畑見学と栃窪ランチ第2弾

今育っている野菜について実際に見たり食べたりしながら教わり、その後畑の脇でお昼ごはんをいただきました。普段は野菜をあまり食べない子がキュウリ漬けを1本まるごと食べ、その後畑の大根を…

 「カボチャの葉のクキも食べられる」実際にみんなで食べてみました。お味もなかなか。
「カボチャの葉のクキも食べられる」実際にみんなで食べてみました。お味もなかなか。

畑に到着すると、すぐ手前のうねから大きな葉をつけたカボチャのツルが四方八方に広がっていました。みんな早速そのツルの所へ見に集ります。花もついていて、雄花と雌花があることや、虫が受粉を手伝ってくれること、近くにナマス瓜を植えるとカボチャが負けてしまうこと、いいカボチャはオシリがしまっていることなど教わりました。

そして時間は12時、おまちかねの昼食です。今回は畑でいただきました。
・笹の葉で巻いた塩むすび
・キュウリと青じその冷や汁
・キュウリまるごとの漬け物
・トマト・タマネギ・ズッキーニがどっさりのせてある鶏唐揚げの南蛮漬け
・ミズ(山菜)のおそうざい2品
・大根の梅しそ漬け
・プラム(これも別の畑から)
・蒸しプリン
今回も大好評!参加者のふりかえりコメントで「どの野菜も味が濃い」「普段はそんなに野菜を食べない子どもがパクパク食べてビックリした」などの感想が聞かれました。

 塩むすびと、どっさり野菜がのった鶏の南蛮漬け。お米はもちろん、野菜全部が祐子さん作。
塩むすびと、どっさり野菜がのった鶏の南蛮漬け。お米はもちろん、野菜全部が祐子さん作。

その野菜をパクパク食べてくれた子は、その後畑で思わず大根を引き抜いてしまいました。祐子さんは「どうせならもっと大きいのを抜こう!」と、大きな大根を一緒に引っこ抜きました。そしてとても誇らしげにVサインで写真を撮りました。
でもその後、彼は大根が気になって気になって、帰るときも大根を気にしていました。
もしかして彼の野菜に対する気持ちが、少し変わったかもしれません。

ジャングルの向こうには・・・

 「ジャングルのような」と聞いて行かずにはいられなくなった参加者たち。
「ジャングルのような」と聞いて行かずにはいられなくなった参加者たち。

斜面の1部である祐子さんの畑の、畑以外の部分。それは約3mに成長したカヤや雑木がごちゃごちゃに生えたジャングルです。「このジャングルみたいなところを越えるとワラビが生えてる場所があるんだけど…あんまり草がすごいから…」祐子さんが控えめに言うと、参加者からは「行ってみたい!!」。全会一致で可決しました。
カヤや笹をかき分けたり、木の枝のトンネルをくぐったりしながら進むこと10分。視界が晴れて、カヤだけの原っぱにたどり着きました。向かいには杉林もあり、10分ほど自由に行動することにしました。祐子さんに習ってカヤの茂みに分け入ってワラビを採る人、林の中を散策する人、生き物を探す人。それぞれに過ごした後、畑へ戻りました。

「こんなにいいワラビを採った!」と自慢し合います。
「こんなにいいワラビを採った!」と自慢し合います。

研修会内容

613-l地球市民アワード 大人リーダー研修会
日時:平成20年6月6日(日)13:00-17:00
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 研修室
講師:高野孝子

【1】地球市民アワードの概要
地域に根差した活動をする子どもたちへ向けた「教材」ではなく「提案」であり、「社会」「自然」「文化」の3分野が、互いに切れた体験ではなくつながりを持った体験となるよう工夫されている。

その第一ステップが今回の「大人リーダー研修会」が対象としている【大地賞】である。【大地賞】修了後は、【風賞】、そして現在考案段階にある【光賞】へとプログラムがステップアップしていく。

【2】持続可能な社会
「持続可能な社会」という言葉から連想出来る事柄に関して、参加者より以下のキーワードが挙がった。
*ゴミが少ない社会
*循環が出来ない
*化石燃料に頼らない
*無理がなく、誰でも出来る
*共生・多様性
*世代を越えて、つながって
*つながり:地域や自然、異なる価値観

また、現在進行中の環境問題として、
+地球温暖化  +食糧危機
+ゴミ     +大気汚染
+砂漠化    +人口問題(多い、少ない)
+水不足    +政治
+経済
などの例も参加者より挙がった。

→こうした概念や現実に子どもたちに気がついてもらうことが重要。
→そのためには、子どもたちの自主的な活動に加え、大人が少し手を差し伸べて視野を広げてあげる必要性がある。

こういった意義・目的は、「地球市民アワード」のネーミングにも表れており、地球規模の視野を持つ、と共に実際に動く場所は地域である、という意味を込めて『地球市民アワード』と決定した。

【3】具体的な手法について

子どもが主体とは何か?
→自分たちは○○をやりたい!
大人が主体とは何か?
→○○がいいから○○をしなさい!

