地元若者チームが優勝ーー棚田草刈りアート

新潟県南魚沼市栃窪集落で、7月17日に第4回棚田草刈りアート日本選手権大会が開かれ、地元栃窪集落の若者たちで作る「チーム自販機」が優勝しました。
2011年7月17日に、恒例となった棚田草刈りアート日本選手権大会の第4回大会が開かれました。

アーティストとして参加したのは、26組60人余。集落内はむろん、北海道教育大学の学生片桐祥子さんや、東京のデザイナー宮部浩司さん、長岡造形大学の学生19人、地元南魚沼市役所の職員チームなど、多様な顔ぶれでした。

優勝したチーム自販機の作品「命の絆〜世界で心を 1 つに〜」。大きな世界地図を配置したダイナミックな構成でした。
優勝したチーム自販機の作品「命の絆〜世界で心を 1 つに〜」。大きな世界地図を配置したダイナミックな構成でした。

朝8時からの開会式に続いて、各地で一斉に草刈り機が始動。地元代表者らからなる審査員と、一般観覧者のうちすべての作品を見たギャラリー審査員の得点合計で、優勝には地元若者による「チーム自販機」が選ばれました。

19歳から24歳までの男子メンバー4人からなる自販機は、東日本大震災を念頭に、世界地図を中央に置いて「命の絆、心を1つに」と描き上げました。

昨年度は、参加最長老が優勝したのと対照的に、再若手が優勝するという画期的な結果でした。

昨年に引き続き参加した長岡造形大学のみなさんの作品。右側にトキの頭が描かれている。
昨年に引き続き参加した長岡造形大学のみなさんの作品。右側にトキの頭が描かれている。

2位になったチーム同級生の作品「手からあふれる自然」は、背景となった栃窪の山々を、まるで仏様が慈しむかのような優しい手の形を描き、「借景」を活かしたとも言える立体感のあるアートとなりました。

作品はお盆のころまで鑑賞していただけます。

今年度からはフォトコンテストも実施しています。
草刈りアート」をテーマとし、 栃窪集落一帯で写された作品なら何でもかまいません。ご応募下さい。

【応募規程】
・応募作品はモノクロ、カラーいずれも、六つ切プ リントとします。1 人 5 点まで。
・応募いただいた写真などは返却いたしません。
・提出先 「TAPPO 南魚沼やまとくら しの学校」(025-782-5103)