「栃窪」タグアーカイブ

ナシの花が満開

OLYMPUS DIGITAL CAMERA栃窪もすっかり春らしくなりました。ナシの花が満開です。

集落センターから「田んぼのイロハ」の田んぼまでの道のりの途中にあるお宅の大きなナシの木が、見事に白い花をつけていました。
日があまり当たらない場所にはまだまだ雪が残っていますが、日に日に山はやわらかな緑で色づいてきています。
いよいよ山菜が楽しめる季節です。
5月19日には山菜講座を開きます。参加者大募集中です。
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=8&aid=1036

首都圏の会社員らが計11軒の高齢者宅などを除雪

2月11日—13日に、首都圏から14人が新潟県南魚沼市の山里を訪ね、雪に埋もれた高齢者世帯の除雪作業などに当たりました。

 

一階部分がすっぽり雪に埋もれた高齢者宅の回りで雪掘りをする参加者のみなさん。
一階部分がすっぽり雪に埋もれた高齢者宅の回りで雪掘りをする参加者のみなさん。

2010年2月11日から13日の3日間、首都圏の学生や会社員など14 名が新潟県南魚沼市栃窪集落を訪問。高齢者宅など系11軒の除雪作業をしたほか、カンジキをはいた雪上ハイクや村の活性化に向けた村人との意見交換などを行いしました。

このプログラムは、地域にある身近な資源を再確認し、集落の将来計画を作るために昨年実施した「とちくぼ秋のパノラマウォーク」の第二弾。参加者の多くは、初めて見た積雪3メートル以上の雪に圧倒されつつ、「都会ではできない面白い体験だった」「これが毎日のこととなると大変」という感想を語っていました。

作業後、お茶をいただきながら、地元のお年寄りと話を交わすほっとする、ひととき。
作業後、お茶をいただきながら、地元のお年寄りと話を交わすほっとする、ひととき。

エコプラスでは、今後も雪の状況によっては、集落への除雪応援活動を行う予定です。

今回の活動の詳細は、現地での活動に当たっている「TAPPO 南魚沼やまとくらしの学校」のウェブサイトをご覧下さい。

http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=836

南魚沼での取り組みに農林水産省から表彰

20100115</報告日時>
<要約>
エコプラスが新潟県南魚沼市で運営する「TAPPO 南魚沼やまとくらしの学校」の活動が、農林水産省の田園自然再生活動コンクールで、「パートナーシップ賞」に選ばれました。
NPO法人エコプラスが、南魚沼で地域の集落のみなさんと展開する「TAPPO南魚沼やまとくらしの学校」が、農林水産省の田園自然再生活動コンクールで「パートナーシップ賞」に選ばれ、1月15日に名古屋市で表彰式が行われた。

表彰式に出席した赤松農林水産大臣と一緒に、記念撮影する南魚沼市栃窪・清水集落の代表者とエコプラスの田中さん。
表彰式に出席した赤松農林水産大臣と一緒に、記念撮影する南魚沼市栃窪・清水集落の代表者とエコプラスの田中さん。

表彰式には、TAPPOの主な活動場所となっている栃窪と清水の両集落の代表のみなさんも参加。赤松農林水産大臣も出席する中、約300人の関係者が見守る会場で、運営委員でもある栃窪集落の日熊良一さんが代表して賞状を受け取った。

日本の中山間地に残る、環境と調和した暮らしを支える知恵と技を持続可能な社会づくりに活かそうと、エコプラスが取り組んできた活動が評価され、特に、今回は、「NPO法人と集落内組織(自治会、農業生産法人、PTA等)の連携した取組が優れている」とされた。

表彰式と同時に行われた田園自然再生セミナーのシンポジウムで会場に紹介される栃窪・清水集落のみなさん。
表彰式と同時に行われた田園自然再生セミナーのシンポジウムで会場に紹介される栃窪・清水集落のみなさん。

エコプラスの高野孝子代表理事は、「TAPPO設立以前の90年代から取り組んできた栃窪や清水のみなさんとの協働作業が国レベルで評価されたことに意味がある。日本の地域社会には、未来への重要なヒントがたくさんある。その価値を地域の皆さんと探し、磨き上げる作業を今後も続けたい」と話している。

