を得て行うことができました。子どもたちは、親元を離れて、見ず知らずのたくさんの栃窪の人たちに支えられながら、普段の生活では得られない体験をし、充実した3日間を過ごしたようでした。

この事業は、子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の助成を受けて実施しました。

写真2

1日目の笹餅作りと2日目のおにぎり作りの様子です。

1日目の夕方の笹餅作りの様子。殺菌効果のある笹の葉に、つきたてのお餅を包んでいるところです。 笹餅は、2日目の夜に、クルミ味噌をつけたり、焼いてお汁にいれたりしていただきました。
1日目の夕方の笹餅作りの様子。殺菌効果のある笹の葉に、つきたてのお餅を包んでいるところです。
笹餅は、2日目の夜に、クルミ味噌をつけたり、焼いてお汁にいれたりしていただきました。

 

2日目朝のおにぎり作りの様子。おにぎりはホウ葉に包みました。
2日目朝のおにぎり作りの様子。おにぎりはホウ葉に包みました。