(09年第3回報告)1反以上の草取りを完了

親子連れなど7人が、2009年6月13-14日に、南魚沼市栃窪地区で地元のみなさんと田んぼの草取りを学びました。(09年の第2回は田んぼの状態により中止しました)

 

地元のみなさんも加わった10数人が一斉に田んぼの中で草取りを展開しました。
地元のみなさんも加わった10数人が一斉に田んぼの中で草取りを展開しました。

2009年度の休日農業講座「田んぼのイロハ」の第3回講座が、6月13-14日に開かれました。
参加したのは、首都圏の学生や社会人、親子連れなど7人。

初日は、地元の笛木健作さんを講師に、地域散策と座学を実施。住宅脇の斜面から出てくるわき水が、小さな水路を通って集ってため池に流れ込み、そこからパイプラインを通じて棚田に順番に配られていく、田んぼの水の仕組みを実際に歩きながら学びました。

座学では、イネが雑草や害虫とどのように競合しながら育っていくかを聞きました。

草取りに使われる「除草機」を押す、田んぼのイロハの参加者のみなさん。
草取りに使われる「除草機」を押す、田んぼのイロハの参加者のみなさん。

2日目の14日は、霧雨の中での草取りに挑戦。午前9時ごろに田んぼに入って、手押し車で雑草を田んぼの泥にすき込む方法を学んだり、両方の手のひらを広げてくまでのようにして草をかき集めたりする方法を実際に体験しました。

1回目のイロハ講座で苗を手植えした田んぼは、苗がまっすぐに植わっておらず、手押し車がうまく進まないところがあります。植わったイネを押し倒したりしながら、悪戦苦闘と続けました。両手を使った除草も腰が痛くなる重労働です。

除草剤を投げ込めば、細かな雑草の発芽を抑えられるのですが、完全無農薬栽培を目指すイロハ田んぼでは、雑草は次々と芽を出しています。参加者は「これは本当に大変な作業」といいつつ、霧に包まれた棚田の幻想的な光景の中で作業を続けました。