「草刈りアート」キャンパス整備が始まりました

7月17日に開催される「第4回棚田草刈りアート日本選手権大会」に向けた準備が始まっています。

 

朝6時頃。霧の中での作業となりました。
朝6時頃。霧の中での作業となりました。

「棚田草刈りアート日本選手権大会」の集落外参加者用のキャンバスを用意するため、5月31日早朝6時前から同大会実行委員7人で草刈り作業を行いました。
早朝6時、標高500メートルにある栃窪集落は、80メートルほど先は見えない霧の中でした。作業をしているうちに序々に霧が晴れ、眼下にまだ若々しい田んぼが広がりました。

7時過ぎには予定していた5区画の整備を終えました。

朝6時半過ぎ。霧が晴れて眼下に鮮やかな緑が広がりました。
朝6時半過ぎ。霧が晴れて眼下に鮮やかな緑が広がりました。

アートが映えるいいキャンバスを作るためには、固い草を茂らせないように事前にこまめに草刈りすることがポイントだということで、昨年の1回から2回に事前の草刈りを増やします。

草刈りアートへのエントリー、まだ間に合います!関心のある方はご一報ください。
TAPPO事務局
025-782-5103
tappo@ecoplus.jp

「第4回棚田草刈りアート日本選手権大会」の詳細はこちらをご覧ください。
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=967

20 people enjoyed the culture and life in Tochikubo at the “ABC in a rice paddy” program.

A total of 20 people, including company workers, students, and families from various countries,visited Tochikubo, Niigata Prefecture from Tokyo metropolitan area. They enjoyed walking around the area and rice planting over the weekend.
The holiday agricultural project, ABC in a rice paddy, was held on 21 and 22 of May. It is a series of programs throughout the year, and this time, the first occasion of the year, was about rice planting.
On the first day, participants went for a walk in Tochikubo area with a villager, FUEKI Akira. From the centre of village to the top of Mt Taru, 736m, they enjoyed encounters with varieties of mountain vegetables and some rare wildlife. Although it was summer-like hot, they managed to reach the peak and one participant said \”When I stood at the top and saw how far we have come, I felt that I had achieved something\”.
After coming back from the mountain, they had a lecture and learned about the different types of rice seedlings, process of rice farming without any chemicals and pesticides, history and current challenges of rice farming in Tochikubo.

 

A snap from bird watching session in the early morning. Local children also joined it and enjoyed together.
A snap from bird watching session in the early morning. Local children also joined it and enjoyed together.

On the second day, early in the morning, most participants and some locals joined a bird watching session by FUKASAWA Kazuki. Despite of poor visibility due to mist and rain, his knowledge helped participants have a great time. At the very moment he talked about the sound of rare bird species, Akashobin (ruddy kingfisher), participants actually heard it. Whenever someone or Fukasawa found wildlife such as frogs, salamanders, and insects in the water, he provided an instant lecture about the features and ecosystem of them.
Rice planting began, having waited for the rain to calm down. It was well-supported by locals as participants learned a traditional way to band rice plants with straws, and planted them. They went into a rice paddy together with baskets filled with bunches of rice seedlings.

 

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After rice planting. People from various countries participated in the program.

At lunch time, a group formed by local women called \”Kaachanz\” (Team-mothers) served miso soup with lots of local vegetables and dried fish. Everyone appreciated the soup as it warmed up their cold body from inside. Many people went into the kitchen to have the second of the miso soup.
Participants continued planting rice in the afternoon, and managed to finish the whole paddy around 2:30. They got a compliment from a local person on how straight they could plant.
Thanks to the knowledge and skills of local people, ABC in a rice paddy in 2011 has been kicked off!

20人が新緑の山里を楽しむ ー 田んぼのイロハで

首都圏の会社員や学生、外国人家族ら20人が、南魚沼市栃窪地区で散策や田植えを楽しみました。
2011年度の休日農業講座「田んぼのイロハ」第1回田植え編が、5月21−22日に開催されました。

初日は、地元の笛木晶さんとともに、栃窪地域を散策。集落中心部から標高736mの樽山の頂上まで、旬の山菜や栃窪ならではの珍しい生きものを探しながら、歩いていきました。初夏を思わせる暑さにも負けず、頑張って歩いた頂上からの景色には、「ここから自分たちが歩いてきた道を見下ろすと、達成感が湧いてくる!」との声が聞かれました。