南魚沼市に自然学校

栃窪は標高500メートル前後の斜面に棚田が連続しています
栃窪は標高500メートル前後の斜面に棚田が連続しています

環境教育で地域社会を活性化—エコプラスは新潟県南魚沼市の山村を拠点にあらたな自然学校を始めることになりました。
とびっきりの自然体験活動や、世界各地をインターネットでつないだ地球規模の環境教育プログラムを展開する特定非営利活動法人ECOPLUS(高野孝子代表理事)は、2007年度、新潟県南魚沼市栃窪地区を拠点とする「南魚沼やまの自然学校」(仮称)を開設します。

村人が丹精をこめて稲の苗を育てています。
村人が丹精をこめて稲の苗を育てています。

「やまの自然学校」は、長年にわたって地域社会が自然環境と調和して存続してきた知恵と技を、持続可能な社会づくりという現代社会の課題解決に活かすことを目指します。特定の施設だけで実施するのではなく、地域全体が「学びの場」となるのが大きな特徴です。地元のお年寄りや子供たちも指導者となり、外部の人々とともに学び合う「地域まるごと自然学校」になる全国でもまれな形の運営となります。

舞台となる栃窪(とちくぼ)集落は、標高500メートル前後の山あいに、60戸弱200人ほどが暮らしています。過疎高齢化が進み、栃窪小学校は全校児童9人にまでなっています。自然学校は栃窪集落が取り組み始めた活性化プログラムにも全面的に協力します。ギフチョウが舞い、サンショウウオが流れのあちこちに卵を産むという恵まれた自然環境と、村人がなお身に付けている暮らしの知恵と技を、最高の財産として、南魚沼地域や首都圏からのみなさんを対象に、多彩な学びのプログラムを展開していきます。

この自然学校の運営に当たっては、セブン-イレブンみどりの基金(本部・東京)の「自立事業助成」として今年度唯一の案件として採択を受け、今後3年間に渡って運営支援を受けます。

具体的なプログラムとしては、5月中旬から年間5回の予定で始める「田んぼのイロハ」や、夏・秋・冬に行う連続キャンプなどを予定しています。また地域のみなさんや周辺からの参加者で地域の生態系を継続的に調査する活動も毎月展開していく予定です。

(南魚沼やまの自然学校の報道発表資料)

クリックしてnews070511s.pdfにアクセス

More than 1,000 joined meetings with international guests from Kenya, Middle East and Korea on World School Network\’s events.

A presentation session at the auditorium of International Plaza of JICA, Japan International Cooperation Agency.
A presentation session at the auditorium of International Plaza of JICA, Japan International Cooperation Agency.

A series of international events of World School Network, a project of Non Profit Organization ECOPLUS, was held in Tokyo and Niigata, Japan from 10th to 14th February 2007.

A series of international events of World School Network, a project of Non Profit Organization ECOPLUS, was held in Tokyo and Niigata, Japan from 10th to 14th February 2007 inviting 23 international guests from 4 countries.

In Tochikubo village in Niigata, international participants experienced Japanese traditional ways of life in deep snow.
In Tochikubo village in Niigata, international participants experienced Japanese traditional ways of life in deep snow.

In addition to presentation sessions and workshops, international guests visited schools and other places in Tokyo metropolitan area and shared their experiences with more than 1,000 students, educators and citizens.

Students and educators from Kenya, Palestine, Israel and Korea joined the presentation session and workshop held in Tokyo with Japanese participants. International guests moved to a mountainous village called Tochikubo in Minamiuonuma city, Niigata and learned Japanese traditional life which has been keeping harmonious relation with their environment for hundreds years.
At World School Network, several joint projects related on environment are going on, connecting students in the world from more than 10 countries and encouraging students to re-focus on their own area. This series were supported by Japan foundation and Nippon Koa Insurance company.

For these events, a lot of paper works, coordinations, telephone calls, fax exchanges and others were needed for acceptance of international guests because of financial and political situations specially in Kenya and Middle East. One of two students invited from Palestine were not able to pass the border to Jordan by very bureaucratic reasons and a mother of only one student who successfully visited Japan needed to stay in Jordan until her son came back from Japan for ten days by strange regulations.