614-l 大人が主体となる活動は、しばしば“やらせる”ことによって達成を強制させてしまう可能性がある。その結果、子どもたち自身の意志とは無関係に正解が何かを探す子どもになってしまう。一方、子どもが主体となる活動では、子どもたちの自主性が活動の源となる。また、大人リーダーは「ファシリテーター」の役目を担う。

◎ファシリテーターとは・・・
“ファシリテーター”とは、語源であるfacilitate(手助けをする、容易にする)からもわかるように、人と人をつなぐ役割だったり、進行役だったり、何かを促進させる役割を果たす。案内役を意味する“ガイド”や、スキル等の指導者にあたる“インストラクター”とは異なる。
「地球市民アワード」は、子どもたちの自主性や選択を大切にすることを前提に子どもたちの学びを促進し、引き出す、という意味でこの”ファシリテーター”という言葉がニュアンスとして近いかもしれない。

またそのためには、大人による「動機づけ」が大きな意味をなす。

◎動機づけとは・・・
動機付けとは、子どもの自主性を引き出すためのサポートである。

主体が子ども:〔ハプニング型〕↔〔マニュアル型、シナリオ型〕(反対語)

子どもが主体となると、その活動や結果にはマニュアルは存在しないので、ハプニングも想定される。
→大人がハプニングを許容することも必要
→ハプニングのプロセスを大切にする
→そこから何らかの学びを引き出してあげる

これらは広い意味での「動機づけ」と言える。

よい学びとは、多角的に観察し想像することで、大人側のある程度の寛容さが必要である。あらゆるハプニングを想定して準備を万全に行なっても、時にはその全てを捨てなくてはならないときも出てくる。
これを、自由に学びを引き出すという意味で「教えない教育」と表現する。

その具体例として、「3Hモデル」という手法がある。3Hの“H”は、
1)Head(知識)    2)Heart(情、感動)    3)Hand(物を作る)
である。総合的にこの三つの“H”がバランス良く含まれるようにな手法を工夫し、学びをを深め、引き出すことが大人リーダーの役割である。

◎振り返りとは・・・
何か活動を行なったら、振り返りを行なうことがとても大切である。自分の体験を言葉にしてみんなで分かち合い、活動を客観的にひもといて整理することで、次の行動に繋げることが出来る。

ここでの大人リーダーの主な役割は、子どもたちの発見を引き出すことや、「自然」「社会」「文化」の3つ分野のつながりに気づかせることである。
その際に、子ども側から疑問や質問を呼び起こすことは次の学びにつながるだろう。

【4】地球市民アワードの実際の進め方
大地賞の流れ、および進め方は以下の通りである。

1)活動する子どもたちのグループを作り、活動計画を練る。
2)アワードプログラム事務局に参加登録証を送る。
3)事務局から受けたIDで「地球市民アワード」専用のウェブサイトにアクセスし、「自然」「文化」「社会」の活動記録をそれぞれ書き込んでいく。また子どもたちは記録ノートに活動内容を記録していく。
4)振り返りを整理して「ふりかえりシート」に記入し、必要に応じて大人リーダーのサインをもらう。
5)学んだこと、感じたことなどについて発表を行なう。
6)まとめの振り返りを行なう。
7)アワード発行申請書を事務局に送る。
8)アワード(修了証)が届いたら、授与式を行なう。
活動の例)以下の活動は「自然」「文化」「社会」のどの分野に当てはまるだろうか?
☆ 図書館で仕事体験・・・社会
☆ 紙すきハガキ作り・・・文化+社会
☆ 万華鏡作り・・・文化+社会+自然
☆ 清掃工場見学・・・社会
☆ ぶどう狩り・・・文化+社会+自然?
☆ マスつかみ、カブトムシとり・・・自然?