山から戻ったあとの座学では、今回使うポット苗とマット苗との違いや、無農薬・有機栽培における稲作の流れ、栃窪における米作りの歴史や今後の課題について学びました。

早朝のバードウォッチングでの一コマ。地元の子どもも一緒になって楽しみました。
早朝のバードウォッチングでの一コマ。地元の子どもも一緒になって楽しみました。

2日目は、早朝からバードウォッチングへ。あいにくの雨で視界が悪かったものの、講師の深沢和基さんの豊富な知識で、アカショウビンの「キョロロロー」という鳴き声を聞いたり、カエルやイモリ、ミズカマキリなどをその場で見つけ、それぞれの生態系や特徴について教えてもらうことができました。

降り続いた雨が落ち着くのを待ってから、田植えを開始。参加者は、地元の人から7、8本の稲の苗をワラでまとめる技を習いました。その後、苗の束を入れたカゴを腰につけて、田んぼに入っていきました。

昼食には、地元の方々が用意してくれた地域の山菜とニシンを使った具だくさんのおみそ汁が登場。その温かさが、冷えた体にはとてもうれしく感じられました。おいしいおみそ汁は次々とおかわりされていました。

田植え後の集合写真。国際色豊かな参加者たちが集まりました。
田植え後の集合写真。国際色豊かな参加者たちが集まりました。

昼食後にも、皆で田植えに取り組み、14時過ぎには1.3反の田んぼ全てに苗を植えることができました。地元の人からも、真っ直ぐに植えられている苗を見て、「年々、上手になっているね」とのおほめの言葉。

地元の人の知恵や技に支えられながら、今年も無事にイロハ田んぼはスタートを切ることができました。

雪が残る栃窪集落で春の恵みを満喫

2011年5月7日、新潟県南魚沼市栃窪集落で、透き通った青い空のもと、栃窪の春の恵みと暮らしを体験する「山菜講座」を行いました。
5月7日、20人が自然豊かな栃窪集落で、山菜などの春の恵みを楽しみました。参加者は、首都圏や新潟県内の都市部に加え、新潟県や長野県の山村部からも集まりました。

新緑を楽しみながら、休耕田にたくさん出ていたコゴミを採りました
新緑を楽しみながら、休耕田にたくさん出ていたコゴミを採りました

午前中は、栃窪のシンボルである樽山(たるやま・736メートル)の麓に出かけ、山菜採りをしました。透き通った青空、木々の初々しい芽吹き、淡いピンクの花をつけた山桜、そしてまだ残る白い雪。田んぼのあぜにはフキノトウが顔を出し、休耕田はコゴミ畑となっていました。カエルの鳴き声もあちこちから聞こえ、冬眠明けでゆっくりと動くヘビの姿もありました。参加者は雪どけが遅い今年ならではの「春」の様子を楽しみつつ、袋いっぱいに山菜を集めていました。

散策後は、栃窪の女性たちのグループ「栃窪かあちゃんず」のみなさん特製の山菜ランチ。天ぷらやゴマ和えなどの定番メニューから、アサツキとチーズを餃子の皮で包んで揚げたアイデアメニューまでがテーブルにずらりと並びました。参加者からは「このゴマ和えはどうやって作るのか」などの質問が出され、かあちゃんずとの会話が弾んでいました。

ひとつひとつの山菜について丁寧に教えてもらいました
ひとつひとつの山菜について丁寧に教えてもらいました

昼食の後は、採って来た山菜を広げて、食べてはいけないものがないかを講師の健作さんに判定してもらいました。その後の今日の感想の交換会では、さまざまな地域から集まった人たちから多様な感想が出されました。

参加者からは以下のような感想がありました。
・食べられるもの、食べてはいけないものが聞けたのは良かった
・フキノトウに白っぽいものと黄色っぽいものがあるのは気づいていたが、味に違いがあるとは初めて知った
・米粉で揚げたてんぷらはカリカリしておいしかった
・夫に連れられてきたが、子どもの頃以来の山遊びは楽しかった
・当たり前のようにフキノトウをはじめ、いろいろな山菜が歩いているだけで見られたことに感動した
・新緑と雪山のコンストラストが美しかった
・私の集落は四方を山で囲まれた場所。栃窪は開けた場所ですがすがしく気持ちがいい。もっと散策してみたい
・神奈川県でふれあい自然塾をしているが、もっと地元に根を張った活動にしていきたいと思った