Various activities at the events are available at following URL.
http://www.wschool.net/showart.php?lang=en&genre=9&aid=178

世界の子どもらと1000人以上が環境交流、ワールドスクールネットワークの国際イベント

発表会の会場となったJICA地球ひろばの講堂で、各国の発表を聞く参加者たち
発表会の会場となったJICA地球ひろばの講堂で、各国の発表を聞く参加者たち

エコプラスのワールドスクールネットワーク部門が主催する国際イベントが2月10日から14日まで、海外4カ国23人のゲストを招いて、東京と新潟で行われました。

日本の伝統的な暮らしを体験した新潟県南魚沼しの栃窪集落
日本の伝統的な暮らしを体験した新潟県南魚沼しの栃窪集落

会場となったJICA地球ひろばで、各国の発表やワークショップが行われたほか、首都圏の高校や小学校などを訪問させていただき、のべ1,000人以上のみなさんと交流することができました。

海外から参加したケニア、パレスチナ、イスラエル、韓国の小中学生と指導者らは、東京で2日間にわたって行われた発表会とワークショップに日本の子どもらと参加。後半の3日間は新潟県南魚沼市の山里である栃窪集落にお邪魔して、日本の自然と調和した暮らしの中での伝統を学びました。

ワールドスクールネットワークでは、海外10カ国前後の子どもらと日本の子どもらをつないで、それぞれの地元の環境を見直す共同プロジェクトを継続しています。今回の国際イベントは、国際交流基金と日本興亜おもいやり助成を受けて実現しました。

海外勢の中でも、ケニアとパレスチナは財政的な理由から、また政治的な理由から子どもが海外での国際イベントに参加するのは容易ではなく、準備には多くの事務作業と各国大使館などとの調整が必要でした。パレスチナからは当初中学生2人が参加予定でしたが、イスラエルが管理するヨルダンへの国境を渡る際に、親も一緒に出国し、親は子どもが日本から戻るまでヨルダンで待機することを命じられ、対応出来なかった1人の子どもは出国が禁止され参加できない、厳しい現実にも直面しました。

詳細は、ワールドスクールネットワークのサイトと、子どもらの意見交換の場である知恵図鑑をご覧下さい。
http://www.wschool.net/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=178

Village of terraced rice paddies

Traditional rice harvesting work was done and rice was drying naturally in traditional way. This is set for high scholl students from city but most part of the work was done by local elders.
Traditional rice harvesting work was done and rice was drying naturally in traditional way. This is set for high scholl students from city but most part of the work was done by local elders.

Tochikubo has a beautiful scenery looking down entire Minamiuonuma area over its own terraced rice paddies.

Opposite side of the valley from Shimizu, over 60 families are living in this mountainous village.

At this elementary school, only 10 children are being taught by 7 teachers. This place is also covered by over 4 meter of snow.

Next to the village, there are skying slopes and close to the town, many villagers commute to their work place. Rice paddies are continuously spreading along the slope of the hills and people use snow-free season fully for rice growing.

Rice under \"hasa\" or drying rudder. \'The taste is definitely better than modern machine technique,\' villagers say.
Rice under \”hasa\” or drying rudder. \’The taste is definitely better than modern machine technique,\’ villagers say.

Beech forest are covering the mountains and mountain goats and endangered butterflies are easily observed. Salamanders are found in fresh streams.

Number of children is decreasing and aging of the community is proceeding, so villagers are wondering about the future of their community.

棚田の里・・・栃窪集落

棚田で行われた手作業での稲刈りと、天日干し。都会の高校生が体験にやってきたが、大半は地元のみなさんのお仕事だった。
棚田で行われた手作業での稲刈りと、天日干し。都会の高校生が体験にやってきたが、大半は地元のみなさんのお仕事だった。

栃窪は、東向きの斜面に水田が階段状につらなり、魚沼盆地全体を見下ろす美しい眺めの集落です。

清水集落と反対側の山あい、標高500メートル前後の場所に60世帯余が散在しています。

栃窪小学校は全校児童10人、教職員7人。ここも冬場は4メートルの雪に包まれます。

シャトー塩沢スキー場に隣接し、市街地にも近いため、町場に通勤する人も少なくありません。

棚田が山の斜面に沿って広がり、平野部より冷涼な気象条件の中で、雪のない季節を目一杯につかったコメ作りが行われています。

「はさかけ」に下げられた稲穂。「絶対に天日干しの方がうまいって」と地元の人は口をそろえる。
「はさかけ」に下げられた稲穂。「絶対に天日干しの方がうまいって」と地元の人は口をそろえる。

周辺にはブナなどの広葉樹の森が広がり、カモシカやギフチョウなどが生息しています。きれいな水がわき出る場所などにはクロサンショウウオもいます。

高齢者だけの世帯も増え、子どもの数は減るばかりなので、将来的にどのような集落になっていくのかが村人の関心事となっています。

栃窪集落の情報は以下にもあります。
http://shiozawa.wschool.net/showindex.php?lang=ja&genre=7