以上のような具体例からも、3つの分野は互いに関係しあっていて、一概に分類することが出来ないことが分かる。
また、養殖されているカブトムシをつかまえることは果たして「自然」の活動なのか、ということに対して疑問が挙がるかもしれない。しかし、「養殖である」という事実を大人リーダーが説明してあげること、「なぜカブトムシが養殖されているか」などの疑問を子どもたちに投げ掛けてあげることも、学びを引き出し、次につなげていく大切な要素になりえる。また、子どもたちの世の中で起きていることを想像する力を養うことも出来る。

【4】大人リーダー研修会を振り返って
参加者の意見・感想
●様々な可能性、枠が定まっていない視点が存在して面白い。なんらかの形で反映させていきたい。
●子どもの活動だけでなく、大人同士での活動、会社の経営活動にも活かせそう。
●少人数や一人でも出来る、親子で出来ることが良いと思った。小学生や中学生だけでなく、大学生ももっと関心を抱いて取り組んでいけたらいいと思う。
●子どもたちにとって、この「アワード」自体が魅力的な動機づけななるのかもしれない。
●今日の研修会を通して、自分自身の振り返りにもなった。

以上

地球市民アワードプログラムの研修会を行いました。

これから、各地で子どもたちの活動が始まりそうです。

研修会の様子
研修会の様子

7月6日(日)13:00-17:00、オリンピックセンターで研修会を行いました。

高野から、プログラムの概念、持続可能な社会作りの教育のコンセプト、体験活動やふりかえりの大切さの説明の後、実際にどう活動ができるか、参加者のみなさんから意見を出してもらいました。

地球市民アワードプログラムの概念を説明する高野孝子
地球市民アワードプログラムの概念を説明する高野孝子

「近所や親戚の子どもと始めてみたい」、「体験の大切さを改めて感じた」、「可能性が広いと感じた」などの感想が参加者から寄せられました。

地球市民アワードプログラムの研修会を行いました。

研修会の様子
研修会の様子

これから、各地で子どもたちの活動が始まりそうです。

7月6日(日)13:00-17:00、オリンピックセンターで研修会を行いました。

高野から、プログラムの概念、持続可能な社会作りの教育のコンセプト、体験活動やふりかえりの大切さの説明の後、実際にどう活動ができるか、参加者のみなさんから意見を出してもらいました。

地球市民アワードプログラムの概念を説明する高野孝子
地球市民アワードプログラムの概念を説明する高野孝子

「近所や親戚の子どもと始めてみたい」、「体験の大切さを改めて感じた」、「可能性が広いと感じた」などの感想が参加者から寄せられました。

研修の詳しい内容は、後日アップさせていただきます。

バイカモやダルマガエルがいる「清水端」

7月3日、前回の生き物プロジェクトでもたくさんの生き物を観察できた「清水端」へ行ってみると、バイカモが花を咲かせていました。

 

 バイカモ(梅花藻)。梅の花のようなかわいらしい白い花が、濃い緑の葉に美しく映えます。
バイカモ(梅花藻)。梅の花のようなかわいらしい白い花が、濃い緑の葉に美しく映えます。

バイカモはキンポウゲ科の多年草で、冷たい流れのある川の中などで群生しています。
イメージでは富士山麓の湧水が流れる川のようなところで咲いている感じですが、栃窪では民家のすぐ裏(1年前雪の重さでつぶれてしまった古民家の跡地)に、当たり前というように咲いています。集落の人も、特に気にして「あそこに咲いているぞ!!」というふうでもありません。

そんなバイカモは、実は植物レッドデータブックに登録され(http://www.rdbplants.jp/)、日本の各地で絶滅に瀕しているとされている植物なのです。

日本自然保護協会常勤理事の横山氏は、栃窪の自然の素晴らしさとは、こうした貴重な動植物が特別扱いされることなく、あるがままにある、ということではないかとおっしゃいました。

 トウキョウダルマガエル。正面から見ると、ご覧のように背中が三角に盛り上がっており、おむすびみたいな形をしているのが特徴です。
トウキョウダルマガエル。正面から見ると、ご覧のように背中が三角に盛り上がっており、おむすびみたいな形をしているのが特徴です。

バイカモが咲いている場所の近くにいくつか溜め池があり、同じく絶滅する恐れがあるとされているトウキョウダルマガエルがいました。彼もまた、特別な意味など持たずに、普通にそこで暮らしているようでした。
そんな景色が、何気ないままにずっと続いていくことが、「持続可能な社会」というものなのだろうなぁ、と思いました。

栃窪の暮らしの知恵がつまった食卓

6月29日、集落の某お宅へお邪魔して来ました。OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

7月24日(木)ー25日(金)にここ栃窪で「元気なへき地ネット」第1回大会(http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=8&aid=577)が開催されます。

お邪魔したのは、この大会を盛り上げようと地元のごっつぉ(=ごちそうのこと)で応援してくれる、頼もしい「おかあさん」のお宅です。

「味見」の名目のもとにズラリと並べられた、なんともぜいたくな「ごっつぉ」の数々。
ワラビの漬け物のフルコース、ウドの味噌漬け、青梅の砂糖漬け(エキスは上品な飲み口の梅ジュースに)、山椒の入った味噌豆、かぐら南蛮の味噌漬けおにぎり。

