しめ縄づくり

栃窪集落では12月30日の夜にしめ縄作りが行なわれました。
栃窪集落では12月30日の夜にしめ縄作りが行なわれました。集落センターには30代から70代までの20人ほどが集まり、2時間ほどで全長4メートル、太さ30センチほどあるしめ縄が完成しました。作られたしめ縄は、リュウの胴体とゾウの頭がかたどられているそうです。

太さ10センチ、長さ4メートルの縄を作っているところ。ワラの束を、叩いてキレイしたワラで締め上げていきます。
太さ10センチ、長さ4メートルの縄を作っているところ。ワラの束を、叩いてキレイしたワラで締め上げていきます。

しめ縄は、まず太さが10センチほどの縄を4メートル2本、5メートル1本作った後、この3本の縄をない最後に結んで完成します。最後の結びがゾウの頭となります。

縄の結び方は複雑で、「最近は年に1度しか作らなくなったので分からなくなってしまう」と、何人かのお年寄りが話し合いながら作られていきました。
昔,戦時中はお正月だけでなく、出兵する人たちの無事の帰還を祈って毎晩のように作っていたそうです。

3本の大きな縄をなっているところ。何人もの人が必要です。
3本の大きな縄をなっているところ。何人もの人が必要です。