タヌキ

昼間集落内でタヌキと遭遇しました。
昨日まで降り続いた雪が今朝は止んで、太陽の光を浴びることができました。小学校の積雪計では、現在の積雪は1メートル10センチです。

道路わきの白線の内側を、ブルブルふるえながら歩いていました。
道路わきの白線の内側を、ブルブルふるえながら歩いていました。

さて、午後1時頃集落内を歩いていると、道路わきでふるえているタヌキを見つけました。どうしてふるえていたのか理由はわかりません。(こちらがこわかったのでしょうか・・・)よく見ると毛がたくさん抜けていて、シワシワの地肌が見えました。

そして午後2時半頃、集落の人から「タヌキがいる」と電話がかかってきました。もう1人のスタッフが行ってみると、先ほどのタヌキが、今度は民家の玄関先にうずくまっていたそうです。

本来夜行性のタヌキ。昼間集落の中に現れたこのタヌキは、どこへ行こうとしているのでしょうか。

すごい雪です

昨日から雪が降り続けています。

一晩で車もすっぽり雪に埋まってしまいました。
一晩で車もすっぽり雪に埋まってしまいました。

 

全国でも何カ所か、一度にたくさんの雪が降っているようですが、こちら栃窪でもずっと雪が降り続けています。
昨日の晩、除雪したはずの道路にもひざ丈まで雪が積もっていました。

今朝は、一晩動かさなかった車が雪で埋まってしまいました。集落のあちらこちらで、重機や除雪機が大活躍した1日でした。

 

スタッフの出勤風景です。
スタッフの出勤風景です。

「山村の元気は、日本の元気:山村振興事例集」で紹介

農林水産省農村振興局が出版した山村振興の取り組みに関する調査・分析をまとめた報告書に、TAPPOが紹介されています。
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農林水産省農村振興局は、山村振興の課題に取り組み、効果を上げている取組方策について調査・分析を行い、その報告書「山村の元気は、日本の元気:山村振興事例集」をまとめました。「学習拠点としての山村地域の活用」の事例として、TAPPOが紹介されています。

 

山村振興のキーポイントとして、
1)地域振興について主体的に考え、地域との親密な関係を築く
2)一過性の行事で終わらせない、持続可能な取り組みに
が、上げられています。

冬の草刈りアート

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「天地人」の草文字が、うっすらと雪化粧しました。

夏、あぜの草を刈り取って制作した「棚田草刈りアート」。大会終了後もそのままにされていた作品が、昨日の朝の降雪でうっすらと雪化粧しました。
青々と茂る草の色が景色に映えた夏の草刈りアートとは一味ちがう、草の枯れた色を白い雪が彩る冬の草刈りアートも、また楽しめるのではないでしょうか。

かんちがい

本格的な冬へ向かおうとしている中、春の風物詩「フキノトウ」が出ているのを見つけました。

 

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フキの葉の根元から、フキノトウが顔をのぞかせていました。1か所だけでなく、田んぼのあぜや林の入り口など、数か所で、そのような様子が見られました。

11月2日に初雪が降った後に暖かい日があったので、「冬が終わって春が来た」と勘違いしたのでしょう。

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09いきものプロジェクト第7回報告

生き物の数が減っていましたが、冬の寒さの中でも活動している生き物の様子をうかがうことができました。
今年最後の「栃窪いきものプロジェクト」が、12月6日(日)に行われました。参加者は、地元や南魚沼市内からの人、首都圏からの来訪者など8人。杉林の中を散策しながら定点観測をしている田んぼ跡まで行き、生き物を探しました。

キツツキのあけた穴がたくさんある、朽ちた木。キツツキはこういう木の中にいる幼虫を、先が釣り針のようになっている舌で引っ張り出す。
キツツキのあけた穴がたくさんある、朽ちた木。キツツキはこういう木の中にいる幼虫を、先が釣り針のようになっている舌で引っ張り出す。

集落センターを出発してすぐ、道路わきの1本の朽ちた木を観察しました。そこには、キツツキがつついてあけたと思われる、直径5センチ前後の、たくさんの穴があり、講師の深沢さんは、恐らくアオゲラではないか、ということでした。

そして杉林の中を通り、散策しながら、定点観測をしている「桐木平」の田んぼ跡へ向かいました。

モミガラの上の、タヌキのものと思われる足あと。
モミガラの上の、タヌキのものと思われる足あと。

林の中では、植物の種や実、タヌキが一か所に集中的にフンをしている「ためフン」を見つけました。フンにはカキの種や白米が混ざっていました。「どこかの家でお米を盗んでいるのだろうか?」参加者が想像をふくらませながら林を出たところに、未熟米やモミガラをかためて捨ててある場所があり、タヌキの足あともたくさんあり、なぞが解けました。タヌキはこの捨ててある米を食べたのですね。他に、白い冬毛のウサギも見かけました。

それから田んぼのあぜをぬけて桐木平に到着し、田んぼ跡の表面を網ですくい、調べました。イトトンボやギンヤンマのヤゴ、オタマジャクシなどが数匹見つかりました。これまでは1回すくうごとに何匹も見つかったのですが、今回は何回かすくってようやく1、2匹見つけていました。

最後に、集落センター前に戻ってから、建物の向こうの木の先にハシブトガラスがとまってるのをみつけ、単眼鏡で観察しました。「カァ」と鳴く際に尾羽を下げる習性があると深沢さんに教わり、実際にその様子を確認することができました。

参加者からは、「林の地面の柔らかさに感動した」「生き物の残した形跡で間接的に生き物を知ることができて感動した」「景色の変化と共に、生き物も変わっていた」などの感想が聞かれました。

綿毛の旅

歩いていると、どこからか、植物の綿毛が飛んで来ました。

 

田んぼのあぜの西洋タンポポ。まだ花も咲いていました。
田んぼのあぜの西洋タンポポ。まだ花も咲いていました。

12月2日、よく晴れて陽射しも暖かでした。少し風があり、歩いていると何かが飛んで来ました。植物の綿毛でした。
何の植物だろうと思い、辺りを見回しながら行くと、いろいろな植物の綿毛があることがわかりました。
西洋タンポポなどの他に、アシやススキの「穂」も、風で飛ばされていました。

飛んでいく綿毛を見て、どこに飛んで行くのかな?などと考えているうちに、いろいろな物語ができそうな気がしました。

名前は分からないけれど、綿毛を発見。
名前は分からないけれど、綿毛を発見。