そしてこれらの「ごっつぉ」をもり立てる素晴らしい器。古き良き「食」と「器」のコラボレーション。お茶の器は湯のみではなく盃で、茶托もまた盃というコーディネイトも素敵でした。

「元気なへき地ネット」の隠れた見所のひとつをご紹介しました。

サワグルミ

沢沿いに生えるからサワグルミ。でも食べられないそうです。
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その名のとおり、日本全国の沢や山間の湿ったところに生える木です。このぶら下がっているものが花です。栃窪でも沢の脇などによく見られます。

よく見るとなんだかピアスみたいでかわいいなと思って、みなさまにご紹介したくなった次第です。

元気なへき地ネットゲスト紹介

7月24−25日元気なへき地ネット第1回大会
ゲスト紹介です。
[ゲスト・参加団体紹介]
〈総合コメンテーター〉
江口歩さん
新潟のお笑い集団NAMARA(ナマラ)の代表。NAMARAは、1997年に立ち上げられた全国初の地方お笑い集団。小中学校の総合学習、介護福祉の研修会、新潟市長選候補とのトークショーなど、お笑いならではの発想力で様々なジャンルと融合を仕掛け、全国的にも珍しい活動が注目を浴びている。
http://www.namara.tv/index.html
〈参加団体〉
◎きらり水源村
熊本県菊池市で、菊池東中学校跡地を活用し「きくちふるさと水源交流館」を2004年より運営する。地域に残る伝統文化や生活技術、豊かな森と水に囲まれた自然を「子どもや孫、そのまた孫に!」が合い言葉。かつての学び舎を拠点とした「地域づくり」「グリーンツーリズム推進」「次代の担い手づくり」を通じて、持続可能な社会モデルを広く世界に発信する。
http://www.suigen.org/index.html

◎霧多布湿原トラスト
北海道厚岸郡浜中町、北海道東部の太平洋に面して広がる霧多布(きりたっぷ)湿原を見下ろす高台にあるセンターを拠点に、湿原保全活動を展開。「2007年環境省エコツーリズム大賞」で大賞を受賞する。エコツアーや地域貢献活動との連携により、トラスト活動がエコツーリズムとしてより深く、より大きく展開されている点が評価されている。
http://www.kiritappu.or.jp/

◎くりこま高原自然学校
宮城県栗原市栗駒で、1995年から平和で豊かな暮らしを創る人づくりと社会づくりを目的に、山村留学やキャンプ、WWOOFなどを展開。6月14日の岩手宮城内陸地震で被災し、退去した町で分校を開始。現在は、被災地復興のための総合的な機関「くりこま耕英復興プロジェクト運営委員会(仮称)」 の設立に向けて中心的に動いている。
http://kurikomans.com/

◎グリーンウッド自然体験教育センター
長野県下伊那郡泰阜(やすおか)村で、山村留学 暮らしの学校「だいだらぼっち」を20年前から運営する。卒業生は300人以上に達する。教育を目的とした山村留学を展開。単に自然環境を学ぶだけにとどまらず、暮らしと関わるすべての環境問題をテーマにした「環境教育」を推進する。
http://greenwood.or.jp/index.htm

◎たかはた共生塾
山形県高畠町を拠点に有機農業に関心のある人を中心とした学習集団。「共に学び、共に育つ」がモットー。1973年から有機農業運動に取り組み、今では全国に有機農業のメッカとして知られている。1992年には「まほろばの里農学校」を開校。有機農業への研修生や修学旅行生、大学のゼミ生などを、年間1000人以上引き受けている。
http://www.takahata.or.jp/user/sansan/syukai.html

◎TAPPO 南魚沼やまとくらしの学校
新潟県南魚沼市栃窪集落にて、地域とNPO法人エコプラスの共同プロジェクトとして2007年設立。TAPPO(たっぽ)は、南魚沼の方言で「田んぼ」を意味することに由来する。地元のお年寄りから子どもたちまでが指導者となり、外部の人々とともに学び合う「地域まるごと自然学校」を目指す。
http://tappo.ecoplus.jp/

◎やんばるエコツーリズム研究所
沖縄県国頭村安田(くにがみそんあだ)集落を拠点にエコツーリズムを展開。エコツーリズムは、環境教育の内容を含んで成り立つ観光であり、市民に対する環境教育がバックボーンに無ければ成立しないと考える。お客様へ自然の素晴らしさを伝えると共に自然環境の保護・保全が地域活性化につながることを確信し、活動を続ける。
http://www.ocvb.or.jp/card/ja/0011040100.html